みなさん、こんばんは。愛原夢音です♪
ミュージシャンで文筆家・そして何より愛猫家、猫沢エミさんの
“読むレシピ本”「ねこしき〜悲しくてもお腹は空くし、
明日はちゃんとやってくる〜」が現在発売中です!
美味しいレシピはもちろん、猫沢エミさんの半生が綴られている
一冊から美味しいヒントをたっぷりと伺っていきます。
どうぞ、最後までお付き合いください!
Contents
猫沢エミの著書「ねこしき」が教えてくれる人生で大切なこと
最近では、Instagramで”猫の人”として知られている
文筆家の猫沢エミさん。
坂本美雨さんにとっては、姉のような存在なのだとか。
そんな猫沢エミさんがこの度、本を出されました。
「ねこしき〜悲しくてもおなかは空くし、
明日はちゃんとやってくる〜」という本です。
タイトルが「ねこしき」なので、猫の本かな?と
思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実は違います。
「ねこしき」は、”猫沢のしきたり”の略です。
どんなしきたりなのかは、読んでいただければわかるのですが…
50歳という年齢は、
男女問わず一つのターニングポイントですよね。
ここからどこに向かって、どう生きたらいいのか。
ライフシフトを考え始める時期だと思います。
この本の中には猫沢エミさんの半生を歴史的なことも含め、
生きていく上で何を大切にしているのかというエッセイと、
生活の中に一緒に生まれてきたレシピが一冊の本になりました。
エッセイとレシピ集が見事にミックスされた書籍となっています。
この本には、恋愛のことも赤裸々に綴られています。
かなり赤裸々に綴られているので、
「あ、そんなにスパン!と書くんだ」
と言われることも多いのだとか。
猫沢エミさんは自身のことをかなり客観視して書いています。
そのため、自分のことを書いているにも関わらず
フィクションを読んでいる感覚になる。
そう、坂本美雨さんは感じたそうです。
猫沢エミさんの人生なのに、なぜか映画のようなストーリーと
エッセイの中に自然と織り交ぜられているレシピが共生している。
この本の魅力を、そう語る坂本美雨さん。
漫画・ドラマでおなじみの深夜食堂のような世界が、
そこには広がっています。
猫沢エミさんの著書、「ねこしき」には
“悲しくてもおなかは空くし、明日はちゃんとやってくる”
という副題があります。
これは、人生のコンセプトともいうべき言葉です。
6年間の親と愛猫の介護からわかった、人生で大切なこと
猫沢エミさんのInstagramをチェックしている方は
ご存知かと思うのですが…
今から1ヶ月ほど前に、猫沢エミさんはイオちゃんという
メスの猫を扁平上皮がんという病気で失いました。
発病から6週間と6日という、短期間での出来事でした。
イオちゃんを見送る期間は、自分を支えるためにも克明に
Instagramに思いの丈を文章にしてアップしていった、猫沢エミさん。
イオちゃんが亡くなってからの1・2週間、
立ち上げれないほどの悲しみを猫沢エミさんが襲います。
悲しみや悔しさを感じる中でも、お腹は空きます。
そのときのことを、猫沢エミさんはこう話しています。
「お腹が”ぐう”と鳴って、体が”お前、生きろよ”と
教えてくれたみたいなところがあって。
たぶん、そうやってみんな乗り越えていくものがあるのかなと
いう気がしていて。
お腹が空いてきちんと食べさえすれば、
必ず明るい未来がやってくる、って。自分の標語ですけど。」
タイトルと副題は、そのような思いから
つけられたものだったんですね。
猫沢エミさんはここ数年でご両親も亡くなられて、
愛猫も見送られました。
お母様が亡くなる少し前に、ボロボロの状態で
イオちゃんと出会った猫沢エミさん。
イオちゃんの介護とお母様の介護が重なり、
生きることと死ぬことについて向き合われた数日間でした。
お母様の介護とお父様の介護を加えると、
約6年の月日になります。
50歳のターニングポイントの前後に猫沢エミさんは、
死生観をまざまざと見せつけられたといいます。
このときのことについて、猫沢エミさんはこう語っています。
「直接誰かを亡くなるまで見送るって、すごく三途の川まで
一緒についていってあげるみたいな、そういうところが
ある気がしているんですね。
そこから逆に、自分が生きてるこの陸の方をみたときに
“あっ、残りの人生は、そんなには長くない“って気づいたんです。
50歳を超えてくると。」
悲観的にその現実を見るのではなく、
今までのいろんな経験値を信じる。
その上で、残りの人生自分は何を選択して逆に何を捨てるのか。
そのことを、猫沢エミさんは深く考える数年間となりました。
残りの人生を充実して生き抜くカギは”取捨選択”
坂本美雨さんも40代を迎えるときに、
「あっ、半分来た」
と、思ったといいます。
「ああ、時間がない」
という、迷いと決意の狭間で、今まさに揺れ動いているようです…。
猫沢エミさんのエッセイにも書かれているのですが、
来たものと向き合って出会った人と出会って、
いろいろと吸収したりぶつかったりして乗り越えて…
ということを、一つ一つやっていく時間がもうあまりない。
坂本美雨さんは、そう感じているそうです。
なので、既に出会っている大事なものを
これからどう大事にしていくか。
“そういう季節に、そしてそういう時代に入っているのではないか”
と坂本美雨さんは話します。
私のことを本当に思ってくれる人たちって、
そんなにたくさんはいませんよね?
友達はたくさんいても、
本当に自分のことをちゃんと考えてくれる人。
きっと、指折り数えるほどだと思います。
本当に大切な人たちを大事にしていると、
そこからまた良い出会いは必ずあります。
若い頃のように、無作為に誰とでも交流して傷ついて…という
エネルギーではなく、今の自分にとって本当に大切なものを
選んで大切にしていく。
残りの人生を充実して生きるには、
そのような考え方が根底にあるような気がします。
坂本美雨さんは、イオちゃんの見送りに最初に来てくれました。
しかも、買ってきた大きな桜の木をかついで。
ちなみに、商店街で買ったそうです。
その大きな桜の木を飾って、本当に最後の亡くなるときに今度は、
坂本美雨さんから日本の和バラが送られてきました。
花でいっぱいに埋め尽くして、イオちゃんの旅立ちを
見送った猫沢エミさん。
坂本美雨さんのことを、”始まりと終わりを告げる不思議な女神様”と
話す猫沢エミさん。
日本の花がとても似合う女の子だった、イオちゃん。
きっと、猫沢エミさんのことを
遠くから見守っているに違いありません。
恋する街、パリでの恋は淡くない?
ここからは、「拝啓、なじみたち」。
ゲストの方のプライベートな部分を少し覗いてみたいなという
コーナーです!
猫沢エミさんへの質問はこちら!
恋する街、パリでの淡い恋のエピソードは?
猫沢エミさんは、フランスのパリに滞在していたことがあります。
そこではフランス語を教えたり、
カルチャーを紹介する仕事も以前されていたそう。
そんな、パリとは縁が深い猫沢エミさんのパリでの恋は…
淡くはなかったようです。
それについては、「ねこしき」の第4章にかなり詳しく書かれています。
猫沢エミさんの恋人は、
フランス人でパリ在住のアーティスト。
その人との出会いが、赤裸々に綴られています。
第4章に書かれている文章を読んだ方はおそらく、
小さなフランスの短編映画を見ているような
感覚になるのかもしれません。
「告白すると、そこから読んじゃいました、私。」
と、坂本美雨さんから衝撃の告白が…!
恋バナが好きな人、特に女性はそこが気になって
仕方がないという方も多いと思います。
気になりますよね…。
映画でも小説でも、パリは人に夢を見させる
ちょっと不思議な力があります。
いろいろなヘミングウェイだったり、作家が恋をしたり。
そういう不思議な文化的な魔力が、パリにはある。
そう、猫沢エミさんはいいます。
パリの魅力について、猫沢エミさんはこう話しています。
「フランス人って、日本人より素朴なところがある気もする。
そういう中で泣いたり笑ったり、私たちと似たような
問題にあたったりすることもあるので…。
それを、エッセイには書いてます。」
遠距離恋愛でも上手くいく理由は”どんどん突っ込む”こと
猫沢エミさんは、恋人とは長い付き合い。
恋人とは、遠距離恋愛中です。
長続きの秘訣は、一体何なのでしょうか?
長続きの秘訣は、言いたいことは我慢せずに
納得のいくまで説明をすること。
猫沢エミさんは、恋人とSkypeやZOOMといったテクノロジーを
駆使して互いの顔を見ながらコミュニケーションを取っています。
ですが、時にはすれ違いそうになることも…。
互いの表情をよく見ているので、
「なにか言いたいことあるな」ということは瞬時にわかります。
そんなとき、猫沢エミさんはどんどん突っ込むのだそう。
特に自分がモヤモヤしたときは、
自分の思ったことを全て言うようにしているといいます。
「なぜ不機嫌な顔をしているかというと、
ここが嫌だったから、こうなんだ」
ということを、相手にちゃんと説明をする。
そうすると、相手は安心感を覚えます。
そういうことを怠らないことが、
長続きの秘訣ということなんですね。
心の内側の動きを互いがよく把握しているから、
そこから絶対に逃げない。
それを長く続けていると、いざこざが起きにくいですし
深く知り合うことができます。
そこが面白いところ、と猫沢エミさん。
テレビ電話で恋人と会話していると、飼い猫が猫沢エミさんの
ラブな気持ちを感じ取って嫉妬していることもあるようです。
フランス語の意味はわかっていないだろう、とのことですが…
フランス語に反応しているそうです。不思議ですよね。
ここで、猫沢エミさんからのリクエスト曲をご紹介します。
猫沢エミさんの”猫の曲”、「Mon petit chat」です。
これは、フランス語で”私の可愛い猫ちゃん”という意味です。
この曲は、猫沢エミさんが最初に飼っていたピキという猫に送った曲。
最初にパリに住んだときに日本から連れて行って、
ピキも一緒に住んでいた猫沢エミさん。
最初に済んだときは、フランス語もそれほど話せず
一番寂しかった時期。
そんな猫沢エミさんを支えたのが、ピキでした。
その4年後に、1度日本に帰国し日本で一緒に生活することに。
その4年後に、ピキは亡くなってしまいます。
そんなピキに向けた曲。
みなさんも、ぜひ聴いてみてくださいね。
最後に、猫沢エミさんからのお知らせです!
エッセイのような、一つの物語のような猫沢エミさんの著書
「ねこしき〜悲しくてもおなかは空くし、明日はちゃんとやってくる〜」は、TAC出版から絶賛発売中です!
料理家の麻生要一郎さんも、
Instagramで大絶賛しています!!
ぜひみなさん、手にとってみてください。
さらに、「ねこしき」の発売を記念してオンラインイベントが
本日5月9日に行われます!
なんと、猫沢エミさんの自宅にカメラが入ります。
「ねこしき」という本は、自宅でいろいろなことが起きた、
いわゆる”現場”での出来事を綴ったものです。
だからこそ、自宅からトークショーを行うということなんですね。
さらに!
猫沢エミさんが数あるレシピの中から選んだ、
ベシャメルソースの作り方を最初から最後までお見せします!
しかも、13分という短時間でできちゃうんです♪
「ベシャメルソース、つくりたいけどなかなかコツがわからない…」
という方も多いと思います。
そんなベシャメルソースの作り方を、
猫沢エミさんが実演でお見せしちゃいます。
材料を揃えれば、一緒に作ることができるので
ぜひみなさんもイベントに参加してみてくださいね♪
ベシャメルソースはハードルが高い…という方も大丈夫!
簡単にできます。
オンラインイベントは、5月9日の夜19:30からスタートです!
もし、当日予定があって参加できない…という方は、
申込みをしていれば後日アーカイブで1週間見ることができます。
まずは気軽に、参加してみてくださいね。
オンラインイベントについては、コチラをチェック!
坂本美雨さんも、
「ぜひぜひ、みんなでつくろう!ベシャメルソース!」
と、オンラインイベントをとても楽しみにしているご様子でした。
詳しい情報は、猫沢エミさんのSNSをご覧ください!