みなさん、こんばんは。愛原夢音です♪
今回は、Spakle Sparkerから。
聞くとためになる、役に立つという情報をその道の
スペシャリストにお話をお伺いしています、Spakle college。
ゲストは、ファイナンシャルプランナーで
社会保険労務士の川辺紀子さんです。
今回は、公的年金の最新情報についてお伝えしていきます。
Contents
2020 年第3四半期の年金運用実績はかなり優秀!
みなさんは、GPIFってご存じですか?
これは、年金積立金金管理運用独立行政法人の略称です。
名前…長いですよね。
この名前は、覚えなくても大丈夫です。
GPIFというのは、日本の公的年金を運用しているところです。
そのGPIFが、先々週2020年度の第3四半期運用実績を発表しました。
第3四半期なので、10月、11月、12月の3ヶ月分ということになります。
この3ヶ月、国民の年金がどうなったのかという、
かなり大事な話なのですが…
みなさん、ニュースなどで見かけたりしましたか?
「えっ?知らない。ニュースになんてなってる?」
と思ったあなた!
それ、合ってます。
実は、この話はニュースになっていないんです。
新型コロナウイルス感染拡大で、去年は大変な1年でしたよね。
その1年のうちの第3四半期の年金の成績は、かなり重要です。
それでは、ここで第3四半期の年金の運用実績を
お伝えしていきたいと思います。
まず、収益率が+6.29%。
そして、収益額は+10兆3528億円!
「えっ!収益率が+6.28%ってめちゃくちゃすごくない?」
って思ってるみなさん。
そうなんです、これは本当にすごいことなんです!
この数字からも、かなり収益が増えたことがわかりますよね。
収益額なんて、10兆3528億円ですからね。
なぜか報道されない年金の良いニュース
年金と聞くと正直よく言われないし、
世の中低金利だからそんな簡単に増えませんよね。
ですが!そんな中で6.29%も増えて、10兆もの
桁違いな収益が発生しているんです。
先程も述べましたが、年金については
“よく言われない”ことが多いですよね。
この点に関しては、よく言われないどころか悪く言われて
何かあったら大炎上…ということも正直あります。
ですが、今回のお話。
2020年度の年金の運用実績は、かなり優秀な成績。
にも関わらず…
大きなニュースになっていないんです。
そう考えると、年金の良いニュースは報道しないのかな?と
気になりませんか?
良いニュースを知らなければ、
年金の悪いイメージばかりが先行してしまいます。
ですから、ネガティブ面だけではなく
良いニュースも報道してほしいと思いますね。
そして、報道側だけではなく情報を受け取る側。
つまり私たち視聴者も、1つのものの見方や切り取り方から
物事を見るのではなく、あらゆる角度から物事を見ることが
大切になってきます。
川辺紀子さんも、今回の年金の運用実績のデータを
見て改めてそう感じたといいます。
どんなことに対しても、別の角度から物事を見ることは大切ですよね。
なぜこんなに収益が上がるのか その理由は分散投資にあった
ここで、みなさん1つ疑問に思うことは有りませんか?
「運用実績がすごいのはわかったけど、こんなに増えるのはなんで?」
と思いませんか?
今は、超低金利の時代。
定期預金の現在の金利が0.002%という中で、
6.29%ってどういうこと⁉と思いますよね。
なぜこんなに収益率が高いのかというと、
お金をおいておくだけではなく年金を増やすことを
しっかりと考えているから。
つまり、分散投資が行われているんですね。
その比率も発表されています。
比率は日本の株と債権、外国の株と債権の4つのものに
基本25%ずつ均等に投資されています。
これが、分散投資ですね。
その25%からプラスマイナス6〜8%くらいに収まるように
キッチリ管理されて分散投資が行われています。
いかにも専門家がしっかり資産運用している、という感じ。
これも、案外知られていない事実なんですね。
よく、「年金なんて、あんなもの!」と言う方もいらっしゃいますが、
“実はしっかり運用されていましたよ“ということなんです。
なんだか、ありがたみを感じますね。
そんな”年金の良いニュース”は、ほとんど報道されないため
たくさんの人に届きません。
「えっ!それ初耳!」という方も多いのではないでしょうか?
年金は、しっかりと運用されているということを覚えておいてくださいね。
2021年度の年金額 どのくらいもらえる?
さて、今回はもう1つ年金のお話をします。
21年度の年金額が公表されたので、発表していきますね。
まずは、老齢基礎年金から。
…と、その前に少し老齢基礎年金についてご説明します。
老齢基礎年金の対象者ともらえる金額は?
老齢基礎年金とは、いわゆる2階建ての年金といわれるうちの1階部分です。
これは、職業に関わらず保険料を払っていた方や
権利がある方全てがもらえる年金。
その老齢基礎年金の21年度の額を発表していきますね。
月額にして満額で、金額は6万5075円です。
満額というのは、20歳から60歳まで40年間国民年金や
厚生年金をしっかり払った人や会社員、公務員の配偶者で
専業主婦(主夫)の人、扶養範囲の人は払わなくても
満額もらうことができます。
月額で約6万5000円もらえるということですが、
生活するにはそれだけだと厳しいので
2階部分があれば…ということになりますね。
老齢厚生年金の対象者ともらえる金額、注意点は?
そして、2階部分というのが老齢厚生年金です。
会社員か公務員として勤めた時期がある場合は、
その間にもらっていた給料や保険料を払った月数に応じて
それぞれの年金の額をもらうことができます。
給料が多かった人や長く会社に勤めていた人は、
その分2階部分の年金も多くなります。
それでは、その老齢厚生年金の金額を発表します!
※これはあくまでも、平均的な給料で40年間
会社に勤めていた場合の額となるので注意してください。
老齢厚生年金の平均は9万346円!
会社員と公務員は、先程の1階部分と2階部分の
合計を受け取れるしくみとなっています。
なので、平均的な方は
約15万5000円を65歳から受け取れるということです。
たとえば、共働きで2人とも会社員の夫婦だと…
15万5000円×2ということになります。
給料によって金額が変わってくるので、注意してくださいね。
こんな人は要注意!年金には頼らず貯金する必要がある場合も
それでは、個人事業主の夫婦だとどうでしょう?
個人事業主なので、会社員や公務員と違い2階部分はありません。
あるのは、1階部分だけです。
保険料を払っていない期間があれば、もらえる額は更に減ります。
個人事業主の方だけでなく、給料が少なかった会社員の方、
さらに会社員だった時期が短かった方は年金だけではなく
自分で貯金することも必要になってくるわけです。
この話は、かなり大事!
社会に出る前に知っておきたかったと思うくらいの超重要事項です!
ここまで、公的年金の最新情報をお伝えしてきました。
いかがでしたか?
みなさんの知らないことも多々あったかと思います。
私自身も知らないことだらけでした…。
ぜひみなさんも、参考にしてみてください!
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
次回もお楽しみに…♪