みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回は、Sparkle Speakerから。
聞くとためになる、役に立つという情報をその道の
スペシャリストにお話をお伺いしています、Sparkle College。
ヴィレッジヴァンガードがプロデュースする、
ニュースタイル札幌ピヴォ店の店長、植村新吉さんに
オススメの本をご紹介していただいています。
今回は、年末に紹介しきれなかった本をご紹介していきます!
Contents
水木しげるの妖怪図鑑!読み応えのあるその内容とは
今回ピックアップするのは、
「決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様」です。
作者は、水木しげるさん。
植村さんが一家に一冊はあってほしいと太鼓判を押す
この本について深堀りしていきます。
この本は「境港妖怪検定」の中級の公式テキストで、
検定を受験する人にとっては避けては通れない本となっています。
中級以上の人は絶対に持っている、というよりは
持っていないと受験できないようです。
そもそもこんな検定があること自体、
知らなかったという人も多いと思います。
私もその1人です…。
この妖怪検定は、新型コロナウィルスの影響で
去年は開催されませんでした。
毎年境港市と調布市で開催されているこの検定。
植村さんはこの検定の中級を何度も受けているのですが全く受からず…。
そんな調子で、かれかれ7年が過ぎてしまいました。
それほど難しい、高き壁だということなんです。
7年も受け続ける意欲がすごいですよね。
文庫本なのにかなり分厚い!水木しげるの妖怪図鑑決定版
実はこの本、文庫本なんです。でも…分厚い。
8cmほど厚みがあります。
文庫本のサイズなのですが、手に取った方は
その分厚さに仰天してしまうかもしれません。
それくらい、分厚いです。
重量感をどっしりと感じられる本なのですが、
その中には900体近くの妖怪が載っています。
まさに決定版ですね。
もともと、この本の3分の2ほどの厚さで発売されていたのですが
2014年に衝撃的なことが起こります。
それは、「あの世人物カテゴリー」が追加されたこと。
それにより、本が以前にも増して分厚くなったということなんです。
これは、検定の受験者には衝撃的です。
なにせ、覚えるものがさらに増えてしまいましたからね。
これで、さらに合格が遠のくことに…。
3分の1が増えてしまったということですから、
受験者にとってはかなり…ショッキングな出来事です。
中身を見てみると、妖怪図鑑になっています。
水木しげるさんの圧倒的な細密な絵とともに、
- 妖怪がどこに現れてどんなことをするのか
- どんな現象が起こるのか
が、いろいろな資料と照らし合わせた上で
客観的な視点で書かれています。
ときどき、水木しげるさんならではの感想や考察も
入っているので、読み物としても面白いです。
水木しげるの描くアマビエは神々しい!?
去年はコロナ禍で大変な1年でした。
そんな中、妖怪界の中ではアマビエがフィーチャーされた
年でもありましたね。
小芝風花さん主演のドラマ「妖怪シェアハウス」でも
紹介されるなど、その存在が世に広く知れ渡ることとなりました。
植村さんは、アマビエがこんなに広く知れ渡ることになるとは
思っていなかったそうです。
この本にはアマビエも載っています。
「病気が流行ったら、私の写し絵を早々に人々に見せよ」
と言ったとされるお話が、みんながこぞって描いた
アマビエの絵と一緒に書かれています。
水木しげるさんが描いたアマビエは、半身を水につけている
しかも神々しくとてもキラキラしている絵なので、
みなさんにもぜひ見てほしいです。
この本は、妖怪検定を受けてみたい!という方はもちろん、
アマビエを知って妖怪に興味を持ったという方にも
ぜひ読んでほしい1冊です。
植村さんとしては、一家に一冊あってほしい必携の本のようです。
妖怪の数は、かなり多いです。
みなさんが良く知っている妖怪といえば、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる
鬼太郎や猫娘、砂かけ婆、小泣き爺、一反木綿などを
思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、この本には
ほとんど見たことのない妖怪がずらりと並んでいます。
生息地も書いているので、楽しみながら読めます。
かなり読み応えのある本です。
妖怪ウォッチが好きな方にもオススメ!
どんな妖怪がいるのか知るだけでも、妖怪ウォッチをますます
楽しめそうな気がします。
決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様 講談社文庫 : 水木しげる | HMV&BOOKS online – 9784062776028
今回ご紹介した本は、「決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様」。
著者は水木しげるさんです。
気になった方はぜひ、ニュースタイル札幌ピヴォ店に設置されています、
ラジオ本のコーナーをチェックしてみてください!
newstyle札幌ピヴォ店の詳しい情報はコチラ
書籍の詳しい情報はコチラでも確認できます。↓
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
次回もお楽しみに…♪