みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回は、ドリームハートから。
前回に引き続き、劇作家で演出家の鴻上尚史さんをゲストに
演劇についてお話を伺っていきます。
Contents
豪華俳優が勢揃い!「ハルシオンデイズ2020」の舞台はなんと自粛警察!?
現在紀伊國屋ホールで開催中の「ハルシオンデイズ2020」。
これはどのような芝居なのかというと…
ある男が、自粛警察と戦うぞという妄想を持ってしまいます。
それを、カウンセラーが止めようとします。
ある男を演じるのは、柿澤勇人さん。
カウンセラー役には、南沢奈央さん。
そして、そこに飛び込んできて
自分の人生を終わらせたいというふうに盛り上がるのが、
石井一孝さんというミュージカル界の大ベテランです。
そして謎の若い男を演じる須藤蓮さんも絡んでいく…という話です。
カウンセラー役の南沢奈央さんは、鴻上尚史と一緒に
サイエンスZEROに出演していて、とても賢い方です。
俳優の柿澤勇人さんは、ドラマ「未満警察ミッドナイトランナー」や
NHKの朝ドラ「エール」など、ドラマや映画に多数出演しています。
その、柿崎勇人さんのお祖父さん、
実は古典芸能のすごい人だったんです…!
鴻上尚史さんは、茂木健一郎さんに言われて
初めて知ったようで驚かれていました。
柿崎勇人さんのお祖父さんは、一体どれほどすごいのか…。
気になる方は、コチラを参考にしてみてくださいね。
柿崎勇人さんについても詳しくご覧になれます。↓
https://udrpinfo.com/archives/3488
鴻上尚史さんは、柿澤勇人さんとスクールオブロックの
日本版をやることになっていたのですが、新型コロナで中止に。
それで、
「暇になっちゃったよ」
という話をしたところ、
「じゃあ、やる?」
という話になって、「ハルシオンデイズ2020」を
やることになった、ということなんです。
そんな経緯があったんですね。
劇作家、鴻上尚史が考える”良い俳優”とは
ここからは、鴻上尚史さんが思う演劇のあり方について
書いていきたいと思います。
その前に…鴻上尚史さんのプロフィールを簡単にご紹介しますね。
鴻上尚史さんは、1958年愛媛県出身。
早稲田大学法学部を卒業されました。
1981年に劇団「第三舞台」を結成し、
以降、作・演出を手掛けられています。
1987年、「朝日のような夕日をつれて」で紀伊國屋演劇賞を、
1994年、「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞を受賞。
2009年には『グローブジャングル「虚構の劇団」旗揚げ3部作』で
第61回読売文学賞戯曲・シナリオ賞を受賞されました。
現在はプロデュースユニット「KONAMI@network」と、
2008年に若手俳優を集めて旗揚げした「虚構の劇団」で
作・演出を中心としてご活躍されています。
演劇公演の他にも、映画監督、小説家、エッセイスト、
ラジオパーソナリティー、脚本家などなど…
幅広い活動を行っています。
さて…前置きが長くなりましたが、
劇作家・演出家の鴻上尚史さんは、
作者の意図をちゃんと表現できるのが良い俳優だ、と仰っています。
俳優の仕事は、作家の言葉を観客に伝えること。
好感度を上げることや好かれることが俳優の仕事、と
思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、実は違います。
作家が書いたものを、1番素敵な形で客席に届ける。
これが、俳優の大切な仕事です。
その話を聞いて、茂木健一郎さんはNHKの朝ドラに
少しではありますが、出演したことを思い出しました。
出演する前に、鴻上尚史さんの本を買って準備していたのだとか…。
その朝ドラというのが…
花子とアンです!!
私も見ていましたが、残念ながら
あまり記憶にありませんでした…。
花子とアンの最終週に出演したとのことで、
私自身とても驚いてしまいました。
みなさんは、ご存知でしたか?
日本と海外の俳優は全く違う?鴻上尚史も羨むワケとは
鴻上尚史さんは、イギリスのギルドホール音楽演劇学校に
文化庁の海外研修として行ったことがあります。
そのとき、鴻上尚史さんは羨ましいなと思ったことがあるといいます。
それは、基礎レッスン。
日本の場合は、劇団から上に上がっていく俳優が多いわけです。
劇団から上がっていった俳優は、一癖も二癖も、三癖もあって
面白いのですが、日本と海外の俳優の決定的な違いは
基礎レッスンをしっかり積んでいるかどうか。
イギリスやアメリカは、演劇学校で3年間基礎を徹底的に学びます。
演じるとは、一体どういうことか。
演技というのは、どういうアプローチが必要なのか。
それを徹底的に学ぶので、無名の人でも演技が上手い。
日本の場合は、演技が上手い人しか有名になれない、
売れないということなんですね。
基礎をしっかりと学んでいるところがすごい、と
鴻上尚史さんは絶賛します。
鴻上尚史が演劇を始めたきっかけとは
そんなイギリスでの演劇経験を持つ鴻上尚史さん。
早稲田大学在学中にいきなり第三舞台を始めたという
驚きの経歴もお持ちです。
“演劇を始めたのは中学から“と話す、鴻上尚史さん。
演劇を始めたきっかけはなんだったのでしょうか?
鴻上尚史さんは、頭と体、両方使うものはないかと思って
探していたそうです。
ESSや図書部とかに行くと話していることは
まともでも、体は貧弱に見えたといいます。
次に鴻上尚史さんが行ったのは、野球部やバスケ部。
その部員たちは体はがっしりとしていて強く見えたものの、
話していると面白みを感じなかったのだそう。
「喋っても、体を動かしても面白いものはなんだろう?」
と思って探していたら、演劇部に出会った、ということなんです。
作品の上演をめぐって繰り広げられた戦い
鴻上尚史さんは中学生の頃、演劇部で作品の上演をめぐって
戦いを繰り広げていたとの噂が。
実はこれ、噂ではなく本当です。
当時、鴻上尚史さんにはどうしてもやりたい戯曲がありました。
それは、中学で就職する人と高校で就職する人とで
クラスが分裂するというお話。
鴻上尚史さんはこの話を面白いと思って、
「どうしてもやりたい」と演劇部の顧問の先生に
話を持ちかけたのですが、反対されてしまいます。
ですが、鴻上尚史さんはどうしても諦めきれず、顧問の先生を論破。
これで一件落着…かと思いきや、
そこに担任の先生がやってきます。
そして、担任の先生と互角に戦っていたら
今度は学年主任の先生がやってきます。
最後には、教頭先生まで巻き込む事態に…。
結局、鴻上尚史さんのやりたかった戯曲はできませんでした。
その代わりに上演したのがシェイクスピアの「ベニスの商人」。
鴻上尚史さん曰く、
「シェイクスピアの『ベニスの商人』をやりなさいと
押し付けられた」。
それからというもの、シェイクスピアはあまり好きでは
なくなったのだそう。
余程、その戯曲をやりたかったのでしょうね。
そして、鴻上尚史さんは早稲田大学在学中に
劇団「第三舞台」を結成し、芝居にのめり込んでいきました。
当時の演劇界の勢いというのは、凄まじかったようです。
技術が進歩しても人々がアナログな演劇を求めるワケ
現在、「ハルシオンデイズ2020」が上演されています。
人はなぜ、演劇を必要とするのか。
その答えを、鴻上尚史さんは茂木健一郎さんの著書
「クオリアと人口意識」と紐付けて話してくださいました。
この「クオリアと人口意識」を読んで、
鴻上尚史さんは面白いと絶賛されたわけですが…
“AIを追求するのは人間が自分自身を知りたいからだ“
という言葉に感銘を受けたようです。
時代はますます加速していきます。
今や、人間はスマホを手放せなくなりました。
そうなると、時代というのはより速く、より多くの人に、
より正確にという3つの原則がどんどん広がっていく。
鴻上尚史さんは、そう話します。
映画でも、映画館でやるより配信でやった方がいいし、
4Gよりも5Gの方がより正確になる。
その流れの中でいうと、演劇というのは1番アナログなものです。
その、アナログな演劇は私たちに何を教えてくれるのか。
それは、人間の速度=体が納得する速度ということです。
たとえば、あなたがバイトで新しく仕事をするとします。
まず、新しい仕事の手順を先輩から聞きますよね。
そうすると、「わかったね?」と言われる。
「わかったね?」と言われたら、わからなきゃいけないような
気持ちになるのですが、1回教えてもらっただけでは、
あまりピンとこないことも多くて、すぐにテキパキとほ動けません。
失敗したりすることも、もちろんありますし。
それが、”人間の速度は体が納得する速度”ということなんです。
何千年経っても演劇が廃れないのには、
そういう理由があったからなんですね。
身体性と結びついているということは、
逆に言うとAIやデジタルの世の中になればなるほど
むしろ必要である、ということ。
AIが発展してデジタルな世の中になっていくことは、
私たちがスマホを手放せないことからもわかるように、
止めることはできません。
だからこそ、自分の体と向き合うということが
とても大切になってきます。
巨匠の代表作に異議申し立て!?鴻上尚史の演劇論
鴻上尚史さんの出世作ともいえる作品、
「朝日のような夕日をつれて」。
どういうきっかけで、あんな作品の構想が浮かぶのでしょうか?
演劇界ではバイブルと言われている「ゴドーを待ちながら」を
読んだ鴻上尚史さん。
実際に読んでみたらとてもつまらなかったと
感じたところから、創作の糸口は始まっています。
その内容を簡単にご紹介すると…
男性2人が、ゴドーさんという人を待っていました。
ずっと待っているのに、どんなに待っても来ない。
そしてようやく、最後の方になって少年が来て、
「ゴドーさん、来られないって」
と男性たちに伝えに来ました。
それを聞いた男性たちは、「ゴドーさんのところに行こうか」と
言ったのに、なぜか行かないんです。
どうですか、みなさん。
これを読んだ鴻上尚史さんは、
「なんじゃ、これ?」と思ったそうです。
この「ゴドーを待ちながら」はノーベル文学賞を受賞した
ファミル・ベケットさんの作品。
それがつまらない、と断言できるというのはすごいですよね…。
でも、それをもっと面白くしよう!という気概で
演劇の世界を鴻上尚史さんは長年歩いてきた、ということなんです。
その思いは、「スナフキンの手紙」にも現れています。
当時大流行していた映画「天使が瞳を閉じて」を見て、
これもまた”つまらない”と鴻上尚史さんは感じてしまいます。
なかなかの批評家…。
鴻上尚史さん曰く、
「ここで終わるか、お前たち!」。
天使が人間に恋をして、人間になりました。
…で、終わってしまうんですよ?
「えっ、その続きはないの?」と思いますよね?
ないんです、そこで終わってしまっているんです。
人間に恋して、人間になった。
そこで口説いたら、絶対に盛り上がる。
でも、だんだんと退屈になったり別れたりする、なんてことも
ありえますよね。
観客としては、そこを見たい。
人間に恋して、やっとのことで人間になれたのに
その先の物語が見られないって…。
その続きが、すごく気になりますよね。
“そっちが大事なのに”と、鴻上尚史さんは映画に思わず
突っ込んでしまいました。
「ゴドーを待ちながら」も「天使が瞳を閉じて」も、
どちらも巨匠の代表作。
それに対して異議申し立てをするところから、
鴻上尚史さんのクリエイティビティーがはじまっていると思うと、
すごいなあと思わず感心してしまいます。
岸田國士戯曲賞をなかなか受賞できなかった理由
演劇界の芥川賞といわれる、岸田國士戯曲賞。
鴻上尚史さんは岸田國士戯曲賞の候補に毎回
挙がっていたのですが、なかなか受賞することができませんでした。
その理由は、審査員に嫌われたからだそうです。
これは一体どういうことなのでしょうか?
”大きな声では言えませんけど”と前置きした上で、
鴻上尚史さんは当時のことをこう話します。
当時の岸田國士戯曲賞の審査員で演劇界では名の知れた、
とても偉い演劇人に、鴻上尚史さんはパーティーで1度
会ったことがありました。
そのとき、その人に言われたのが…
「俺の目の黒いうちは、お前に賞はやらん」
との一言。
ですが、その人が審査員をやめた次の年に
岸田國士戯曲賞を受賞することに。
「やっぱり、戦ってますね」
との茂木健一郎さんの言葉に、
「結果的にそうなっちゃってますね」
と、鴻上尚史さん。
戦いが好きなわけではないので、敵でも心穏やかに
過ごして欲しいんですけど…と、苦笑い。
違う価値観の人も、互いに認め合って共存していく。
そんな人が少しでも増えたら…と思います。
演出家は孤独な商売?鴻上尚史が考える演出家のルール
劇作家、演出家、作家、そしてテレビのMCなど
多方面で活躍している鴻上尚史さんですが、
ホッとするひとときはどんなときなのでしょうか?
鴻上尚史がホッとするひととき。
それは、夜は仕事や原稿の執筆を終えてお風呂から上がったあと、
寝酒のワインを2杯飲みながらNetflixで映画を見るとき。
昔はよく焼酎を飲んでいたそうですが、
日に日にきつくなってきたので赤ワインを飲むようになったそう。
鴻上尚史さんは、演出家というのは孤独なものだという
考えを持っています。
役者たちは舞台などの稽古が終わったあとに、飲み会に行きます。
ですが、鴻上尚史さんは誘われない限りは飲み会に行かないといいます。
これは、なぜなのか。
それは、「劇団員が演出家の悪口が言えないから」だそうで…。
劇団員には劇団員それぞれの考え方が、当然あります。
納得できないことも、あるかもしれません。
演出家に対して、いろいろ言いたいけど
本人がいるところではなかなか言えない。
鴻上尚史さんが入るとオフィシャルな場になってしまい、
文句も言えなくなってしまうからです。
演出家は、孤独な商売。
ですが、孤独じゃない演出家も中にはいます。
「飲みに行こうぜ」とか、「何で役者同士で集まってるんだ」と
いう人とはあんまり上手くいかないといいます。
ある意味、演劇の責任は結果を含めて全て自分に振りかかってくる。
そして、孤独もついてくる。
そういう職業が演出家、ということになります。
ですが、
「鴻上さん、飲みに行きませんか?」
と言われたら、鴻上尚史さんは必ず付き合います。
なぜかというと、「何か言いたいことがあるんだな」と
いうことがわかるからです。
自分からは「飲みに行こう」とは言わないのが、鴻上尚史さん。
それを言ってしまうと、上司という立場になってしまいます。
それはつまり、権力者になってしまうということです。
断りたくても断れない、ある種のパワハラになってしまうので
鴻上尚史さん自身はほとんど言わないといいます。
誘われるまでは行かない。
これ、会社の上司の方は特に必要な心がけではないでしょうか?
最近増えている人生相談の内容とは
鴻上尚史さんは、人生相談もなさっています。
人生相談を始めてまだ2年半くらいですが、
最近多い相談というのが毒親の問題。
毒親は社会問題にもなっていますよね。
毒親に育てられた子供は、その影響をもろに受けます。
これは由々しき事態です…。
親が自立できず子供にすがって、子供を生きがいにして生きていく。
それだけなら、まだ良い方です。
ですが、問題なのはその先。
子供を生きがいにするどころか、子供を貶めて
自分の立場をあげようとする。
そんな毒親に対する相談が毎月、一定数あるといいますから…
かなり深刻な問題です。
これは、日本の風土だったり同調圧力も大きく
関係していることだと思います。
演劇を教育に!?演劇から学べる大切なこと
それに対して、演劇人だからこそできることは
何か構想されているのでしょうか?
結局のところ、1番大切なことは言葉です。
人間は言葉でコミュニケーションするしかありません。
そういう点で、演劇というのは生きた言葉を扱っています。
たとえば、みなさんがカフェなどのお店に入ったとしましょう。
すると、店員さんが
「いらっしゃいませ 。こんにちは」
とあなたに言いました。
これを聞いて…どう思います?
「えっ…?いらっしゃいませ、こんにちは…?」
と思う方もいれば、
「え?普通じゃないの?」
と思う方も、いるかもしれませんね。
この、「いらっしゃいませ。こんにちは」という言葉に
鴻上尚史さんはダメだしをしています。
それはなぜかというと、そんな長い文章では感情が入らないから。
ここでもう1つ、例を挙げると…
あなたは、スーパーに友達と行きました。
そこで、ようかんを見つけます。
それを見たあなたは、なんと言いますか?
「これ、おばあちゃんが好きだった虎屋のようかん」
なんて、言いませんよね。恐らく。
言うとしたら、
「この虎屋のようかん、おばあちゃんが好きだったんだよね〜」
と、なりますよね。
鴻上尚史さんが声を大にして言いたいのは、
言葉を正しく使うということです。
演劇をやっていると、それがちゃんとわかるということなんです。
そんな鴻上尚史さんが今オススメしたいのは、演劇教育。
現在、中学校では武道とダンスが必修になりました。
ですが、世界的に見るとそれでは足りません。
演劇を必修にしてもいいくらいです。
演劇教育とは言っていますが、これは違う名前でもいいんです。
コミュニケーション教育とか、表現教育とか。
要するに、人とどうやって話すか、
どうコミュニケーションするかということを、
小学校からはじめていった方がいい。
鴻上尚史さんは、そう語ります。
コミュニケーションの1つの学びの場というのが、演劇ということです。
ここで勘違いしてほしくないのは、演劇教育だからといって
学芸会をやることが目的ではないということです。
そうではなくて、言葉の使い方を学ぶのが目的。
言葉の重みというものを理解することが、大切なんです。
言葉は、使い方を誤ってしまえば人の心を深く傷つけてしまう
凶器ともなりえます。
使い方次第で人を励まし希望を与えることもできるし、
逆にその人の、何十年という人生を狂わせてしまうこともある。
それだけ、言葉には威力があるんです。
物語の主人公や役になりきって、自分がどんな感情になるか
どんな気持ちになるのかを体験できる。
それは、普段の授業では学べない貴重な体験になります。
社会問題になっているいじめの問題に対しても、
演劇で役になりきることで、いじめられることのつらさや
ネガティブなことを言われ続けることのつらさというものを
いわゆる疑似体験できるというわけです。
ただ、これはいじめを生まないためにも
しっかりとした演劇の指導が必要。
その点をどうするかが課題になります。
人間同士のコミュニケーションをどう行っていくのか、
誤った言葉の使い方を、どう回復して正しい使い方にしていくか。
その手掛かりとして、演劇表現を教育に取り入れる。
そんなものがあってもいいのではないでしょうか。
鴻上尚史の今後の夢は?
最後に、鴻上尚史さんの今後の夢や挑戦について
伺っていきたいと思います。
鴻上尚史さんの今後の大きな夢は、ブロードウェイか
ロンドンのブエストエンドで芝居をやること。
すばらしい夢ですよね。
甲子園の”優勝”のようなすばらしい作品をつくりたい。
そう話す、鴻上尚史さん。
演劇は本当に素晴らしい可能性を持っているということを、
鴻上尚史さんのお話を聞いて強く感じました。
みなさんは、どう思いましたか?
鴻上尚史さんが仰った、”人と人とのコミュニケーション”という言葉。
そして、そこでの気付きや学びの大切さ。
演劇の実践を通して、その学びをより深めることができる。
そんな演劇に、私たちはもっと触れた方が良いと感じました。
デジタルや人工知能の時代にこそ、体を使った表現が大切で
他者との向き合い方もしっかりと考えなければいけない時期に
来ているのではないでしょうか。
そういうものを演劇から学ぶことは、
とても良いきっかけになるはずです。
演劇の重要性をより強く感じられたお話でした。
これからどんな作品をつくりあげていくのか、
ますます楽しみです。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
現在上演中の舞台「ハルシオンデイズ2020」は、
鴻上尚史さんが手掛けています。
東京では、11月23日の紀伊國屋ホールでの公演が
千秋楽を迎えました。
大阪でも、12月2日、3日の2日間の上演も行われました。
「ハルシオンデイズ2020」の公式サイトでは、
出演者のコメントや舞台について、そして
稽古場レポートなどの情報が満載!
ぜひチェックしてみてください!
http://www.thirdstage.com/knet/halcyondays2020/
次回もお楽しみに…♪