宮沢和史が語る「次世界」コロナ禍で見えてきた”向かうべき未来”

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みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪

今回は、坂本美雨のディアフレンズから。
ゲストは、宮沢和史さんです。

坂本美雨さんとは30年以上の長い付き合いという宮沢和史さん。

そんな宮沢和史さんのニューアルバム「次世界」の
魅力についてお届けしていきます。







 

Contents

宮沢和史ニューアルバム「次世界」コロナ禍で変化した考え方

 

 

宮沢和史さんはアーティストとしての活動だけではなく、
朗読と歌のイベントにも参加されています。

今までも言葉とずっと向き合ってこられた宮沢和史さんですが、
去年は改めて朗読という形でご自身の詩と向き合われた1年でした。

去年は新型コロナウイルス感染拡大で自粛期間もあり、
なかなか身動きが取れない状態でした。

何か始めないと、音楽家にとってはなす術がない
そんな大変な1年となりました。

積極的に動かないと、何も進まない
そのことを、宮沢和史さんは痛感したそうです。

「音を頼りに高揚感を楽しむこともできないし、
あれもできないし、これもできない…」と言っていても埒が明かない。

そこで、宮沢和史さんは考え方を変えるということを
意識的に行うようにしました。

「今こんな状況だけど、だからこそ、あれもできるし、これもできる」

 

そう考え直せば、楽しくなるんじゃないか。
そういう思いで、宮沢和史さんは去年1年間活動してきました。

詩の朗読のイベントに関しては、ある国の大統領の演説を
大統領になりきって朗読していました。

他には、マザーテレサの言葉の朗読。

朗読会の半分は音楽です。それも、ピアニストと宮沢和史さんの
2人だけという形
での朗読会となりました。

本当に、静かに聞いていただくといった感じですね。



 

初めての自粛期間で感じた無力感と音楽家の生命線

 

 

 

1月20日には、宮沢和史さんのニューアルバムがリリースになります。
タイトルは「次世界」です。

この作品のうち4曲は新しいオリジナル曲、そして残りの3曲が
今までの楽曲のセルフカバー
になっています。

アルバムには、セルフカバーだけでなく沖縄民謡を
共通語にして歌ったものや詩の朗読
も収録。

書き下ろしたオリジナルの曲は、自粛期間に入ってから
書き下ろされたものです。

何かしていないと心も体も固まってしまいそうだった、と宮沢和史さん。

「1日に詩を1つ、曲を1曲、琉歌を1編」と紙に書いて壁に貼って
それを目標にいざ取り掛かろうとしたものの…これが、全然進まない。

何もする気が起きず、とてつもない不安が宮沢和史さんを襲います。

「明日はどうなるかわかんないし…」という不安に
押し潰されそうになったことも。

気づけば、呆然としていてあっという間に何時間も
過ぎてしまったこともしょっちゅうです。

 

「このままではいけない」。

 

そう思っていざ取り掛かかり、詩は書くことはできました。
しかし全く歌詞を書くことができず、宮沢和史さんは苦戦。

歌詞は、人に見せる前提のもの

いい加減なものはつくれませんし、自分自身が
これからどうすればいいのかもわからない状態だったので、
苦戦したということなんです。

それでも、ファンの方にメッセージは届けなければならない。
でも、そのメッセージが全くない…。

そんな葛藤の中で生まれたオリジナルの4曲は、今1番いいたいことが
うまく形にできた
自信作だと宮沢和史さんはいいます。

自粛期間のときの迷いや塞がった気持ちがありつつも一生懸命
前を向こうっていうメッセージ
になっています。



 

「元の生活に戻ってはいけない」宮沢和史が語るこれからの世界の形

 

 

12月20日に、宮沢和史さんのニューアルバム
「次世界」がリリースされます。

その中でも、坂本美雨さんイチオシの曲が、
アルバムに収録されている3曲目の「歌い出せば始まる」。

2、3年ほど、宮沢和史さんは活動を休止していた時期がありました。

いろいろな葛藤もありましたが、休止期間も経て活動を再開。
そして、現在に至ります。

こんな状況になって、最近よく「早く元の生活に戻りたい」という
言葉を聞くことが多いですよね。

ですが、宮沢和史さんはコロナ禍に対してこのような考えを持っています。

『たぶん、もとの生活に戻るとまた同じことが起きてくる
 いろんな矛盾が解決されないまま山積みになっているような、
いろんな悪い出来事が起こっていると思う。

過去にこだわったところで先にはつれて行けないし、持っていけない。
だったらもう置き去りにしたって、歌い出せば、歌は始まるわけだし。

この「次世界」っていうか、次の形、今までのことの延長線上にある
未来じゃなくて、新しい未来を見つけたい
なと思えるのが
僕の中では大きかったですね』。

 

みんな一人一人、今まで築きあげてきたことを過去に
置いてきたとしても、また新しくはじめられる。

そんなとても優しく、そして力強いメッセージが込められています。
それが、「歌い出せば始まる」という曲の素晴らしいところです。

 

今まで、リーマンショックなどいろいろなことがありましたよね。

でも、これだけ地球の全ての人間の思考や社会活動、
生活が止まってしまった経験って、今までありませんでした
よね。

宮沢和史さんは、ふとそう考えたときに地球というものの
大きさが見えてきた気がしたといいます。

広いような小さいような、いわゆる”乗り物“として考えたんですね。

私たちは、そこから逃げることは絶対に出来ない。

今世界が止まっているからこそ、私たちが向かうべき次の世界を
提案し合う
ことが必要になります。

コロナの問題だけではなく、台風の問題や山火事の問題などなど…
問題は山積しています。

地球というものの乗り物の大きさがわかったら、
きっといろんな意見が出てくる。

そういうチャンスを誰かからいただいてるかもしれないし、
全ては考え方次第だと宮沢和史さんは考えています。

去年12月22日から風の時代に入ったと言われています。

そういうことが大きく語れるようになっているということも、
大きな変化を今、多くの人が望んでいる。そんな気がします。



 

宮沢和史がお年玉で買いたいものは?

 

 

 

森永乳業カフェトーク。ここからは、ゲストの方にもっと
リラックスしていただこうというコーナーです。

 

宮沢和史さんへの質問はコチラ!

 

お年玉をもらえたら、何がほしいですか?

 

今旅行には行きたいけど行けないので”世界または日本の絶景100選”の
本を買いに行く、と宮沢和史さんは断言。

次に行きたいところを探すのだそう。
未来が楽しみになっていいですよね。

去年、宮沢和史さんは自粛期間が終わってから
縁のある3ヵ所を訪れました。

 

まず、訪れたのは東日本大震災の被災地

コロナ禍で現状はどうなっているのか、そして
そこに住む親友に取材をする目的でカメラを片手に向かいました。

次に、沖縄。

宮沢和史さんには漆職人の知り合いがいます。

その方に会いに行ったのですが、実は…

その方が塗り終わった瓦がちょうどその年に
首里城の火災で焼けてしまいました

長い時間をかけてつくりあげてきたものが一瞬にして
灰になってしまったわけなんです。

そのときの心境を聞くために、その方の元へと向かいました。

そして、最後は佐渡島

佐渡島にはトキという鳥がいるのですが、
日本のトキは既に絶滅しています。

現在は中国産の子孫のみが生存していますが、その子孫が
とても増えているということなんです。

その状況をこの目で確かめたいと思い、宮沢和史さんは
佐渡島へ行くことを決意。

宮沢和史さんは、トキが飛んでいないときに
「朱鷺ートキー」という曲を書いたこともあって、
トキについては特に気になっていたようです。

佐渡島は新型コロナの感染者が出ていないこともあって、
なかなか行きづらかったそうですが…

ものすごく慎重に計画を立てて”今なら大丈夫”と見極めて
実際に行くことができました。

 

宮沢和史さんが回った箇所は、以上の3か所です。

その旅の模様は、アルバム「次世界」に
ドキュメンタリー映像として収められています

当初は動画を撮る予定はなかったのですが、急遽撮ることに。

非常にいいお話が聞けたので、その映像とCDがセットになった
Type Aという形で発売
されます。

そちらも、見ごたえがたっぷりです。

 

ニューアルバム「次世界」は1月20日にリリースされます。

そして、ライブも決まっています。

3月6日、東京EXシアター六本木、そして3月8日が大阪難波ハッチと
なっています。詳しい情報は、公式サイトやSNSをご覧ください。

 

宮沢和史オフィシャルサイト

 

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