みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
1ヶ月ごとに担当アーティストが替わりお届けしていく番組、
「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」。
4月は、YUKIさんが担当します。
YUKIさんが今気になっている音楽や今思っていること、
そしてYUKIさんが選んだ名盤プレイリストもセレクト!
今回は春を感じられるアルバム1枚です。
YUKIさんは、どんなサウンドを届けてくれるのでしょうか?
どうぞ、最後までお付き合いください!
Contents
「ずっと歌ってる」YUKIが振り返る初回放送
「みなさん、お昼ごはんは何を食べましたか?」
という言葉から始まった、「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」。
この番組は、1ヶ月ごとに担当アーティストが替わり
13:00~13:55までの55分間を自由にお届けしていく番組です。
今回は、「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」の第2回目の
模様をお伝えしていきます。
この時間帯、お昼ごはんを済ませたばかりの方も
いらっしゃったことでしょう。
ちなみに、この日のYUKIさんのお昼ごはんはそばです!
YUKIさんは、そばが大好きなんですよ。
みなさん、ご存知でしたか?
さて、今回は第2回目の放送の模様をお伝えしていくのですが…
その前に簡単におさらい!
初回放送となった前回は、現在発売中のYUKIさんのAサイド
ダブルシングル「Baby,it’s you」と「My lovely ghost」について
制作秘話などをお届けしました。
さらに!
YUKIさんのプレイリストからセレクトした名盤から6曲を厳選してご紹介。
前回のテーマは、YUKIさんのルーツとなった音楽を辿りました。
デビュー当時の、ここでしか聞けないエピソードもお伝えしました。
前回お伝えした内容については、こちら⇊
YUKIさんは、初回の放送をこのように振り返っています。
「レニー・クラヴィッツとか、ライの音楽をかけていたら、
ずっと歌ってて。
私、ずっと曲がかかってる間、
歌を歌っているっていう状況でしたね。笑
聴くのも好きなんですけど、歌うのが好きみたいなんですよね。」
まさか、曲をオンエア中に歌っていたとは…。
さすがです。
ここで、オープニングの1曲をご紹介したいと思います。
現在発売中のYUKIさんのダブルAサイドシングルから、
「Baby,it’s you」です。
これは、前回もご紹介したのですが改めてもう1度
聴いていただきたいと思います。
そして、もう1曲。リスナーの方からのリクエスト曲もお届けします。
「鳴いてる怪獣」です。
ぜひ、みなさんも聴いてみてくださいね。
新生活に聴きたい”春を感じる”名盤6選
ここからは、YUKIさんのプレイリストから
オススメの名盤をご紹介していきます。
今回のテーマは、”春を感じられる1枚”です。
YUKIの”せっかちがやめられる”唯一の曲
YUKIさんが最初に紹介したのが、The Avalanchesの
「The Divine Chord featuring MGMT, Jonny Marr」です。
ラジオで音楽を発掘することが多い、YUKIさん。
YUKIさんは、ラジオで良い音楽に出会うことを
”音楽を掘る”と表現しています。
ラジオを聴いていると、
「ああ、やっぱり、これは好きだな」
「これは歌詞がいいな」
という音楽に出会えます。
それは洋楽、邦楽問わずです。
レコードを通して実感する”手間をかけて何かをする喜び”
その中でも、YUKIさんはレコードを聴くことが圧倒的に多い。
レコードを買うことも多く、プレゼントとして
レコードをもらうなんてこともあります。
レコードで音楽を聴くことで心が落ち着くという、YUKIさん。
なぜなら、レコードをかけるときは簡単ではないからです。
その手間がYUKIさんには合っているそう。
今まではわからなかった、”少しずつ手間をかけて何かをする喜び“が
わかるようになってきたといいます。
そして、「ああ、私ってすごく、今幸せだな」と思える
時間を過ごすことができているようです。
美味しいコーヒーを入れて、レコードに針を落とし、蓋をして
お気に入りの椅子に座りながらレコードを聴く。
それが、大好きだというYUKIさん。
5月からのツアーが発表されていろいろと準備に
追われているYUKIさんですが、音楽は欠かさずに聴いています。
エクササイズをやりながら音楽を聴くことも。
ですが、この曲を聴くとYUKIさんはぼんやりできるといいます。
アヴァランチーズの「The Divine Chord featuring MGMT,Jonny Marr」は、
一言でいうとYUKIさんの“せっかちをやめさせる”曲。
YUKIさんにとって、ぼんやりすることは
かなり難易度が高いことなんです。
でも、この曲を聴くとボーッとすることができるといいます。
良い意味で、リラックスできるということなんですね。
この曲を聴いていると、日本語をのせたくなるとYUKIさん。
YUKIさん、歌いたくて歌いたくて…
うずうずしているんですね、きっと。
メロディーも歌詞もすごくいいと思う、と
YUKIさんもオススメの「The Divine Chord featuring MGMT,Jonny Marr」。
みなさんも、ぜひ聴いてみてくださいね。
YUKIがいつも追いかける曲
次にご紹介するのは、Siaさんの楽曲です。
もともとは、リアーナさんに楽曲提供した
DIAMONDSがすごく好きで、それだと思うんですけど。
Siaさんのミュージックビデオはとても面白くて、
その印象が強いと思います。
そんなSiaさんは最近、新譜を出されました。
それが、すごく素敵なんです。
YUKIさんは、
「彼女の歌は追いかけるだろうなと思ってます。」
と、言っています。
Sia and David Guettaの「Floating Through Space」、
みなさんもぜひ聴いてみてくださいね。
思わず涙が出そうになる大滝詠一の「君は天然色」
アルバム1枚をゆっくり聴いてほしい名盤をご紹介しています。
今回のテーマは、新生活をスタートさせたみなさんに
聴いてほしい”春を感じられる1枚”です。
続いてご紹介するのは、名盤中の名盤。
大滝詠一さんのアルバム「ALONG V・A・C・A・T・I・O・N」です。
みなさんもご存知の名盤だと思いますが…ここで、あえて!
ずっと聴ける、ずっと聴きたい。
そして、掘っても掘ってもまだまだ深いところまで行ける。
そんな思いから、YUKIさんはこのアルバムをセレクトしました。
YUKIが語る「大滝詠一40周年エディション盤」の魅力
3月21日に、大滝詠一さんの40周年エディション盤が発売されています。
もちろん、YUKIさんも購入しました。
“これ、自慢です”と話す、YUKIさん。
この40周年エディション盤のどこがすごいのかというと…
まず、4枚のCDとBlu-rayに加えて、アナログの2枚組もあります。
さらにカセット、ブックレットとイラスト、福袋まで
ついている超豪華な代物なんです!
YUKIさんは音楽を聞きながら、そしてブックレットを
1枚1枚読んでいる最中。
まだ、すべての曲を聴き終わっていないのだそうです。
読み応えは抜群!
歌詞カードの読み応えも抜群なのですが、この曲が
どのように作られたのかというロングインタビューもあります。
さらに、大滝詠一さんのこれまで出ていない
超レアな写真もたくさんあるんです!
大滝詠一さんは、譜面など自分のものをしっかりと
管理されていました。
それについては、YUKIさんも知っていたのですが
今回は歌詞も入っています。
ここで、みなさんに1つ質問です。
たとえば、ほしかった本があったとしましょう。
それを、やっと買うことができたら…
あなたはそれを、一気に読んでしまいますか?
それとも、じっくり読んで読みきれなかったところは
次の日にとっておきますか?
ちなみに、YUKIさんは後者です。
YUKIさんは毎日の楽しみをたくさんつくって、
「次の日の楽しみはこれ!」
「次の楽しみはこれ!」と、楽しみをつくって寝る習慣があります。
「明日はこのページから読もう」
「今日はここまで読んだから終わり!」
と、いっぺんに見ないようにしているんです。
特に、大滝詠一さんの40周年エディション盤はそうです。
聴きながらじっくりと読めますし、
じっくりと堪能する分、発見がたくさんありますからね。
YUKIさんは、小さい頃から大滝詠一さんの音楽を
よく聴いていました。
ですが、本格的に大滝詠一さんの音楽を聴き始めたのは
東京に上京してプロの歌手としてデビューしてから。
いろいろな音楽を聴くようになってからは、
すばらしい”音楽を掘る”作業をするようになります。
そうして辿り着いたのが、大滝詠一さんの音楽。
大滝詠一さんの曲にたどり着いたのは、
ごくごく最近のことだといいます。
歌詞はまつもとたかしさんが書かれています。
でも、それだけではありません。
今回の40周年エディション盤には、なぜその歌詞になったのかという
エピソードもたくさん載っています。
しかも!
今まで語られなかったことも書いてあるんです。
YUKIさんも、そのエピソードにびっくり!
これはぜひ買っていただいて読んでいただきたいと、YUKIさん。
このエピソードを読んでから聴くと、
また違った聴き方になるといいます。
大滝詠一さんの「君は天然色」について、YUKIさんはこう語っています。
「私の好きな感じ。ほんわか、明るい曲が好きですね。
明るい曲を聴けば聴くほど、涙が出そうになる。
この感じって何なんだろうなってすごく思います。
ダークな曲よりも私は、君は天然色で涙が出てくるっていう…。」
「君は天然色」には、こんな一節があります。
“思い出はモノクローム 君が色をつけてくれ”
「君は天然色」のこの歌詞を、
YUKIさんはこのように紐解きます。
「彼にとってみたら、すごく彼女はとてもカラフルだったんだと思う。
すごく、色がきれいだったと思うのね。
でも、自分の中の思い出は色はついていない。」
そんなふうに想像できる歌詞。
そして、そのまま普通に聴いていても成立する。
ポップスの中でも、”そんなに難しくない歌詞が好きだ”と
YUKIさんはいいます。
「君は天然色」、みなさんもぜひ聴いてみてくださいね。
前回、「My lovely ghost」の歌詞についてお話したこと、
みなさん覚えてますか?
あえて、メッセージのない曲を作ったというお話をしましたよね。
説教じみた、難しく考えなければいけないものではなく、
心が晴れやかになったり穏やかになったり、愛しい気持ちになったり…。
特に強いメッセージがなくとも、そんな感覚を覚える。
そんな情景が浮かぶ曲が、YUKIは好きなようです。
YUKIさんは、40周年エディションをまだまだ堪能している最中。
これには、歌詞をのせる前のデモテープも入っています。
歌を聴くとき、YUKIさんは
“ここは必ず注意して聴く!”というポイントがあります。
それは、ブレスです。
大滝詠一さんの曲を聴いて、
YUKIさんが驚いたのはブレスの位置。
相当ブレスの位置を考えながら、歌っていることに気が付きます。
「あっ、ここブレスしてない」
「あっ、ここでするんだ!」
といったように、どこでブレスをするのかを
念頭に曲を聴くと面白いといいます。
YUKIさんも歌を歌うときはどこでブレスをするか、
よく考えているそうで…。
実際に長くブレスしていないところもあるのだとか。
その例としてあげられるのが、「My lovely ghost」です。
ブレスがなくて、一気に歌いきるのがこの曲なんです。
大滝詠一さんも、一気に歌い切る歌い方をしているのではないかと
40周年エディション盤を聴きながら思っています。
そして、サウンド。
大滝詠一さんは、フィルスペクターや民謡、ボサノヴァ、
ワールドミュージックなどのいろいろな音楽に影響を受けています。
さらに、落語も好きでよく研究していたといいます。
相撲や野球も好きで、とにかく多趣味。
大滝詠一さんは、それらを深く掘り下げていく
研究家でもあったんですね。
「どうやってたのかな?と思うくらい、演奏が素晴らしい。」
そう話すYUKIさんは、レコードで何度も
大滝詠一さんの曲を聞き直しています。
そして今回、40周年エディション盤にはストリングスも入っています。
これには、YUKIさんもびっくり!
バージョン違いがたくさん収録されています。
ストリングスも聴くと、いろいろな発見ができて面白いと
YUKIさんはいいます。
大滝詠一さんの曲を聴いてYUKIさんが思ったのは、
”ポップスは何でも好きに歌っていい”ということ。
大滝詠一さんの曲は、すごく自由。
そして、歌詞にも歌い方にもユーモアを感じるそうです。
今回の40周年エディション盤には、
話し声や指示する声がたくさん入っています。
大滝詠一の「FAN×4」はなんと読む?
今のCDではなかなか聴けない特典が集まった、
大滝詠一さんの40周年エディション盤からここで一曲ご紹介します。
タイトルは、「FAN×4」です。
このタイトルは、どんなふうに読んでもいいということなのですが…
みなさんは、何と読みますか?
“ファンかけるよん”でもいいそうですが、
YUKIさんは”フォータイムスファン”と呼ぶことに。
「FAN×4」、ぜひ聴いてみてくださいね!
「My lovely ghost」はお化けを信じるから書いた?
1ヶ月ごとに担当アーティストが替わりお届けしていく番組、
「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」。
ここで、リスナーの方からの質問から
「My lovely ghost」の興味深い話が聞けました!
リスナーの方からの質問は、「My lovely ghost」の歌詞に
出てくる”お化け”について。
「お化けは信じますか?」
どの質問に、YUKIさんはこう答えました。
「私は、もちろん信じています。
だから、書いたのです。ゴーストです。」
YUKIさんはお化けについてのエピソードを、こう話しています。
「寝ているところを手で仰がれて、風が来たんです。目の前で。
しかも、大勢入ってきました。部屋にね。
すっごい大勢入ってきて、私の顔の前で手で仰ぐので、
“ああ、これは起きなきゃだめだな”と思って、
パッと起きたら誰もいなくて。
しーんとしていて、耳鳴りがキーンと鳴って。
あっ、お化けだなと思いました。
なんか、パーティーしに来てた感じ。
すっごくうるさかったですから、私のベッドルームは。
私は、おばけを信じます。ウェルカムなくらい。
そういうの、怖くないんですよね。」
ベッドルームをテーマに描く”ghost”
今回の「My lovely ghost」は、ベッドルームがテーマです。
この曲を作ったときには、時々聞こえる窓を叩く音や
“私はなにかに守られているな“と思うとき。
それを、今回”ghost”にしたわけですね。
もう会えない人たちや私を守ってくれて愛してくれている人、
それから…私の部屋の隅にいるもう1つの影は私かもしれない。
そんな想像をしながら書いた「My lovely ghost」と
「Baby,it’s you」が収録されている
ダブルAサイドシングルは現在発売中です!
ぜひ、みなさんチェックしてみてください!
次回予告
スピーカーの隣の椅子に座っているYUKIさんの
ジャケット写真も公開になっています。
アルバム「Terminal」のジャケットも公開されていますよ!
「Terminal」というアルバムのタイトルは、
去年レコーディングをしているときに
「ああ、何か、私とあなたをつなぐ場所…。
ターミナルっていいなあ…。私が、そのターミナルなんだなあ…」
と、ふと思ったそうです。
なぜそう思ったのか?
それにはいろいろ理由があるのですが、
それについては次回お伝えします!
「Terminal」のジャケットは、
YUKIさんがその場所になっています。
YUKIさんが出発地点であり、最終地点でありたい。
そんな願いが込められた「Terminal」について
お伝えしていきますので、次回もお楽しみに!
\最後に、YUKIさんからのお知らせです!/
YUKIさんのAサイドシングル「Baby,it’s you/My lovely ghost」が
現在発売中です!
今月28日には、10枚目となるアルバム「Terminal」がリリースされます。
来月からは、全国ホールツアー、YUKIコンサートツアー
「”Terminal G”2021」がスタート!
詳しくはYUKIさんのホームページをチェックしてみてください!
「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」第3回目の模様は、
4月24日にお伝えします。
次回も、お楽しみに!