松任谷由実がアルバム「深海の街」で特に意識した”あること”とは

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みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪

今回は、坂本美雨のディアフレンズから。
ゲストは、前回に引き続き松任谷由実さんです。

12月1日にリリースされたアルバム「深海の街」の話から、
ボーカリストとしての松任谷由実さん、坂本美雨さんが語る
歌についてお伝えします。

 

Contents

「深海の街」の楽曲制作 いつもと違う制作スタイルとは

 

 

12月1日にリリースされた松任谷由実さんのアルバム
「深海の街」のジャケットは、坂本美雨さんの親友でもある
アートディレクターの森本千絵さんによるアートディレクション

深海の色がとても美しい、ブルーです。

40年前に発売されたSURF&SNOWのジャケットの
オマージュとして、潜水服でキスをするカップルが描かれています。

そんな、今回のアルバム「深海の街」というイメージは、
どのようにしてつくられていったのでしょうか?

まず、「深海の街」という楽曲は去年の秋に既に配信されています。

当初は、SURF&SNOWのVOLUME TWOをつくっていく
計画を立てていました。

しかし、今回コロナ禍でこんなことになってしまったので
なかなか思うように進まなかったんですね。

そんなある日、松任谷由実さんはプロデューサーに

 

深海の街というタイトル、コンセプトでアルバムをつくってみては?

 

と提案されたことがきっかけで、今回のアルバムがつくることに。

「深海の街」という曲を改めて聴いてみると、
“ピッタリかもしれない”と思ったという松任谷由実さん。

「深海の街」という曲から、さらにイメージを膨らませて
構築していったということなんですね。

今回、自粛期間を経て今まで以上にプロデューサーの
松任谷正隆さんと一緒に過ごす時間がいつもより長かったようです。

 

松任谷由実さん曰く、

 

「逃げ場がないですからね。アルバムをつくるしかないっていう
状況でもありました
」。

 

松任谷由実さんの自宅には、スタジオがあります。
音楽が日常と地続きだということもあって、大変な面もありました。

ですが、それも含めて今年ならではの一生忘れられない
レコーディング
になったのだそう。

それだけ自粛期間はみなさんにとっても、そして
松任谷由実さんにとっても人生を左右する期間でした。

物事の価値観が大きく変化した期間でもありますし、
自分にとって何が大事なことなのか、そして
どんなことをして生きていきたいのか、その本質を
各々が見つめたーそんな期間だったからこそ、
「深海の街」という素晴らしいアルバムが完成したんですね。

この「深海の街」は、音楽的には松任谷正隆さんの
新しいアイデアがあったようです。

今までのやり方は、松任谷由実さんがつくった曲に沿って
詩をのせていくというのが主なやり方でした。

ですが今回は、松任谷正隆さんがルートのトラックをつくりはじめ、
”こういう流れが合うのではないか”ということを
ディスカッションしながら膨らませていった曲
今回のアルバムには収録されています。

それが、今までつくってきたアルバムとの大きな違いです。

トラック先行、ということですね。

これは、新しいメロディーの引き出しになりますよね。
松任谷由実さん自身では絶対につくらないものとなっているとか。

そんなふうにしてつくられた1曲が、今回のアルバムにも
収録されている「What to do? waa woo」です。

みなさんも、ぜひどんな曲なのか聴いてみてくださいね♪

 

 

 

 

アルバム「深海の街」をつくる上で意識したこと

 

 

今回のアルバムで松任谷由実さんが特に強く意識したのが
声の出し方、歌い方について。

去年の中盤くらいから、次に曲を書くときに強化しなくては
ならないレンジがあると感じていた松任谷由実さんは、
年末ぐらいから本格的にボイストレーニングを行ったといいます。

今のところ、克服したところがあります。

それは地声で声を出しているところから、ファルセットになる間で
遅くなってしまうというところ。

それを引っ張って、無理なところまで地声で出している癖が
ライブとかでついてしまって、負荷がかかっていたのを
ベルトをつなげる感じにできるようにトレーニングを行ったため、
レコーディングの際も比較的自由に声を出せるように。

坂本美雨さんも、そこがウィークポイントのようで音階の
「シド」までいけばあとは楽なのですが、「ソラ」ぐらいから
ミドルレンジが弱いとのこと。

松任谷由実さんは、坂本美雨さんよりもレンジが低いので
地声に聞こえるような発声をマスターするべく
ボイストレーニングをしていた
ということなんです。

今回のアルバムのレコーディングでは、
そのボイストレーニングの成果が出ていたとのこと。

ツアーまでには、自由に出せるようにしたいと松任谷由実さん。

歌うとき声が安定するとしないとでは、かなり違いますからね。
ツアーでは、そんな松任谷由実さんの”声”にも注目していきたいですね。

今回のアルバムは、コロナ禍で家にこもっているということを
利点と捉えれば、自分を見つめてボーカルを含めて伸びしろが
まだある
ということを松任谷由実さんは実感しました。

坂本美雨さんは、この話を聞いて母親である
矢野顕子さんのことを思い出されました。

矢野顕子さんは、キャリアを積んで30年、40年となったところから
さらにトレーニングをして新しい分野を切り開かれている
とか。

娘としても、油断できない…そうです。

 

松任谷由実さん曰く、

 

「道はどんどん険しくなる一方だけれども、その途中で見る
景色というのは、誰も見たことがない世界。
それを見られるから、続けていくしかない」。

 

どんなにキャリアを積んでも、継続は力なり。
続けていくことが何より大切なことなんですね。

番組内では、アルバム「深海の街」から
「あなたと私と」がオンエア。

坂本美雨さんも思わず涙がじんわりと込み上げてきたという、この曲。
ぜひ、みなさんも歌詞や言葉に注目して聴いてみてください。

 

 

松任谷由実がめちゃくちゃ緊張した出来事とは?

 

 

森永乳業カフェトーク。ここからはゲストの方にもっと
リラックスしていただこうというコーナーです。

松任谷由実さんはの質問はコチラ!

 

最近めちゃくちゃ緊張したことは?

 

 

この質問に、最近はあまりないかもしれないと
答えた松任谷由実さん。

ですが、ライブでは緊張するかもしれないとのこと。

とても緊張したエピソードとして、松任谷由実さんは
去年の出来事を挙げました。

それは、平成から令和になる時代の変化に伴って行われる
平成天皇の奉祝の会という催し

そこに、松任谷由実さんは皇后美智子様の御歌に
曲をつけて歌うという大役を仰せつかりました。

これは…緊張しますね。

賛美歌を書こうと思ってつくりあげたその歌に、
上手く言葉がのったと松任谷由実さん。

この奉祝の会は、民間の催し

平成天皇が退位される当日だったので
皇后美智子様の前では披露することはできませんでした

ちょうど、宮中で行司をされているときですからね。
後からテレビでご覧になったと松任谷由実さんは伺ったそうです。

今まで曲を書いた中でも、
とても思い出深いものになりました。

ちなみに、その催しで披露された歌というのは
その催し以外では披露しません

どんな歌だったのか…非常に気になります…。

 

さて、最後に松任谷由実さんのアルバムについてのお知らせです!

ニューアルバム「深海の街」、現在発売中です。
そして恒例のなえばコンサートも来年に実施されます。

「SURF&SNOW in Naeba 2021 Vol.41」。
来年の2月8日から苗場プリンスホテルで開催されます。

タイトルにもありますように、41回目です

さらに!2月20日(土)の公演の様子がライブ配信されます。

2月20日の20時から配信がスタート。
20時30分からは、開演直前のスペシャル映像も配信!
そして、21時から開演します。

 

こちらも、お見逃しなく!

 

来年もツアーが予定されているということで、
松任谷由実さんの活躍がますます期待できそうです。

みなさんも、ぜひチェックしてみましょう!

 

 

 

 

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
次回もお楽しみに…♪

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