みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
みなさん、マイナンバーカードは利用してますか?
ニュースなどでマイナンバーカードが保険証代わりになると
いうことはご存知の方も多いかもしれませんが、
実はマイナンバーカードが優秀なのはこれだけではないんです!
そんなマイナンバーカードを使うメリットを
ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の
川部紀子さんにお話を伺いました。
どうぞ、最後までお付き合いください!
Contents
マイナンバーカードを保険証として利用するメリットとは?
マイナンバーカードが、病院でも薬局でも保険証として
使えるようになりました。
3月から順次、使えるようになっています。
「でも、持ち歩くんだったらマイナンバーカードより
保険証の方が良くない?」
と思う方もいらっしゃると思います。
マイナンバーカードには写真も載っていますし、
保険証よりたっぷり情報が含まれている感じはありますよね。
カード型のものだからコンパクトにもならないし、
むしろちょっと重そう…という気もします。
「だったら今までどおりの保険証がいい気もするんですけど…」
と思っている方にこそ知ってほしい、マイナンバーカードを
保険証として使うメリットをご紹介していきます。
メリット① 病歴や服用している薬を病院や薬局が把握できる
マイナンバーカードを登録すると、
病気のことや飲んでいる薬などのいろいろな情報が入ります。
本人が同意をすれば、初めてかかった病院やクリニック、
薬局でも病歴やいろいろな履歴を見ることができます。
たとえば、
倒れてしまったり怪我をしてしまって話すこともできない。
そんな状態で病院に運ばれたとします。
そのときに、病院が病歴や薬の状況をすぐに把握できたら
すぐに効果的な治療ができますよね?
毎日薬を飲まなきゃいけない持病をお持ちの方もいらっしゃるでしょうし、アレルギーで体に薬が合わなかったということもありえます。
持病のある方や薬を服用している方は、
マイナンバーを登録しておくと特に安心ということなんですね。
「個人情報がね…」と思う方もいらっしゃるとは思いますが、
この場合はむしろ命に関わる大切な情報なので
それを共有してもらった方がいいです。
メリット② 引越しや転職をしてもデータは引き継がれる
引越しや転職をすると、その度に保険証が変わりますよね?
でも、薬の状況を含めたマイナンバーカードの情報は
引っ越しや転職で保険証が変わっても引き継がれます。
会社が変わったら必然的に保険証は変わりますが、
それでも大丈夫ということです。
たとえば、個人事業主の場合。
国民健康保険に加入している方は、違う市町村に引っ越すと
保険証が変わります。
そのときに、引越し先の近くにある病院にかかったとしますよね?
もちろん引っ越す前に通っていた病院ではありませんから、
病歴や服薬状況、薬の副作用などは把握できていません。
「薬飲んでるんですけど、白くて長くてつるっとした薬、
あれが合わなくてじんましん出たんですよ」
と説明しても、それが何という名前の薬なのかわかりませんよね。
白くて長くてつるっとした薬と言われても、
似たようなものもありますし。
薬の名前はなかなか覚えられなかったりしますから、
そう考えると病歴や服薬状況を把握できるということは
かなり大きなメリットになります。
メリット③ 確定申告の医療費控除の計算が楽になる
これは該当者の方のみとなりますが、
確定申告の医療費控除がかなり楽になります。
領収証を集めて、一覧表にして足し算をして…という
作業が簡単にできるように。
医療費控除というのは、原則年間10万円以上の医療費が
かかったら税金がちょっと少なくなるよという制度です。
年末まで10万円かかるかどうかは確定しないので、
「あれ?領収証がない!どこ行っちゃったんだろう…」
ということも、十分ありえます。
年のはじめに、医療費そんなにかかる予定じゃなかったのに…!
ということもありますよね。
見つからない領収証があっても、マイナンバーカードなら大丈夫!
データはしっかり残っていますからね。
メリット④ 高額療養費制度の手続きが簡単になる!
こちらも該当者のみなのですが…
高額療養費制度の手続きが簡単になります。
高額療養費制度とは、平均的な所得の人であれば月に9万円弱まで
医療費が頭打ちになって、それ以上の金額はかかりませんよというもの。
その手続きが簡単になるので、一旦お金払ってから
お金が戻ってくるという面倒なこともありません。
上限の金額だけを払うだけでいいんです。
これは便利ですよね。
ですが、ここで注意していただきたいのは、
基本的には健康保険証としての利用であるということ。
20%ポイント還元!というお得な話ではないので、
その点は気をつけてくださいね。
メリット⑤ 健康診断を受けた日や検査料、服薬状況を自分で確認できる
マイナンバーカードを健康保険証として
利用するメリットは、まだあります。
例えば地域の特定健康診断。
「いつ受けたんだっけ?」と知りたいときありませんか?
マイナンバーカードを登録すると、健康診断をいつ受けたのか
その日にちを自分で確認することができます。
そして、「前に飲んでいた薬なんだっけ?」と思って
自分で調べたい場合も、マイナンバーカードなら調べることができます。
さらに!
検査にかかったお金も、自分で確認できるようになりますよ!
マイナンバーカードを保険証として利用する前にやらなければいけないこと
マイナンバーカードを健康保険証として利用するメリット
5つについてここまで紹介してきました。
「マイナンバーカード、すごいじゃん!」
と、健康保険証として利用しようと思ったみなさん。
病院や薬局に、マイナンバーカードを出すだけで
使えると思っていませんか?
それは、まだ甘い!
マイナンバーカードを出すだけでは、
保険証として利用することはできません。
保険証として使うためには、利用登録をする必要があります。
「登録か…」
と思った、そこのあなた!
この登録、意外と簡単なんですよ。
登録は、IC読み取りができるスマートフォンか、
読み取りマシーン・パソコンて行います。
ここでは、スマートフォンの場合の登録の仕方を簡単にご紹介します。
マイナポータルというアプリがあるので、それをダウンロードして開いたら、すぐに「健康保険証申込」というところが出てきます。
そこから、登録をしていきます。
「登録か…」と思ってしまう方も、少なからずいらっしゃると思います。
ですが、先程も述べたように実は登録はそんなに面倒ではないんですよ!
というのも、マイナポイントよりは遥かに手続きが簡単。
市役所で書いた4桁の暗証番号がありますよね?
それさえ忘れてなかったり間違えていないということであれば、
即効でいけます。
川部紀子さんも実際に登録したそうなのですが、
“嘘みたいに”簡単にできたそうです。
「これ、登録できてないんじゃないですか?」
と思ってしまうほど、短時間で簡単。
マイナンバーカードを健康保険証として利用登録するのに、
締め切りはありません。
持病とかないよという方は、すぐやらない可能性もありますよね。
でも、後でやっておけばよかった…と後悔しないように
マイナンバーカードを健康保険証として利用登録するのは、
決して損ではありません。
自分の口から伝えられる前提でいると、
何かあったときに後悔する可能性大。
もしものときに備えて、みなさんもぜひマイナンバーカードの
健康保険証利用をはじめてみてはいかがでしょうか。
川部紀子さんのYouTubeチャンネルでは、マイナンバーの
健康保険証利用の登録の様子を動画でアップしているので、
ぜひ参考にしてみてください!↓
まとめ
マイナンバーカードを健康保険証として利用すると、
こんなにメリットがあります。
◎病歴や服薬状況を病院や薬局が把握できる
◎引越しや転職をして保険証が変わっても、データは引き継がれる
◎確定申告の医療費控除の計算が簡単になる
◎高額療養費の手続きが簡単になる
◎特定健康診断や検査料を自分で確認できる
マイナンバーカードを健康保険証として利用するには、
事前の登録が必要です。
すぐできるので、マイナポータルアプリで
登録を済ませておきましょう!