ラジオと手紙で記憶力UP!脳内科医が明かす脳を強く鍛える方法

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みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪

今回は、SUNDAY’S POSTから。
ゲストは、脳内科医の加藤俊徳さんです。

年賀状など、手紙やハガキを書く機会が増えるこの時期。

手紙を書くことは脳にどんな影響を与えるのか、
脳内科医の加藤俊徳さんに詳しくお話を伺っていきます。

 

Contents

脳を見ただけでわかる性格、適職、個性

 

 

加藤俊徳さんは、脳内科医でありながら
脳の学校」の代表も務めていらっしゃいます。

「脳の学校」という名前からして興味が湧きますが…
これは、病院ではありません。

クリニックも運営している加藤俊徳さんは、「脳の学校」で
正しい脳の知識を用いて世の中を幸せにしたい
と考えています。

そこで登場するのが、脳ドックです。
ここでは加藤俊徳さんしかできない、唯一の技術を使っています。

それは、脳を見ただけでその人の個性や適職、
性格まで読める
というもの。

脳を見ただけでそこまでわかるというのは、すごいですよね…!

加藤俊徳さんは、要望があれば赤ちゃんから
100歳の方まで幅広い年齢層の脳を鑑定しています。

言ったことを忘れる男性と状況を見ていない女性

 

 

加藤俊徳さんのもとには、恋愛相談も舞い込んできます

 

2人で加藤俊徳のもとに来て、

 

「私たちどうですか?」と

 

相談を受けることも。

 

「えっ?脳を見ただけで、相性もわかるの?」

 

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はわかるんです。

 

夫婦もそうなのですが、お互いどこで理解し合えないのか
わからないことって、ありますよね。

価値観はそれぞれ違いますから、納得できず
衝突してしまうなんてことも…。

わからないから、さらに悶々とした気持ちになってしまいます。

そんな状況は脳を見れば即、改善する。
加藤俊徳さんはそう話します。

 

たとえば、男性は話を聞いているようで実は聞いていないことが多い。
一方の女性は地獄耳で1度聞いたことは忘れないんです。

ところが、ここで1つ問題が。

女性は耳が得意な分、目で見ることが苦手。
つまり、状況を見ていないんです。

 

それが、夫婦喧嘩になると…

 

「あなた、あの時こういったわよね?」

 

と言われると、男性の方は言ったことは忘れて状況だけが浮かぶ
だから、意見が食い違ってしまうんですね。

 

…ということが、脳を見れば手に取るようにわかってしまうと
いうことなんです。

 

脳の画像を見てもらったら志望校に合格できた!?

 

 

脳の画像を見れば、性格もわかります

脳は、いわゆる盆栽。どんどん成長していくのですが、
経験によって大脳皮質など、8つの番地に分かれます。

使ったところだけがどんどん発達していくんです。

加藤俊徳さんは、古舘伊知郎さんなどのアナウンサーの脳を
拝見する機会がありました。

その方たちの脳を見てわかったのは、自身の特徴で
アナウンス
をされている方が多かったということ。

 

その言葉に宇賀なつみさん、

 

「見てもらうの、ちょっと怖いですね」と苦笑い。

 

加藤俊徳さんのもとには、大学生や高校生など
進路で悩んでいる方も訪れます

 

受験の2ヶ月に不合格になりそうだと
悩んでいた受験生を導いた
なんてこともありました。

脳の画像を見れば、

 

この部分が使えていないから点数を落としている

 

ということもわかるんです!

 

脳を見ただけでここまでわかるとは…。すごすぎます。

 

ラジオを聴いた全員が脳力UP!ラジオが脳に良い理由とは

 

 

脳は、何歳からでも変われます
脳は、1ヶ月ほどでどんどん変化していきます。

 

大学生8人に1日2時間、1ヶ月間ラジオを聴いてもらい
前後で脳の変化を比較したところ…

 

なんと、全員の能力が伸びていたんです!

 

全員ですよ!!

 

この結果からも、ラジオを聴くことは
脳にとても良い
ことがわかりますね。

 

ラジオを聴いて1番伸びる能力というのが、
右側の側頭葉という部分。

ラジオは、テレビとは違って見えないですよね。

最近はラジオを携帯やスマホから聴けるので画面には
番組の説明や画像などがありますが、放送の内容は
聴かないとわからないですよね。

そのため、頭の中で見ようとするので脳を使うということなんです。
頭の中で見ようとすることは、つまり想像するということ。

ちなみに、その8人の中の4人は東大生。

秀才な東大生でさえ使っていない脳の部分が
あった
といいますから…驚きですね。

その部分が、ラジオを聴くことによって伸びていきました。

どうですか、みなさん。

ラジオを聴くことでこんなに良いことがあるんですよ?
聴かなきゃ損。ですね。

 

ラジオを好きでよく聴くという方もいらっしゃると思います。

2時間聴く方もいれば、毎日6時間聴いているという方も
いるかもしれません。

 

「毎日6時間聴いてるのに、全然頭が良くならない!」

 

と、悶々としている、なんて方、いらっしゃいませんか?

 

ラジオを聴いて理解ができる人は、耳からの記憶力が衰えません

ところが…ラジオを6時間を家の中でずーっと聴いているのは
変化が足りていない
状況なんです。

可能なら散歩をしながらラジオを聴く、場所を変えて
ラジオを聴くようにすると変化が生まれ新鮮に。

マンネリ化すると、記憶力が衰えてしまうので
適度に変化を与えてみましょう!

 

脳に心が存在するって本当?恋愛からみる脳の動き

 

 

 

突然ですが、みなさん。脳に心はあると思いますか?

 

実は…

 

脳にも、心はあります

 

多くの方が、脳と心を区別できていないんです。

 

なぜ恋愛が起こるのかということを例に、説明していきますね。

恋愛は人の感情を感じ、自分の感情で思うということですよね?

人間の脳は人の感情を右脳で感じ
自分の感情を左脳で作り出します

つまり、心が脳に存在しているということなんです!

 

みなさん、いかがですか?

私にも脳に心があるという考え方はなかったので、
かなり驚きの事実でした!

 

でも、恋愛ではよく

 

“胸が締め付けられるような痛み”

 

とかいいますよね?

 

なぜ頭ではなく、心、すなわち胸が痛むか不思議に思いません?

 

頭や心、胸といった体の箇所の感情系は、扁桃体という場所。

扁桃体というのは、脳の中の視床下部というところに
ネットワークがつながっています。

視床下部は脳の1番中心にあり、自律神経の中枢となっています。

そのため、恋愛のときにキューっと胸が締め付けられるように
感じるのは、感情が自律神経を変えたからなんです。

脳の活動が変化しているので自律神経も変わり、
胸がキュッと締め付けられる…ということですね。

心臓のスピードは、自律神経の作用によって変わっていきます

感覚的に感じていることは、ほとんどが脳の仕組みから
来ているということなんです。

 

そう考えると、脳ってすごいですよね。

 

 

脳と手紙の関係 手紙が脳トレに最適なワケとは

 

 

そして、ここからは手紙と脳の関係について
加藤俊徳さんに詳しくお話を伺っていきます。

クリスマスカードの時期は終わりましたが、
これから迎える年末年始。

今まさに年賀状にメッセージを書き込んでいる、という方も
いらっしゃるのではないでしょうか?

コロナ禍ということもあって、
今ハガキや手紙が見直されていますが…

脳内科医の加藤俊徳さんによると、手紙を書くことは脳に
めちゃくちゃ良い行為
なのだそう。

しかも、手紙を書くと話すのも上手くなるそうです。

これは一体、どういうことなのでしょうか?

 

手紙を書くとき、みなさんはどのように書きますか?
1度、思い浮かべてみてください!

 

「何を書こうかな」
「あのとき、楽しかったな」

 

…など、そのときの状況を思い浮かべながら書きますよね?

 

実は人間の脳は、相手に伝えようと思っただけで
伝達系の脳の番地が動く
んです。

このような感情が出てくると、伝達系が刺激されていきます。

自己満足ではなく、誰かのために書く
これが大切です。

誰かのために書くことを意識するだけで、
脳が広く使われる
ことになります。

一方で、漫然な気持ちで書いてしまうと
小さい範囲しか使われない
んです。

絶対に相手に感謝を伝えたい、思いをわかってほしい
思いながら書けば書くほど、脳が活性化します。

その手紙を受け取った人も、
それを同じように受け取ることができます。

ポジティブに書くということがポイントですね。
みなさん、手紙は最高の脳トレですよ!

手紙は文字を使うので、普段感覚的に思っていることを
文字に変換することで今まで意識していなかったことを
自覚できる
わけです。

 

「あっ、私ってこんなこと思ってたんだ!」

 

というふうに。

 

このように、自分の思いを自覚することは
脳を強く鍛えることにもなります

 

メールと直筆の決定的な違い

 

思いを伝える手段としては、ハガキ、手紙、
メール…などがありますよね。

特にメールは、みなさんもよく使っているのではないでしょうか。

手紙やハガキだと返信が戻ってくるまで時間が
かかってしまいますが、メールならすぐに返信が来ますよね。

そこが便利なところなのですが、メールで伝えることと
直筆で伝えるのでは全く違ってきます

手紙だと目の前に紙がありますから、
スペースをイメージしますよね?

どのくらい書けるかとか、読みやすく大きく書こうとか、
余白は多めにしよう、とか。

直筆ですから、文字を見ただけでなんとなく気持ちは
伝わる気がしますよね。

字が乱れていたり殴り書きだったりしたら、
急いでいたのかな?と思ったり。

 

一方のメールは、字体も同じですし配慮する範囲が狭い

そのため、直筆で文字を書くことの方が
脳を強く刺激することにつながります

メールだと、その人が今どんな気持ちで書いているのか、
元気なのか、そうでないのかも感じ取れませんよね。

気持ちが伝わりづらいんです。

LINEだと、スタンプを押すだけで完結してしまいますからね。
忙しいときなどは、助かるし便利なのですが…。

 

加藤俊徳さんは、最近手紙を筆で書いているそうです。

 

筆ですよ?

 

そうすると、どんどんアイデアが湧いてくるんですって。
まるで、ドラえもんの道具みたい…。

 

メールで書くときの発想と手紙を実際に書くときの発想とは、
まるで違う
のだそう。

便利なことは、もちろん良いことです。

でも、それに頼ってばかりで脳を甘やかしてはいけない
いうことなんです。

 

時代によって変わる子供の脳 ゲームのやりすぎが弊害に

 

 

昔の子供たちは、よく手書きでいろいろなものを書いていました。

ですが、今はデジタルが溢れる時代。
時代によって子供たちの脳は、かなり変化しています。

 

加藤俊徳さんによると、今の子供たちは
字を書くのが下手になっているとか。

これはなぜなのかというと、ゲームやスマホのやりすぎで
脳がマンネリ化して目を使えていない
から。

ゲームやスマホをずっとしていると、画面を凝視しますよね?

同じ小さい範囲をだけをずっと見ていることになりますから、
周りに気付かないんです。

そのせいか、注意力不足が目立ったり
なかなか片づけられないという子供が多いのだとか。

片付けるための脳が育っていないので、学校で勉強していても
全く整理整頓ができない
といいます。

昔に比べて、周りを気にしない子供が増えているようです。

周りを気にしすぎも困りものですが、
全く周りを気にしないというのも問題ですよね…。

便利な世の中になったからこその弊害とでも
いえるのではないでしょうか。

ゲームのし過ぎは、脳にも良くないということですね。

今の子供たちは、周りを見る経験が少ない
そのため、他者を慮る理由がないということなんです。

ラジオを聴いたり、手紙を書いたり。

注意を外に向けることを子供の頃から意識的に行うことが、
とても重要になってきます。

コロナ禍でステイホームと言われ続けていますが、
その状況は危険なことでもあります。

人と会う機会が格段に減ってしまうことで、
脳に刺激がいかなくなりますからね。

 

脳内科医、加藤俊徳さんオススメの脳トレとは?

 

 

そこで加藤俊徳さんがオススメしているのは、手紙を書いたり
ラジオを聴くことによって数多くの人と心のコンタクト、
脳のコンタクトをたくさん増やしていく
ということです。

つまり、実際に人と会う機会が少なくなってしまっても
ラジオを聴くことでより心のコンタクトや脳のコンタクトが
増やせる
ということ。

ラジオって、パーソナリティーがゲストをスタジオに迎えて
会ったことのない人とも話すじゃないですか。

それだけでも親近感が湧いて、脳が刺激されるんです。
実際に会っていなくても、です。

ラジオの方がテレビよりも距離が近く感じるのは、
自分で想像して思いを馳せるから
なんです。

テレビには視覚の情報がありますが、
自分から接近していくチャンスは少ない。

つまり、”見させられている”といった、受け身の状態なんです。

ラジオの場合は、自分なりに解釈していく必要があるので
能動的に情報を取りに行かなければならないということです。

その解釈が自分自身の考えなので、
自分の考えにも気付けるチャンスにもなりますね。

 

ポジティブに手紙を書くことがなぜ必要なのか

 

 

先程、手紙を書くときは”ポジティブに”ということを
述べましたが…これは脳にとって非常に重要なキーワードです。

少し先の未来にどうなっていたいのか”を積極的に考えることが
脳の活性化につながっていきます。

 

たとえば…

 

美味しいお菓子がみなさんの目の前にあったとしましょう。

 

そのお菓子を食べるときに、みなさんは何を思いながら
食べますか?

 

「これ食べたら、また太っちゃうな…」

 

と思って食べますか?

 

それとも、

 

「美味しい!」

 

と思いながら食べますか?

 

前者の考え方と後者の考え方とでは、
実はその吸収が全く違うんです。

なぜなら、脳と体はリンクしているからです。

特に脳と腸は関連性があるといわれていて、物質レベルで
脳と腸はつながっていることがわかっているんです。

とにかくポジティブに、少し先の未来に思いを馳せながら
ラジオを聴き、手紙を書く…。

これだけでも、十分な脳トレになっているはずです。

今のこの時期に年賀状を、時間がなくてもあえて書く

そうすることで普段使わない脳の部分を鍛えることに
なりますから、一石二鳥ですね。

1人でも多くの方に年賀状を書くことをオススメします。
みなさん、今からでも間に合いますよ!ぜひ書きましょう!!

書くときは、ポジティブに、少し先の未来を想像して、ですよ?

 

そして、ぜひラジオも聴いて脳を活性化させましょう!

 

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
次回もお楽しみに…♪

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1件のコメント

  1. I am incessantly thought about this, thanks for posting.

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