なぜこのタイミング?五輪開催で札幌中心部のビルの建て替えが目立つ理由

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みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪

お金についていろいろな話題をお伝えする、「川部紀子のおかねカンケイ」。
ファイナンシャルプランナーで社会保険労務士の川部紀子さんにお話を伺いました。

 

今回は8月8日まで開催されていたオリンピックと、お金についてです。

 

東京オリンピックが閉会して少し経ちました。
開催すること自体に賛否両論がある中で行われた、今回の五輪。

 

その五輪とお金についてお伝えしていきたいと思います。

 

どうぞ、最後までお付き合いください!

 

 

 










Contents

東京2020オリンピック、モニュメントの気になる金額は?

 

 

 

 

東京2020オリンピックの競技は、札幌でも行われました。
マラソンと競歩ですね。

大通公園にも、オリンピックのモニュメントが。
写真を撮った方もいらっしゃると思います。

 

このモニュメント、一体いくらなのか…みなさんご存知ですか?

 

正解は…

 

875万円だそうです。

 

 

これはもう、撮るだけで価値がありますよね。

 

 

札幌ドームでサッカーも行われましたが、
札幌市がオリンピックのためにとがんばってお金を出しました。

 

去年と今年いろいろありましたがオリンピックを日本でやるというのは、とてもすごいことなんです。
何がすごいことなのか、それを今からお伝えしていきますね。

 

 

 



オリンピック開催でビルの建て替えが進む札幌中心部

 

 

 

 

 

まずオリンピックを開催すると、その国の経済はかなり発展します。
その経済効果を、川部紀子さんはとても楽しみにしていたそうで…。

では、なぜオリンピックを開催すると経済が大発展するのか。

 

北海道に限っていうと、

 

1972年、今から48年前に札幌オリンピックがありました。
ご存知の方も多いはず…。

東京オリンピックではなく、札幌オリンピックです。
札幌オリンピックが行われたのは、冬季。

その札幌オリンピックの気配を、川部紀子さんは感じたことがあるといいます。
川部紀子さんが話す、オリンピックの気配とは何なのか。

 

それは…

 

札幌オリンピック開催の前後につくられたビル

 

川部紀子さんの事務所は1972年にできた建物。
しかも、札幌中心部は1972年前後にできたビルだらけというから驚きです!

なぜそんなに1972年前後にできたビルだらけだったのか。

それは、札幌オリンピック前後に中心部にビルがたくさんできたからなんです。

札幌中心部を歩いていてビルをとり壊して改築していたり、
ビルを新しく立てていたりするところもかなり多いです。

ちなみに、旧赤レンガ庁舎の近くもビルの解体が行われていました。
新しく建てられていた建物もありましたね。

なぜ建て替えられたり解体されているビルがあるのかというと、
ビルが50年近くたっているから。

50年もたつと、建物は老朽化が進んでいます。
そのため、建て替えるタイミングにきているということなんですね。

 

オリンピックに伴い、交通インフラの整備も進められました。

1972年の東京オリンピックの約2ヶ月前、
1971年の12月に札幌市営地下鉄が初めて開通・運行されました

前回の東京オリンピックで、札幌の経済が成長して
いろいろなものが発展していったということなんですね。

地下鉄もそのときに始まったって…オリンピックってすごいですよね!

そのため、川部紀子さんは”経済面での成長や発展を
見ることができるのでは?”とかなり期待していたんです。

他の国に比べると、日本の経済は元気がなくなってきているような気もするので
そういう意味でも、期待していたとのこと。

 

 



オリンピックの財源とかかる費用は?

 

 

 

 

 

さて、ここからはオリンピックの具体的な話に入っていきましょう!

 

まず、オリンピックの財源は何なのかという話から。

まず、テレビ局がいろいろと映像を流したりしていましたよね。
いわゆる、テレビ放映権料です。

お金を払うからウチの局であの映像を映させてください、という権利のお金。
それが、財源の割合としては多いです。

そして、企業の協賛金。チケットや記念硬貨の売上、
グッズなどの収入、公費も財源となっています。

 

ここでみなさん、あれっ?と思いませんか?

 

 

「今回無観客のところが多いから、財源的にピンチなんじゃないの?
無観客だからチケットのお金もあてにできないし」

 

 

と、思いますよね?

 

 

そうです、その通りなんです。

 

 

オリンピックを開催するまでには、長い道のりがあります。

まず、招致委員会で東京都が立候補。
招致活動を続け、見事選ばれれば開催国が決定します。

 

招致委員会が2014年に発表した、
「2020年オリンピックパラリンピック競技大会招致活動報告書」というものがあります。

 

それによると…

 

なんと、招致するだけで89億円ものお金がかかっています

 

開催地に立候補する活動だけでかかるお金が、89億円ということですね。

 

ですが、かかるお金はこれだけではありません。

 

開催国に決まったあとも、当然お金はさらにかかります。

決まってからかかるお金と合わせると、
もっともっとかかるということになります。

 

大会経費についてですが…

 

東京オリンピックパラリンピック組織委員会が昨年12月に公表した第5弾予算によると

 

約1兆6000億円と少しでした。

 

第5弾では、約1兆6000億円ちょっと。

 

とんでもない金額ですよね。

 

※1、2、3、4、5とバージョンアップしてバージョン5になり、第5弾予算になったそうです。

 

もちろん、バージョンが上がっていくにつれて金額も上昇していきます。

 

2019年、この第5弾予算が出る前に会計検査院がすでに
約1兆6000億円経費がかかっていると発表しています。

 

なので、合計すると総額約3兆円!

 

オリンピックはやはり、お金がかかりますね…。

これだけお金がかかっているので、観客を入れる入れないで
ギリギリまで揉めるのは無理はないかもしれない。

それほどの数字なんですね。

ですが、何かあったら取り返しのつきません。
何せ、人の命もかかっていますから。

 

人の命と、お金や経済を回すということ。
その難しい判断を下さなければいけない。

 

こんなことは、今までにないですからね。

 

「本当はオリンピックはとてもすごいので、経済効果にとどまらない
レガシー効果というのも期待したかった」

 

と川部紀子さんは話します。

 

 

ここで今出てきた言葉、レガシー効果ってみなさん聞いたことありますか?
ニュースでもちらほら出てきている言葉なのですが…

 

 

レガシーの意味は遺産。言ってみれば、遺される、受け継がれるという意味を持った言葉です。

一言でいうと、”終わったその後にも経済効果があるだろう”。
それが、レガシー効果です。

このレガシー効果ですが、東京都が2017年に発表した
「東京2020大会開催に伴う経済波及効果に関する報告書」というものを出しています。

それによると、12兆円超という見込みがでていました。

合計で3兆円かかるオリンピックのレガシー効果は、12兆円超。
これが本当に12兆円超だったら、確かにすごいかもしれませんが…

これはあくまでも2017年に公表した見込み
今はそれよりも、かなり厳しくなっているかと思います。

それが残念なところではありますね。

ですが、何かしらのレガシー効果は必ずあります。ゼロではありません。

数字では計算できないようなスポーツの力や選手、選手が人に与える力や興奮。
そういったものは、エネルギーはたくさん生みます。

そういう効果も大きいので、プラス思考で期待していきたいですね。

 

 

 

 








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