みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回は、坂本美雨のディアフレンズから。
ゲストは、俳優の高杉真宙さんです。
柄本明さん出演・演出の舞台「てにあまる」に
出演しています。
出演者が4人だけの濃密な会話劇。どんな内容なのかや
稽古中のエピソードについてもお伝えしていきます!
Contents
柄本明が演出の舞台「てにあまる」 とは?
ディアフレンズへの出演は2回目となる、
俳優の高杉真宙さん。
前回は高杉真宙さんの仕事場に押しかける…という
スタイルでの”出張収録”でした。
映画「賭ケグルイ」の完成披露試写会の
忙しい合間に収録を行いました。
「賭ケグルイ」もパート2が来年、公開になります。
映画では、変わらず叫び回っている…そうです。
撮影は最近終わったばかり。
どんな映画なのか、来年が楽しみです。
前回お会いした後も、数々の話題作に出演されています。
ドラマ「絶対零度」や浜辺美波さん、横浜流星さん
主演の「私たちはどうかしている」、そして映画
「前田建設ファンタジー営業部」では主演も務められました。
そして昨日、柄本明さんが演出を務める舞台
「てにあまる」の初日を迎えました。
12月19日から1月9日まで、
東京芸術劇場プレイハウスで舞台が行われます。
柄本明さんが出演も演出も手掛ける舞台と
いうことで、高杉真宙さんはかなりの緊張感を
持って稽古に励んでいます。
柄本明さんが舞台を演出するというのは、なかなかない
経験なのでいろいろなことを学びたい、と高杉真宙さん。
藤原竜也さん、佐久間由衣さん、
そして、柄本明さんと高杉真宙さん。
舞台には、この4人しか登場しません。
少人数の芝居の、濃密な会話劇となっています。
登場人物は4人だけ、ということもあって
セリフは多いです。
高杉真宙さん曰く、
「お互いで話が進んでいく感じが今までなかったような
気がするので、新鮮な気持ちで演技に没頭している状態」。
脚本を手掛けるのは、作家で小説家の松井周さん。
2011年には「自慢の息子」で
岸田國士戯曲賞を受賞されています。
高杉真宙さんのセリフは、藤原竜也さん、佐久間由衣さん
柄本明さんに比べると少ない量といいますが、
それでも多いようで…。
稽古の初日、高杉真宙さんが驚いたことがあります。
それは、佐久間由衣さんが稽古の初日なのに
セリフがほとんど頭に入っている状態だったということ。
「全部頭に入ってる…!?やばい…!」
と焦った、なんてことも…。
稽古初日でほとんど覚えているなんて、すごすぎます…。
演出を務める柄本明さんが出演もなさるという、
1人2役ということですから、稽古の進み方も
いつもの舞台とは違っていたようです。
高杉真宙さんは自身の役のことで頭がいっぱいなのですが、
柄本明さんは自身の役のことを考えつつ、
作品全体のことを考えていました。
美術に関しても話し合いながら決めていくので、
演出と出演の2役をこなすことの大変さを、
高杉真宙さんは間近でひしひしと感じたそうです。
この舞台の物語は、1人で暮らす老人(柄本明さん)の家に
男(藤原竜也さん)がやってきて、2人の奇妙な同居生活が
始まるというところからスタートします。
高杉真宙の役どころと舞台の見どころ
ここで、高杉真宙さんが演じる役どころについて
見ていきましょう!
高杉真宙さんの役どころは、藤原竜也さん演じる”男”が
立ち上げたアプリの会社の”部下”。
佐久間由衣さんが藤原竜也さんの”妻”で、
柄本明さんが演じる”老人”は藤原竜也さんの父親
という相関図です。
高杉真宙さん以外は、全員家族。
その中に、1人だけ全然違う人がいるというわけですね。
高杉真宙さんとしては家族のように思っているけれど、
唯一血の繋がりはない人物。
そんな部下を高杉真宙さんは演じています。
”男”を慕っている”部下”を、高杉真宙さんは熱演しています。
この舞台は、家族をめぐる物語。
家族とは何なのかを、人間らしさを織り交ぜながら
ストーリーが展開していきます。
高杉真宙さんは最初、台本を読んだときに
「重い話なのかな?」
と思ったそうですが、
意外にも笑えるところがあったりして、
”ちょっとした言葉のやり取りが面白い”と
高杉真宙さんは自身が出ていないシーンを
見ながら思ったそうです。
高杉真宙が柄本明に言われた”ある一言”とは
稽古中に、高杉真宙さんが柄本明さんに
言われた言葉があります。
それは、
「おさまらないように」
ということ。
これは一体、どういうことなのでしょうか?
高杉真宙さんは、台本を読むと役の
イメージを固めてしまうといいます。
「こんなふうにしよう」
「こういう役だから、こういう言い方かな?」
と自身で考えたイメージで固めてしまうんですね。
ですが、柄本明さんに言われたのはイメージを
固めてしまうのではなく、その場で立って
対応して準備をしていくこと。
それが今やるべきことだと教わってからは、
そのことを強く意識しつつ演技と向き合っているといいます。
この言葉を聞いてから、毎日たくさんの変化がある
舞台になっている感覚があるそう。
藤原竜也さんも舞台に立つと、
とても存在感がありますからね。
舞台の上で、その場で生きているという感じがします。
高杉真宙さんは、稽古場で
“何を自分は吸収できるのか”
を模索している状態。
稽古は意外にも短い時間で終わるのですが、
その後の疲れが一気に出てくるのだとか。
それほど、集中しているということなんですね。
舞台「てにあまる」は12月19日から上演されています。
来年の1月9日まで、東京芸術劇場プレイハウスでの上演です。
そのあとは、佐賀、大阪、愛知、静岡も
地方公演も予定されています。
昔は前髪が顎まであった!?仰天の幼少期エピソード
今月19日から上演されている舞台「てにあまる」に
ついてお話を伺っていますが…
高杉真宙さんのキャリアは10年以上になります。
高杉真宙さんのInstagramには、少年時代の写真も
アップされているのでみなさんもぜひチェックして
いただきたいのですが…
美少年です。
高杉真宙さんは幼少期、髪が長いのがとても好きで
目が隠れるほどの長さがとても落ち着いていたといいます。
どのくらい長かったのかというと…
顎ぐらいまで。
前髪が、顎のところまであったんです。
いわゆる、ワンレンみたいな感じですね。
人前に出るのは、あまり好きではなかったという
高杉真宙さん。
ただ、当時は今よりも数十倍明るかったそうで…。
今はインドアですが、昔はサッカーや野球をしに
外に出かけたり虫取りをしたり…と、
かなりアクティブだったみたいですね。
10年間で変化した役作り 目立つよりもみんなで作品をつくる
高杉真宙さんは現在、24歳。
この10年で、役への取り組み方へ演技に対する気持ちに
変化はあったのでしょうか?
高杉真宙さんは20歳を越えたあたりから、
演技に対する気持ちが少しずつ変化していきました。
”どんな風に表現したら作品の中の1つの歯車として
回れるか”ということを、常に考えていたんです。
「自分が目立つというのは違うと思う」。
そう思い始めてから、演技に対する意識は
かなり変わってきたのだそう。
自分が目立つということよりも、作品づくりに
重点を置いて役作りをするようになったことで
役作りへの考え方が変わってきたというわけなんです。
表現するということは、かなり自由ですよね。
高杉真宙さんの役を違う俳優が演じたら、
同じ役でもイメージは全く違ってきます。
人によって考え方が違うように、
解釈の仕方や表現も全く違う。
たとえ表現が違っても、そこには
変わらないものがあるはずです。
”自分の色”を入れる前に、その作品全体を理解して
作品の1つの”歯車”として回れるような役をつくる。
そこから、どんなキャラクターにしたら
”高杉真宙を選んでよかった”と思ってもらえるのか。
役作りをする際には、このことを念頭に入れて
台本を読み込んでいるとか。
最初に俯瞰的に見て、それから作品全体を
理解していくということですね。
これは、なかなか難しいことなのですが…
「演者だからこうあるべき」
「演者はこういうものだ」
という固定観念は取り払って、
出演者みんなで作品をつくっていく。
それぞれの感じ方で作品がつくり上げられているので
それぞれの出演者の感覚を吸収しながら
俳優として成長していきたい、と高杉真宙さんは話します。
みんなとものづくりがしたい。
これが、高杉真宙さんが”好きなこと”なんです。
”高杉真宙”が目立つのではなく、
”高杉真宙”が演じる役が目立つのが正解。
そう思いながら、映画やドラマなどの
撮影にも臨んでいます。
舞台「てにあまる」については、こちらをチェック!↓
Sky presents『てにあまる』 | 【公式】ホリプロステージ|チケット情報・販売・購入・予約 (horipro-stage.jp)
高杉真宙さんは、映画「バイプレイヤーズ」にも
出演されています。
こちらの撮影も、終えたばかり。
バイプレイヤーズには、名脇役と呼ばれる方々が
出演されていらっしゃいます。
「自分がその1人に選ばれたことが光栄」
と話す、高杉真宙さん。
撮影現場では、いろいろなことを聞いて、見て
少しずつ成長していっているとのこと。
映画の公開が楽しみですね。
映画「バイプレイヤーズ」は来年春に公開予定です!
「バイプレイヤーズ」新プロジェクト始動! ドラマ24にて1月ドラマ放送&来年春映画化決定! 総勢10…|テレ東プラス (tv-tokyo.co.jp)
「バイプレイヤーズ」映画化&ドラマ続編決定 向井理・佐々木希・高杉真宙ら総勢41名キャスト第1弾発表 – モデルプレス (mdpr.jp)
高杉真宙が、デビュー当時に戻れたらやってみたいこと
森永乳業カフェトーク。ここからはゲストの方に
もっとリラックスしていただこうというコーナーです。
高杉真宙さんへの質問はコチラ!
デビュー当時に戻れたとしたら、
やってみたいことは何ですか?
高杉真宙さんの答えは…
デビュー当時演じた役について深掘りしてみたい。
どうしてそう思ったのかというと、
デビュー当時はもちろん、役になりきることに
全力ではあったのですが…
経験も知識もない中で、何をどうしたらいいのか
分からない状態でいろいろな役に出会って、
必死で演技をしていたからです。
もし、今のように知識も経験もあったなら
もっと良い演技ができたかもしれない。
そのため、デビュー当時に演じていた役を
深掘りしたいということなんですね。
ちなみに、デビュー作はいじめっ子の役。
舞台に出られてよかったと話す、高杉真宙さん。
何を知らない状態から、約1ヵ月間ずっと稽古をしながら
舞台について学ぶ機会があったからこそ、
いろいろなことを吸収することができたと振り返ります。
先程、みんなでつくることが大事と述べましたが…
これは、デビュー作が舞台だったということも
影響しているように思います。
そんな高杉真宙さんがデビューするきっかけは、
何だったのでしょうか?
俳優になりたいと思っていたのかと思いきや…
もともと、ドラマや映画を見たことが
ほとんどなかったというんです…!
”若者のテレビ離れ”という言葉を聞いたことは
ありましたが、まさか高杉真宙さんが
そうだったとは…驚きです。
俳優の仕事を、なんとなく理解はしているけど
よくわからないような状態。
転機となったのは、スカウトでした。
「1度だけ舞台やってみない?」と
誘われていた高杉真宙さんですが、断っていました。
しかし縁あって舞台をやることになり、
俳優としての道を歩まれてきたということなんです。
俳優以外の職業に就きたいとは思っていなかったようですが、
高杉真宙さんは、俳優をいつかやめるのではないかと
漫然と思っていたそうです。
ですが、いろいろな作品に触れるにつれて
俳優という仕事が楽しくなってきたといいます。
1つ1つの出会いが、今に繋がっている。
俳優を楽しんでやっている高杉真宙さん。
これからも、高杉真宙さんの活躍ご期待できそうです。
高杉真宙さんが出演する舞台「てにあまる」は
12月19日から東京芸術劇場プレイハウスで上演されています。
そのほか、佐賀、大阪、愛知、静岡での
上演も予定されています。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
次回もお楽しみに…♪