山崎直子が語る「約束の宇宙」宇宙飛行士が必ず行う”伝統”とは

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みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪

現在公開中の映画「約束の宇宙」のスペシャルアンバサダーを務める、
宇宙飛行士の山崎直子さんに映画の見どころについて伺いました!

女性宇宙飛行士をテーマとした映画のストーリーと、
山崎直子さん自身の経験を照らし合わせながら家族や
同僚との本当にあったエピソードにも迫っていきます。

 

どうぞ、最後までお付き合いください!

 

 










全く泳げなかった矢野顕子が泳げるようになった理由は”宇宙への挑戦”

 

 

山崎直子さんには2001年に宇宙飛行士に認定され、
2010年には実際に宇宙で過ごされた経験があります。

今から、ちょうど11年前のことです。

当時は、15日間宇宙に滞在していました。

ミッションは、組立と復旧。

実は、当時野口聡一宇宙飛行士も宇宙に滞在していて
日本人が二人同時に宇宙に滞在することは初めてのことだったんです!

そのことが、とても話題になりましたよね。

みなさんの中で、記憶に新しいと思っている方も
いらっしゃると思います。

話は少し逸れますが…

坂本美雨さんのお母様、矢野顕子さんは宇宙が好きで
宇宙飛行士に憧れているそうです。

矢野顕子さんは現在60代。

にも関わらず、ここ10年くらいで宇宙への執着とも
言えるほどの興味を示していました。

それをSNSで見た坂本美雨さんは、とても驚いたといいます。

ですが、矢野顕子さんの宇宙愛はこれだけでは終わりません。

というのも…

全く泳げなかった矢野顕子さんですが、
宇宙に行くことを前提にトレーニングを行った結果…

 

泳げるようになったんです

 

そのとき、坂本美雨さんは矢野顕子さんが
“本気だった”ということを悟ります。

きっと目標達成するだろう、と坂本美雨さんは推察しています。

新しいことに挑戦する人を見ていると、
こちらもなんだか勇気をもらいますよね。

それに、60代になっても新しいことに挑戦し続ける
そのチャレンジ精神は素晴らしいと思います。

どうしても、年齢を重ねてしまうと諦めや固定観念が
邪魔をして新しいことに挑戦しなくなってしまいます

若い頃ならまだしも、年齢を重ねるにつれて
「こんなことできるわけない」と挑戦せずに
諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。

ですが、矢野顕子さんだけでなく何か新しいことに
挑戦している人を見ていると、いくつになっても
勉強なんだなあと思います。

固定観念や思い込みは取っ払って、新しいことに挑戦する
いうのも大切なことだと私は思いました。

 

 



4月16日から公開の映画「約束の宇宙」の主人公は女性宇宙飛行士

 

 

さて、話がだいぶ逸れましたが…
話をもとに戻しますね。

 

女性宇宙飛行士を描いた「約束の宇宙」という映画が
4月16日から公開
されています。

山崎直子さんは、この映画の主人公と同じ立場で
活動していらっしゃいました。

この映画は、フランス人宇宙飛行士の女性が一人親で
7歳の娘の子育てをしながら訓練を積んでいく。

そして、宇宙に行けるのだろうか?と宇宙に挑む物語です。

山崎直子さんは、この映画に大いに共感したところがあったそうです。

親子関係には、様々な葛藤がありますからね。

まさに、お互いぶつかり合いながら葛藤しながら乗り越えていく
そんな物語です。

この映画の題材は宇宙飛行士であり宇宙なのですが、
テーマとしては普遍的なもの。

私達の誰もが何かに葛藤しながら、悩みながら生きています。

完璧な親も、完璧な宇宙飛行士もいない
それで日々成長していくことが良いんだよ、ということを教えてくれる。

それが、「約束の宇宙」という映画です。

映画の中には、このようなセリフがあります。

 

完璧な宇宙飛行士などいない。完璧な親がいないように

 

そのセリフは、とても重要なシーンで出てきます。

山崎直子さんの心にも、そのシーンはとてもしみたといいます。

山崎直子さんの場合は、
宇宙飛行士に認定された翌年に長女を出産。

宇宙に行ったときが、ちょうど長女が7歳だったんです。

境遇を重ね合わせながら見ていたこともあって、
当時のことを思い出しながら見ていたという山崎直子さん。

その当時、娘さんとはどのように向き合っていたのでしょうか?

 

 



熱を出した娘を看病しようとしたら激怒された?

 

 

 

娘さんは7歳なので、
当然宇宙に行くということはわかっていました。

訓練を時々見てきてもらったり、同僚が宇宙に打ち上げられるときに
一緒に打ち上げを見たりもしていました。

山崎直子さんが宇宙に打ち上げられるちょうど1ヶ月前、
娘さんが熱を出してしまいました。

看病をしようとした山崎直子さんですが、
娘さんが突然怒り出して

 

ママ、あっちに行って!

 

と言い出します。

 

「あれっ、なにか悪いことしたかな…?」

 

と思っていると、娘さんからこんな一言が。

 

「風邪がうつったら、ママが宇宙に行けなくなっちゃう

 

7歳のまだ小さい女の子から、そんな言葉が出てくるとは…。

 

それを聞いた山崎直子さんは、子供は子供なりに
いろいろと考えてプレッシャーも感じていたことに気づかされます

 

 



宇宙飛行士が打ち上げ前に必ず行っている”伝統”

 

 

宇宙飛行には、当然リスクが伴います

宇宙飛行士はそれをわかった上で宇宙に行くのでいいのですが、
やはり家族は心配です。

そのため、宇宙飛行士は宇宙に行く前に手紙を2種類残します

1つは、打ち上げが成功した後に渡してもらう手紙。

そしてもう1つは、万が一事故になってしまったときに
後で開けてもらう遺書のようなもの。

当然、そういう事故がないように最善を尽くすのですが、
万が一のときには自分がいなくてもきちんと
遺された家族が困らないように。

そんなことを考えながら、宇宙飛行士は宇宙に行っているんですね。

映画には、実際に手紙のシーンも出てきます。
この手紙は、宇宙飛行士全員が伝統的に書くものです。

女性宇宙飛行士は、世界で何人くらいいるのでしょうか?

今年はユーリ ガガーリンさんが初飛行してからちょうど
60周年になるのですが、宇宙飛行士全体は600名以上。

そのうち、女性宇宙飛行士は60名弱となっています。

 

現在公開中の映画「約束の宇宙」の音楽を担当しているのは、
坂本美雨さんのお父様である坂本龍一さんです。

坂本龍一さんの「Launch」、ぜひみなさんも聴いてみてください!

聴くだけで、宇宙を感じられること間違いなしです。

 

 

 

 



山崎直子が宇宙に持って行った2つの私物は?

 

 

ここからは、「拝啓、なじみたち」というコーナーです。
ゲストの方のプライベートな部分を覗いてみようというコーナーです。

山崎直子さんへの質問はこちら!

 

宇宙に持っていった私物は?

 

スペースシャトルの場合は、
私物を2個持っていくことができる
そうです。

山崎直子さんが宇宙に持っていった私物は、
ちょっとしたオーナメントのようなもの。

これを、記念に持っていきました。

そしてもう一つが、ミニチュアの琴です。

そのままの大きさでは、大きすぎて持っていけません。

そのため、30センチのギリギリ持っていけるサイズに
縮小してもらった琴を持っていったということなんです。

なぜ、楽器を宇宙に持っていったのかというと…

宇宙ステーションの中で楽器を楽しむ人が多い、と
聞いていたからなんです。

しかも、電子ピアノやギターがすでに備え付けられています。

子供の頃に琴を習っていた山崎直子さんは、和楽器の音を
国際宇宙ステーションに響かせたいという思いで、
琴を宇宙に持っていきました。

きっと、初めて宇宙に響いた音色だと思います。

どんな音色だったのか、聴いてみたい気持ちになりました。

キーボードやギターが備え付けられている、宇宙ステーション。
実は、演奏会も行われています。

山崎直子さんと同じ時期に宇宙に滞在をしていた野口聡一宇宙飛行士が、
横笛を持ってきていたこともあり、
一緒に「さくらさくら」を合奏したなんてことも…!

音の聞こえ方は、地上とは全く違うのでしょうか?

 

「全く違うんじゃない?」

 

と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが…

そうでもないんです。

 

宇宙船の中は、1気圧の空気はあるので音の響き方はほぼ一緒です。

ただ、弦楽器の場合は重力がない分振動の仕方が変わるのだとか。

宇宙ステーションにいるときはレクリエーションの時間を
意識してとっていたという、山崎直子さん。

朝から日中、仕事が終わるまでは慌ただしく仕事に追われているのですが、夕食を食べたあとは1時間ぐらい時間があります。

その時間を活用しながら、地球の写真を撮影したり
メンバーで話をしたり、音楽を演奏
したりしています。

 

さて、ここで山崎直子さんからのリクエスト曲をご紹介します。

山崎直子さんがリクエストしたのは、
SEKAI NO OWARIの「Never Ending World」です。

山崎直子さんが最近好きでよく聞く曲、「Never Ending World」。
みなさんもぜひきいてみてください!

 

 

「山崎直子さんがもう一度宇宙に行く可能性は?」

 

との坂本美雨さんの質問に、

 

「私もまたいつか宇宙に戻りたいですね。行きたいです。」

 

と答えた、山崎直子さん。

 

JAXAは退職しているので正規の訓練はできませんが、
自主的に体力づくりは行っているといいます。

 

トレーニングにも色々あるのですが、中でも山崎直子さんが
一番きついと思ったものがあります。

それは、サバイバル訓練

その訓練内容は…

ロシアの雪の中でマイナス20度くらいの温度で2泊3日野宿をしながら
救助隊が助けてくれるのを待つ
という実演をしたり、

救助隊に助けられたあとに、その救助ヘリコプターが
天候悪化のために墜落してしまってヘリコプターの窓から
脱出するというもの。

しかも、夜を想定して目隠しをしての訓練です。

二重、三重にいろいろと考えた訓練に、
山崎直子さん自身も驚いたといいます。

山崎直子さんといたら、何があっても大丈夫な気がしますよね。

現在野口聡一宇宙飛行士が宇宙に長期滞在中ですが、22日に星出彰彦さんが乗った宇宙船が打ち上げられました。

日本人宇宙飛行士二人が対面するというのは、野口聡一さんと山崎直子さんが対面して以来、11年ぶりです。

宇宙からどんな話題が届くのか、楽しみですね。

 

 

 



飛行機に乗る感覚で宇宙に行ける時代が来る?

 

 

山崎直子さんは現在、一般社団法人スペースポートジャパンの代表を務めています。

非営利型の一般社団法人で、自治体やスペースポート、宇宙港に関心を持つ企業と一緒に日本でスペースポートを作ろうという活動をしている組織がスペースポートジャパンなんです。

日本にもロケットを打ち上げる射場はあるのですが、人が行き来できるような宇宙港、スペースポートはありません。

それを日本でつくりたい。

そうすれば、もっともっとたくさんの人が日本からも宇宙に行くことができる

そんな時代になってほしい、と山崎直子さんは話します。

 

このスペースポートは、一般の人向け。

 

飛行機に乗るような感覚で宇宙まで行けるような活動を行っている、ということなんですね。

 

それでは、スペースポート実現に向けて何年ぐらいを目標としているのでしょうか?

 

日本国内で、スペースポートの候補地はいくつかあるのですが…

 

大分空港の場合は、人ではなく小型の人工衛星の打ち上げをすでに始めています。

沖縄のしもじ空港では、国内のスタンドアップ企業が2024年に人を乗せたテスト飛行を行うことを計画している最中です。

もうすぐですね。

宇宙に行ける時代がすぐそこまできている、ということなんです。

宇宙から地球を見ることは、地球を知ることにつながると山崎直子さんは考えています。

宇宙から地球を見るということは、地球を知ることでもあり私たち自身を知ることにもつながる

そう話す、山崎直子さん。

山崎直子さんにとっての宇宙は、ふるさとのようなもの

私たちのいる地球も、もともとは宇宙のかけら、星のかけらでできています。

どこか遠いところに冒険に行くというよりは、ふるさとに里帰りする気持ちで。

そんな感覚で宇宙に行ける日は、遠くない未来に実現するかもしれません。

 



\最後に、山崎直子さんからのお知らせです!/

 

映画「約束の宇宙」は4月16日から公開中です!
ますます宇宙を身近に感じていただければと思います。

 

 

そして、山崎直子さんは日頃から宇宙の情報を発信されています。

山崎直子さんのTwitterもぜひチェックしてみてください!

 

 










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