みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回は、Sparkle Speakerから。
聞くとためになる、役に立つという情報をその道の
スペシャリストにお話を伺っています、Sparkle College。
ゲストは、ファイナンシャルプランナーで
社会保険労務士の川辺紀子さんです。
今回は、個人向け国債のお話です。
個人向け国債とはどんなものなのか、
わかりやすく解説していきます!
Contents
ボーナス減の企業が増加する一方でボーナスが増加したところも
今年は新型コロナウイルスの影響で
非常に厳しい年になりましたが、
今の時期はボーナスの季節です。
この冬のボーナスですが、みずほ総研の
調査によるデータによると…
民間企業が前年比7.5%減の36万189円。
そして、公務員が3.8%減で72万2961円となっています。
そして気になる東証一部上場企業のボーナス。
一般社団法人労務行政研究所によると、回答を得た
205社のボーナスと打月額が全産業平均で74万3968円。
金額だけ見ても増えているのか減っているのか、
わからないですよね。
ここ数年は90万円ほどだったようなので、
30万円ほども減ってしまったことがわかりますね。
東京エレクトロンのボーナス最高額が桁違い
ボーナスが減額されたという方も多いと思いますが、
このボーナスの最高額、みなさんはいくらだと思いますか?
今わかっている中でのボーナスの最高額は、
東京エレクトロンという会社で232万円です。
232万円ですよ…!とんでもない金額…。
ボーナスの減額どころか、ボーナスが全くないという方も
もちろんいらっしゃいますからね。
会社によって、いろいろということですね。
預貯金以外で元本確保したいなら、個人向け国債
そんな中、今までの貯蓄も含め何十万、何百万など、
何か預貯金以外で”かためなもの”はないかという
質問が川辺さんのところに多く寄せられています。
すぐは使わないけど、置いておきたいということですね。
川辺さんも投資に関しては、まずは積み立てで少しずつ
行うようにアドバイスしています。
でも、何十万、何百万というお金に関しては
みなさんもなかなか手を出しづらいですよね…。
手堅いもので預貯金ではないものといえば、
個人向け国債です。
これは昔からありますし、
「CMや金融機関でポスターを見たことある!」
という方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。
個人向け国債が気になる、という方も実際は多いようです。
「個人向け国債のポスターを金融機関で見たことあるけど、
どういうものかよくわからない!」
という方も少なくないとと思うので…
ゼロから解説していきます!
個人向け国債って何?
個人向け国債は、債権です。
債権というのは、お金を貸すので時期が来たら
お金を返してくださいねというもの。
国債といっているくらいですから、基本的に
国にお金を貸すよということです。
そのしくみに一般の個人も乗っかりやすいように、
1万円から投資をできるようにして元本割れをしないように
整えて個人向けに告知した、というイメージ。
これが、個人向け国債です。
つまり、国債と個人向け国債は違うということです。
本当に元本割れしないの?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
基本的には元本割れしません。
個人向け国債は、1年が経過すると換金することができます。
仕組み上は、元本割れしないということになっているんです。
基本的には元本割れすることはありませんので、
安心してくださいね!
個人向け国債には3つのタイプがある
1年経過したら換金できるということは、
1年経ったらやめられるということになりますが、
これは本当は何年なのか…。
みなさん、気になりますよね?
個人向け国債には、3つの商品があります。
1つ目は、3年固定されるもの。
2つ目は、5年固定されるもの。
3つ目は、10年で変動する可能性がある変動するタイプ。
この3つです。
現在販売しているこれらの3つは、
どれも金利が0.05%です。
たとえば、個人向け国債を100万円買ったとしたら…
いくらになりますか?
金利は0.05%なので…
100万円×0.05%=500円
ですよね。
税金が引かれるので、
金額としては400円弱になります。
「税金も引かれて400円弱…。
もうちょっとなんとかならない?」
と思う方もいらっしゃるのではないかと思います。
ですが、確定拠出年金やNISA以外は
税金が引かれるのが当たり前なんです。
銀行の預金口座にたまに入ってくる利息、ありますよね?
それも税引き後の金額です。
基本的には、税引きされるのが当たり前なんですね。
そうはいっても400円弱は、
ちょっと懐が寂しい…ですよね。
個人向け国債は、あくまでも
元本割れしたくない”かためのもの”。
もっと増やしたい!というのであれば、
元本が確保されないような投資をして多少の値動きを
受け入れる必要があります。
ちなみに、この400円弱の金額。
少ない!と思うかもしれませんが、実はそうでもないんです。
たとえば、定期預金に100万円預けたとしますよね?
そうすると、税引き後は100円ちょっと。
ということは、個人向け国債の方が
その4倍の金額になるということですよね。
個人向け国債は10年変動がオススメの理由
先程ご紹介した、個人向け国債の3つの商品。
みなさん、覚えてますか?
3年、5年、そして10年の変動の3つのタイプでしたよね。
この中から選ぶとしたら、みなさんはどれを選びますか?
川辺さんは、迷わず10年変動を選びます。
「えっ?でも変動するから、
損する可能性もあるってことでしょ?」
と思っているそこのあなた!
その考え、かなりもったいないですよ!
この3つの中で1番お得なのは、
この10年変動タイプなんです。
では、なぜ10年変動が1番お得なのか説明していきますね。
10年変動ということは、もちろん上がったり
下がったりするわけですよね。
上がったら、自分に入ってくる金額も増えます。
「それじゃあ、下がったらどうなるの?」
と思うかもしれませんが、ご心配なく。
現在の金利は0.05%ですが、これは最低保証なんです。
つまり変動とはいっても、0.05%より下がることはないんです。
これなら、10年で可能性を見るというのは
いいかもしれませんよね。
上がるかもしれないってことですから。
個人向け国債はネット銀行で買う方がいい?その理由とは
この個人向け国債は、銀行、郵便局、信用組合、
信用金庫などで買うことができます。
川辺さんのオススメは、ネット銀行で変動10年を買うこと。
なぜネット銀行なのか、
その理由、みなさんはわかりますか?
「窓口で買うと手数料がかかるから?」
と心配することなかれ。
窓口では手数料はかからないので、大丈夫ですよ!!
どこで買っても、手数料はかかりません。
ネット銀行だと、時期によってはキャッシュバック
キャンペーンをやっているところがあるんです。
ちなみに…
川辺さんはSBI証券を使っているのですが、
今100万円で10年変動タイプを買うと
1000円キャッシュバックされます。
1000円ですよ?
これはすごいです。
先程、1年で税引き後400円弱と
いうことでしたから…その3倍ですよ!
ただ、ここで注意していただきたいのは
キャッシュバックは毎年ではなく購入したときだけだということ。
それでも1000円キャッシュバックされるというのは
魅力的ですよね。
個人向け国債はいつ買える?
そして、川辺さんの元にはこんな質問も。
「いつ買えるんですか?」
これ、定番の質問です。
個人向け国債は、いつでも買うことができます。
ボーナスの時期だから売っているというわけではありません。
個人向け国債は毎月発行されています。
月末の平日まではその月のものが販売されているので、
購入を決めたときにいつでも手続きはできますよ。
貯蓄とは別に分けておくだけで、
特別感があっていいかもしれないですね。
個人向け国債は、1万円からはじめることができますから
ハードルはそれほど高くないと思います。
ボーナスどうしようかと思っている方は、
ぜひこの機会に個人向け国債の購入を
検討してみてはいかがでしょうか。
もしもの備えに、+α。
ボーナスのこの時期が
いい機会かもしれない、ということですね。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
次回もお楽しみに…♪