みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
お金についていろいろや話題をお届けしていく
「川部紀子のお金カンケイ」。
今回は、家を買うなら年末までがお得な理由について解説していきます。
ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の川部紀子さんに、
住宅ローンの良い話と悪い話についても伺いました。
良い話と悪い話は、果たして何なのか…?
どうぞ、最後までお付き合いください!
Contents
住宅ローンの返済が困難な人が増加
住宅ローンの良い話と悪い話。
まずは、悪い話から。
悪い話というのは…、
住宅ローンの返済が厳しくなっている人が増えているということです。
そのため、金融機関からの返済猶予といった
救済を受けた方がかなりいるんです。
「返済の猶予ってできるの?」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はあります。
条件に合えば、返済を猶予することも可能です。
いろいろな救済制度があるので、現状が厳しい場合は
相談した方がいいでしょう。
救済制度を活用している人が東日本大震災の5倍に
そして、この救済を活用している方が5万人を超えました。
この5万人は多いのか少ないのかというと、かなり多いです。
この数は、東日本大震災が起こったときの5倍を超えています!
救済制度を受けている方がこれほど多くなっている理由。
それは、新型コロナウイルスの影響です。
景気の良し悪しではなく、新型コロナウイルスの
影響による収入減が大きな原因となっています。
収入が激減して困っている…という方は、
借りている金融機関に早めに相談しましょう。
金融機関によっては、
救済の制度も違うので注意してくださいね。
もちろん、借りたお金なので返済がなくなると
いうわけではありません。
ですが、一定期間返済額を下げてもらえたりする可能性もあります。
これは、すごく助かりますよね。
返済額を下げる代わりに、返済期間は伸びます。
ここで注意してほしいのは計算上、利息を含めた
総返済額は増えてしまうということです。
なので、利息を含めた金額になるという点に注意してくださいね。
ボーナス払いがオススメできない理由
ボーナス払いをしている方はきっとたくさん
いらっしゃると思います。
ですがそのボーナス払い、実は見直した方がいいんです。
というのも、ボーナス払いはオススメできないからなんです。
企業にとってボーナスは、法律上0円でも全く問題はありません。
それを、35年間など長期のボーナス払いで返済の期間に
あてにしてしまうというのはかなり危険!
あると見込んでいるボーナスが全くなくなってしまったときに、
かなり苦しい状態に陥ることになります。
同じ金額を同じ期間で借りるのであれば、
ボーナス払いにしないほうがいいです!
なぜなら、利息を含めた総返済額が下がるからという
メリットがあるからなんです。
総返済額を考えない人は、実はたくさんいます。
「月にいくらぐらいで、ボーナスはこれぐらいで、
だから、これぐらいはちょっと頑張れるかな…?」
という計算で、ローンの返済を考えている方は今すぐ
その考え方を改めましょう!
いざというときに困らないように、しておきましょうね。
新規住宅ローン融資額が右肩上がりに増加
ローンの返済が厳しいという悪い話をお伝えしてきましたが、
今度は良い話です!
住宅ローンの良い話。
それは、新規の住宅ローンの融資額が伸び続けているということです。
「えっ?最初の話と全く逆じゃん!」
と思った方もいらっしゃいますよね?
そうなんです、残念ながら二極化が進んでいる現実が見えてきました。
実は、新型コロナウイルスの影響を全く
受けていない家庭というのは存在します。
影響を受けていないどころか、非課税の10万円の給付が
家族全員分入ってきているところも…。
そして、新型コロナの影響で飲み会やお付き合いがなくなっているので
支出が減って貯蓄がどんどん増えていくというわけなんです。
日本の金融資産残高は、去年の時点で既に過去最高になっているんです。
川部紀子さんは何年も前から”格差は広がる”ということを
お話されていたのですが、それが今回、残念なことに
実証された形となってしまいました。
住宅ローンの返済が厳しく救済制度を活用している人が
5万人もいる一方で、新型インフルエンザウイルスの
影響を受けず貯蓄が増え続けている家庭もある。
この格差が、さらに早いペースで広がってしまいました。
ますます格差が深刻なことに…。
これは由々しき事態です。
「家を買うなら年末まで」がお得な理由とは?
住宅ローンを借りる人も右肩上がりに増えています。
その理由の一つが、住宅ローン控除の拡大です。
住宅ローン控除というのは、大晦日時点の住宅ローン残高の
1%が10年間に渡って下がりますよという制度です。
例えば、年末の住宅ローンの残高が3000万円だったとします。
住宅ローン控除は1%ですから、
30万円税金が戻ってくることになります。
では、税金がもし30万円戻ってきたら…
ゼロになりますよね。
これはすごいです。
1%のキャッシュバックが、10年間続くということですからね。
それが2021年、つまり今年の年末までに入居する家のために
ローンを組むと13年間に渡って下がります。
10年でもすごいですが、それが3年も伸びて期間は13年!
「すごいけど、なんでそんなサービスするの?」
と、思いませんか?
サービスするのには、ちゃんとした理由があるんです。
お金の流れをつくる家の購入が”最強”のワケ
国は税金がほしいにも関わらず、
なぜこれほどまでにサービスをするのか。
それは、家を買うとたくさんお金を使うからです。
家を買うと、ローンを組みます。
そうなると、金融機関からお金を借りますよね?
お金を貸した金融機関からすると、とても嬉しいわけです。
家を買うということは、不動産業も儲かります。
さらに、家具や家電もたくさん買いますよね?
「なんだか知らないけど、車も買っちゃった!」
なんてことも、あるわけです。
そうなると、最終的に国も嬉しいという状態に。
なぜかというと、先程も述べましたがお金を
たくさん使ってくれるからですね。
個人がもたらす経済への効果という点で、
家の購入というのは最強なんです。
家を買うと、その他もろもろにお金をたくさん使います。
つまり、お金が動きまくる!
ということで、国としては税金をサービスしまくってでも
家を買ってもらいたいということなんですね。
そうやって、お金を動かす流れをつくっているんです。
その締切は、今年の年末まで!
年末までに入居するための家のローンと、
13年という返済期間。
家の購入を考えているみなさん、
この機会を逃してはいけませんよ!!