みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
9月23日から公開となった話題の映画「総理の夫」で総理大臣役に挑戦した女優、
中谷美紀さんに映画の見どころについてたっぷりと伺います!
女優の中谷美紀さんと坂本美雨さん、実は出会ってから25年もの親交のある仲なんです。
中谷美紀さんは現在オーストリアと日本を行き来してお仕事をしながら、
オーストリアでの生活をされています。
中谷美紀さんの旦那さんはオーストリアに住んでいるドイツ人、ティロー・フェヒナーさん。
ビオラ奏者でいらっしゃいます。
中谷美紀さんが結婚するというニュースを最初に見たとき、坂本美雨さんは
「ピッタリだな」と思ったそう。
それと同時に、
「あー、美しい!」と思ったのだとか。
中谷美紀さんと旦那さんとの出会いについては、
また後ほどお伝えしますのでお楽しみに!
どうぞ、最後までお付き合いください!
Contents
映画「総理の夫」で中谷美紀が演じた”前例のない”女性総理大臣
中谷美紀さんが出演している新しい映画「総理の夫」が現在絶賛公開中です。
坂本美雨さんはこの映画を一早く見て、”とても面白かった”といいます。
9月23日から公開中の映画「総理の夫」で日本初の女性総理大臣を演じられている中谷美紀さん。
その姿を見て、坂本美雨さん
「ピッタリでした笑」と仰っていました。
総理のファーストジェントルマンを演じているのが、田中圭さん。
中谷美紀さんは日本人初の女性総理大臣、相馬凛子役を演じられています。
「もう本当に、こういう時代がきたな」
と思ったという、坂本美雨さん。
日本初の女性総理大臣は今はさほど遠い話ではないように思いますが、
中谷美紀さんはどのように役作りをしたのでしょうか?
中谷美紀は”日本初”女性総理大臣を演じるうえで何を大切にしたか
海外では国のトップやリーダーに女性就任していることも珍しくはありませんが、
日本ではまだ前例がありません。
いわゆる”ロールモデル”がいない。
「どうしよう…」
と思ったときに中谷美紀さんが参考にしたのは、世界中の女性リーダーたちです。
日本人の女性でいえば緒方貞子さん、海外ではニュージーランドの
ジャシンナさんやドイツのメルケルさんなど、世界中の女性リーダーたちを観察することに。
たくさんの女性リーダーたちの姿を見て中谷美紀さんが学んだことは、
声を張り上げてヒステリックにものを叫ぶだけでは人の上に立てないということ。
いかに怒りを抑えて感情的にならずに淡々とものを、しかもあたたかい心で
伝えられるかということを大切に中谷美紀さんは役を演じています。
「もし中谷美紀さんが本当に総理大臣になったとしたらこうだろうな」
という表情や姿、説得力を坂本美雨さんは映画を見て感じたようです。
”総理の夫”田中圭は「助監督になれるくらい優秀」
中谷美紀さんが演じる凛子は、女性が子育てもしながら仕事も全うできるような
社会を目指した政党のトップに立っています。
さらに、仕事だけでなく映画にはとてもあたたかな夫婦関係も描かれています。
「総理の夫」で描かれている相馬凛子の夫は、
働く女性側からすると”理想の夫”。
食事の手配からからはじまり掃除や洗濯など何でもやってくれて、
しかも包容力のある夫。
疲れて帰ってきた妻を癒やしてくれる夫を田中圭さんが演じています。
中谷美紀さんは、田中圭さんについてこう話します。
「あのね、田中圭さんって…こういう言い方したらすごく失礼なんですけど、人畜無害っていうか笑
すごい失礼でしょ?失礼なんですけど、なんかね、気配を消すんですよ。
邪魔にならないっていったら失礼ですけど…。笑
あの、ずっと構ってなくていい感じっていうんですかね。
監督とかスタッフがみんな、”田中さん、田中さん”ってもちあげなくていい感じっていうんですかね。
すごく…主演なんだけど肩の力が抜けていて人柄も良くて、かつ周囲のことをよく
把握されているのでものすごくよく見えてるんですよ、いろんなことが。
助監督になれるぐらい優秀な方でした。」
中谷美紀さんと田中圭さんが共演するのは、今回が3回目。
以前は、「しあわせのかおり」という映画で
少しだけ一緒に仕事をしたことがあります。
その後大河ドラマでも一緒に仕事をしていたそうですが、
同じシーンがほとんどなかったためこれほど一緒に演じるのは初めてなのだとか。
田中圭さんはセリフも完璧に覚えていて、NGもほとんど出さない。
かといって、ピリピリと緊張しているわけでもなくすごくリラックスしているのだそう。
「美雨ちゃんみたいに自然体。」
と、中谷美紀さん。
その言葉に、
「ええっ!?自然体かなあ?」
と驚きつつも、
「嬉しいなあ。」
と、満更でもない様子でした。
「うまくいくかな?」と思っていた結婚生活が長続きする秘訣
さあ、ここからは中谷美紀さんと旦那さんとの出会いや
オーストリアでの生活についてお伝えしていこうと思います。
中谷美紀さんは、結婚してから旦那さんにサポートをしてもらうことも多々あるようで…。
女優の夫というのも、また特殊な環境ですよね。
お互いクリエイティブな仕事についていて、どのようにサポートし合っているのでしょうか?
最初は結婚する、しないを考えてなかったときから
「果たしてうまく行くかな?」
と思っていた、中谷美紀さん。
旦那さんはビオラ奏者で、中谷美紀さんは女優。
お互いに自分自身の時間はどうしても必要になってきますし、旦那さんの場合は
旅が多い仕事ですからある程度の距離は必要でした。
“でも、そのバランスがよかったみたい”と、中谷美紀さんはいいます。
「どちらかがどちらかの犠牲になるのではなく、お互いに自由に仕事もしつつ尊重し合って。
洗濯物も干してくれるので。下着とかも干してくれる。
それで“ありがとう”って言うと、”なんで、ありがとうってお礼言うの?”って。
“これ、別に自分の仕事だし、一緒に暮らしてるから当然でしょ?“って言う人だったので、
有難いことに助かってる笑」
離れている時間がお互いあるからこそ、
良いバランスを保てているということですね。
映画「総理の夫」の原作は原田マホさん。
監督は「チアダン」などを手がけられています、河合勇人さんです。
主題歌はmiwaさんの新曲「アイヲトウ」です。
みなさんもぜひ、聴いてみてくださいね♪
何もかも違いすぎるオーストリアでの生活
さて、ここからは中谷美紀さんの著書「オーストリア滞在記」で綴られている
オーストリアでの生活についてお伝えしていきます!
日本とはもちろん、言語もカルチャーも全く違うオーストリア。
あまりに違いすぎて、中谷美紀さんは最初かなり戸惑ったのだとか…。
オーストリアはドイツ語圏なので、まずお肉屋さんで言葉が通じない。
というのも、英語が通じないからです。
豚肉や鶏肉、”鶏肉のもも肉の骨無しにしてください”というのが言えなかったそうなんです。
本当にかたまり肉ばかりなので、いわゆる豚肉とか牛肉もハム用の機械で薄切りにする必要がありました。
そのため、”薄切りにしてください”とお願いするのですが……
薄切りといっているのに、8ミリもの厚さが…。
基本的には、肉はステーキで食べるという文化が
オーストリアには根強いもののようです。
未だに薄切り肉は苦戦しているとのこと。
「向こうのお肉事情…笑」
と、坂本美雨さん。
旦那さんとの会話は最初は英語だったのですが、
今は必死でドイツ語をオンラインで勉強しているそうです。
ドイツ語と英語ではニュアンスも違いますからね。
まず、ドイツ語は文法が難しい。
名詞も男性名詞、女性名詞、中性名詞の3種類があってそれを使い分けるのが難しいんです。
「もういっそジェンダーフリーでいいんじゃないかって勝手に思ってるんですけど笑」
と、中谷美紀さん。
「確かに。この時代、その概念ってどうなっていくんでしょうかね。」
と、坂本美雨さん。
日本でも、看護婦さんから看護師さんって言うようになりましたよね。
昔は女性の職業のイメージがとても強かった看護のお仕事ですが、
今は男性も看護のお仕事をしていらっしゃいます。
保育士もそうですよね。
女性の仕事というイメージはまだ強いですが、男性の保育士さんもいらっしゃいますし。
それと同じような言葉が、ドイツ語にもあります。
中谷美紀さん曰く、
「クランケンシュエスタって言ってたんですけど。要はシスターみたいな言い方をしてたのが
クランケンフレーガーに変わって。そういう試みはいろいろとしてるみたいですよ。」
少しずつ、ジェンダーに対する考え方も変わってきているようです。
オーストリアで奮闘する”ゆるい”ガーデニング
ガーデニングが趣味の中谷美紀さん。
雑誌でそのことを知った坂本美雨さんは、
「何と、美紀ちゃんが庭いじりをしているなんて!と思ったんですけど。笑」
と興奮気味に話します。
中谷美紀さんが生活しているオーストリアは、周りに山と湖しかない場所。
そこで土いじりをして、4キロもの土をかついで歩いて穴を掘り、草むしりをしているのだそう。
それがまた、とても楽しいのだといいます。
坂本美雨さんにとっての癒やしが愛猫のサバ美ちゃんなのと同じように、
中谷美紀にとっての癒やしが植物ということなんですね。
植物自体はとても好きで興味はあったという、中谷美紀さん。
和のお花がすごく好きなので、ツバキなどの季節の植物を飾っていたそう。
そんな中谷美紀さんが考えたのは、
「せっかく田舎に行って暮らすんだったら、田舎らしいことをしたい」
ということ。
いわゆる咲いたお花を買ってくるのではなく、苗を買ってきて植え付ける。
そしてそれが、だんだん育っていく。
中谷美紀さんが植えているのは宿根草といって、何年もずっと花が咲き続けるもの。
そのため春夏秋冬、いろいろな表情を見ることができます。
冬になって枯れた宿根草の上にうっすらとかぶった雪までもが美しい。
そして、春になったらそれを刈る。
そうして、新しい芽が出てくる。
それが、とてもきれいだといいます。
そういう季節の移ろいも含めて、デザインをしていくんですね。
ですが、庭のデザインは本当に大変です。
“同じ時期にかたまってお花が咲いてしまうのがちょっとさびしい”。
そう感じる中谷美紀さんは、
春・芽吹きの時期に咲くお花、初夏に咲くお花、真夏に咲くお花、すすきなど、
穂がでるようなものなどをランダムに季節ごとに表情が変わるように作るように心がけているのだとか。
日本の高山植物がオーストリアにもある?
オーストリアと日本で風景が全く違うように、咲いている花も日本とは全く違う。
みなさん、そう思ってはいませんか?
中谷美紀さんもそう思っていたのですが…
実はそうでもないんです。
意外と日本と同じような植物もあるのだといいます。
それを探すのが、今の中谷美紀さんの楽しみにもなっています。
去年、クロユリを見つけた中谷美紀さん。
日本では北海道の山で咲くような、2000メートル、2800メートルほどの高山でしか
咲かないお花もオーストリアにはあったりします。
それを見つけてきて、植えたりなんてこともしているそうです。
ここでみなさん、一つ疑問がわきませんか?
そうです、
「長く離れても平気なの?」
と思いますよね?
オーストリアと日本を行き来して、女優としての活動も行っている中谷美紀さん。
当然日本にいる時間もあるので、長期間留守にすることもあります。
そうなると心配なのが庭に植えている植物たち。
でも、大丈夫です。
中谷美紀さんは長期間放置しても平気なものを数年間かけて
テストしているので、離れても平気なんです。
多少雑草がはえても、”それもよし”というルールをつくってガーデニングをしています。
完璧を求めずに、”ちょっとゆるーい、ぼさっとした”お庭をつくっているようですよ。
「日本はやはり美しい」中谷美紀が語る日本と”第2の故郷”
そんな中谷美紀さんが日本に帰ってきて、オーストリアの生活とのギャップは感じるのでしょうか?
仕事漬けでなかなか友達に会う時間もない多忙な日々を送っている中谷美紀さんですが、
「日本は日本でやはり美しい文化がある」
といいます。
京都にお仕事も兼ねて行ったとき、そのことを特に感じたといいます。
”京都は美しい!”と。
京都に限ったことではありません。神戸もそうです。
何につけても美しい。
「日本も、オーストリアも両方好きです。」
そう断言する、中谷美紀さん。
オーストリアは”第2の故郷”というべき大切な場所になっています。
坂本美雨さんも、中谷美紀さんの思いと似たようなものがあって…。
ニューヨークの暮らしと日本の暮らし、両方が好きだという坂本美雨さん。
そのことについて、坂本美雨さんはこう話しています。
「たまにニューヨークに帰るとホッとするし、ここでしかない自分のキャラクター
みたいなものがスッと出てきて。
英語になるとまたちょっと違う自分になったりとか。」
さて、中谷美紀さんが最近インスタグラムも始められました。
オーストリアのお花や器などを投稿されています。
みなさん、ぜひフォローしてくださいね!
インスタグラムの中谷美紀さんの名前は…
miki nakatani offiziell。
自分への戒めとしてドイツ語をちゃんと学んでいくぞということで、
ドイツ語にしたとのこと。
“そうでもしないとサボっちゃうので”と、中谷美紀さん。
miki nakataniと検索すると出てきますので、
みなさんもぜひチェックしてみてください。
公式認証がとれていないので、インスタグラムのアルゴリズムから
まだ中谷美紀さんが公式だと思われていません…。
「青いチェックがまだ…。早く!つけて!インスタさん!!」
と、坂本美雨さん。
近いうちに、青いチェックマークがつくかも…しれません。
\最後に、中谷美紀さんからのお知らせです!/
中谷美紀さんが日本初の女性総理大臣を演じられている映画「総理の夫」は、現在絶賛公開中です!
「働く女性とパートナーの物語でもあり、一人の女性の人生の話でもあるなあと、ジーンときました。」
と、坂本美雨さんも大絶賛!!
ぜひ劇場でご覧ください。
そして中谷美紀さんのオーストリアでの生活を綴った著書
「オーストリア滞在記」は幻冬舎文庫から発売されています。
今後の情報は中谷美紀さんのインスタや公式ホームページをご覧ください。