秦基博はなぜ”泣き”と”笑い”の相反する感情を曲にしたのか?

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みなさん、こんばんは。愛原夢音です♪

 

1ヶ月ごとに担当アーティストが替わりお届けしていく番組、「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」。

2月は秦基博さんが担当します。

既に3月に突入していますが…今回は、いよいよ最終回です。
2月28日に放送された、最終回の模様をお伝えしていきます。

最終回となる今回は、リスナーのみなさんからの
「泣き笑いのエピソード」を紹介していきます。

そのエピソードから、秦基博さんの素顔が覗けるかも…?

そして、泣きと笑いの2つの感情が同居した
”泣き笑い”ソングもセレクトしてお届けしていきます。

 

どうぞ、最後までお付き合いください!

 

 







Contents

秦基博の「泣き笑いのエピソード」は”泣き”と”笑い”が入り混じった世界

 

 

最終回となる今回は、”泣き”と”笑い”がテーマです。

リスナーの方からの泣きと笑いのエピソードを紹介しつつ、
秦基博さんの思いや素顔にも迫っていきます。

さらに、2つの感情が同居した泣き笑いのプレイリストも
お送りしていきますので、お楽しみに。

 

 

秦基博さんの「泣き笑いのエピソード」。

これは、NHK連続テレビ小説「おちょやん」の主題歌として
書き下ろした曲です。

主人公の生きる姿勢にインスピレーションを受けて書いたという、
秦基博さん。

「おちょやん」は、非常につらい、悲しい境遇から始まり
最終的には喜劇女優になっていく武井千代の物語です。

主人公の、人を笑わせるところまでに辿り着くエネルギーに
秦基博さんは感銘を受けます。

そんな、人生の中で幾度となく繰り返される泣きと笑い。
これは、自分たちの生活にもあるのではないか

”泣き”と”笑い”というものがあるからこそ、自分たちの
毎日は進んでいきその中を力強く生きていっている
のではないか。

そんな思いを曲にのせたかった、と秦基博さん。

泣きと笑い、どちらか一方ではなく、この2つの感情が入り混じった
人生観を描けたら。

そんな思いで、秦基博さんはこの曲を
つくっていきました。

 

 



リスナーから募集した日常にある「泣き笑いのエピソード」を秦基博が紹介!

 

 

ここからは、泣き笑いのエピソードをリスナーの方からの体験を
交えて秦基博さんの思いに、そして素顔に迫っていきます!

 

まず最初にお届けするのは、受験での泣き笑いのエピソード

大学入試を受けた方からのメッセージです。

 

 

大事な時に限って…大学受験での”泣き笑い”エピソード

 

 

受験当日のこと、大学の最寄り駅に向かっているときに
その方は、あることに気がついてしまいます。

それは、受験票を忘れてしまったということ。
そして、あろうことか乗り換え先を間違えてしまい…。

“落ち着け、落ち着け”と言い聞かせながらも汗だくで会場に無事到着。

受験票を再発行してもらい、テストに臨んだ結果は…見事合格!

焦りと緊張をテストの前に感じていたからか、
落ち着いてテストを受けられたそうです。

 

このエピソードを読んだ秦基博さんは、「すごい!」と一言。
「自分だったら、なし崩し的に駄目になってる」と、秦基博さん。

大学入試だけでなく、大事なときに限って
普段やらないミスをしてしまう
ことってありますよね。

ですが、見事ピンチを回避しだけでなく良い結果も
生んだということで、本当におめでとうございます!

まさに泣き笑いのエピソード、ですよね。

 

 



アウトドア派がコロナ禍で見つけた「グランピング」という趣味

 

 

続いてお伝えする泣き笑いのエピソードは、
アウトドア派のリスナーの方から。

 

今は外出ですら、かなり気を使うご時世になってしまいました。

このコロナ禍の中、アウトドアがなかなかできずに
毎日泣いているとか…。

アウトドア派の方は、少なからず共感できるところが
あるのではないでしょうか?

そんな暗い影を落とすコロナ禍ですが…
熱中できる趣味を探そうと奔走。

トレンドを見ながら、限られた中でもできることを
しようと探していたところ、見つけたのが
自宅の庭やベランダでキャンプするベランピングです。

自分なりにルールをつくって楽しんでいるとか。

1つ趣味の幅が広がった”ということが、
泣き笑いのエピソードだと思っています”とのこと。

そして、「おうちじかんをどう過ごしていますか?」と
秦基博さんへの質問も。

さて、秦基博さんはどう答えるのでしょうか?

 

ベランピングという言葉を初めて聞いた、と秦基博さん。
きっと、秦基博さんと同じ気持ちの方も多いはず…。

制限された毎日の中でも、毎日を楽しむ工夫をする人が
多いような気がします。

こうやって新しい楽しみを見つけていくのは、
とても素晴らしいことですよね。

秦基博さんへの、おうちじかんをどう過ごしているか?という質問。

その答えはズバリ…何もしていない

これはどういうことなのかというと、

去年のステイホーム期間も含め、秦基博さんは
おうちじかんは何もしないで過ごしてしまったというんです。

ステイホーム期間があけてから、いろいろな人と
会話する機会が増えてきました。

そのときに、ステイホーム期間中に何をしていたかという話になり…

料理を始めた人もいれば、新しい趣味を見つけた人もいました。

ミュージシャンでいうと、曲をたくさんつくったり
新しい楽器に挑戦したり…という方も。

ですが、秦基博さんは何もしていなかったので
それを聞くたびに心が痛くなっていったそうです。

一体、自分は何をしていたんだろう?ということを
強く感じた期間が、ステイホーム期間だったんですね。

そして、「休日なにしてますか?」 と聞かれることも
ある秦基博さんですが…正直言うと、なんにもしていないんです。

聞かれたときは、買い物や散歩に行きますと言うのですが
実のところは何もしていません。

 

秦基博さん曰く、

 

「どこかでもし僕が休日は散歩してますって言ってたら、あれ、嘘です。
してません笑

してないことはないんだけど…してるっちゃしてるけど…
特に何もしてないって感じかな」。

 

休日ですから、何もしない日もいいかもしれませんね。

 



コロナ禍でライブがすべて中止に 大きく変わった音楽の”カタチ”

 

 

リスナーの方からいただいた泣き笑いのエピソードをご紹介しています。
引き続き、ご紹介していきますね。

 

去年は、泣きたくなるような1年だったという方も
少なからずいらっしゃると思います。

エピソードを寄せてくださったこの方も、その一人。

行くはずだったライブがすべて中止となり、毎年欠かさず
行っていた旅行も行くことができませんでした。

ですが、ライブ配信が行われたことで諦めていた
ライブを見ることができるように

こんな方法があるんだ!という驚きとともに、
嬉しさも込み上げてきたそうです。

ですが、やっぱりツアーをやってほしい。
そして、秦基博さんの歌声を生で聴きたい

そんな思いは、ますます強くなる一方だそうです。
早く会場で会えることを信じて…

 

とのことでした。

 

これは秦基博さんのファンに限らず、アーティストのファンは
切実に思っていることだと思います。

なかなかライブやツアーができない状況になってしまいました。

ですが、そんな中でも工夫してなんとか音楽を届けられる形は
ないのかと模索した結果、配信という形でのライブが行われた
わけです。

 



秦基博がライブ配信で意識した”疑似体験” ライブでは味わえない臨場感

 

 

秦基博さんも配信ライブで音楽を届けました。
配信ライブは、2020年に2回行われています。

1回目は、秦基博さんがアマチュアの頃から出ていた
横浜のライブハウスFADから弾き語りを配信。

そのときのコンセプトは、ライブの疑似体験

ライブ会場の入口から始まり、客席からの目線や
そこにいるかのようなカメラワークをかなり意識しました。

まるでライブ会場にいるような、疑似体験ができるようなものを
つくろうと配信に向けて準備をしてきました。

もう2回目の配信ライブは、実際は全国ツアーで回るはずだった
アルバムツアー「コペルニクス」です。

こちらは、フルバンドセット。
アルバムの世界をとことん作り込んでいくという形になりました。

コペルニクスでは、配信ライブならではのアングルも意識

実際のライブでは見えないようなディテールを
配信で届けられるようなライブにしたい。

秦基博さんには、そんな思いがありました。

以前からライブ会場にカメラが入って収録することはあったのですが、
お客さんがいるところからは当然、映像を撮ることはできません。

限られた場所からカメラで映すというのが普通でした。

ですが、今回は無観客での開催。
本来観客がいる場所からも、映像が撮れるように

縦横無尽にカメラマンも走り回っていたり、
ステージ上にカメラマンが上がってきて、
手元の近くまで撮ったりすることもあったそうです。

カメラマン、忙しい…。

普段のライブでは絶対に見られないところからも映像を撮影しているので、いつもの2倍、3倍もの臨場感が味わえる配信ライブとなりました。

全国ツアーで実際に会えるということももちろんいいのですが、
配信ライブならではの良さというものもあります。

普段のライブでは行けなかったけど、配信だったら
見れた!
という方も実は結構います。

そういう意味では、新しく音楽を届ける良い機会にもありえますよね。

今後どうなっていくかというのはまだまだ見通せませんが、
音楽を届ける形の1つの選択肢としての配信ライブが今後、
ますますよりよいものになっていくと思います。

みなさん、配信ライブも注目ですよ!

 

 



秦基博が音楽をつくる上で大切にしていること

 

 

続きまして、小学校で教師をしている方からの
泣き笑いのエピソードをご紹介します。

生徒と向き合う中で泣き笑いのエピソードを目の当たりに
することもよくある教師という仕事。

生徒と一緒に壁を超えて達成感を味わえるのが、
やりがいなのだそう。

生徒と接する中で感じるのは、泣きと笑いは逆の意味ではあっても
感情であるという点では同じ
ということ。

つまり、解釈1つで捉え方や感情は変わると思っているそうなんです。

チャップリンの言葉に、こんな言葉があります。

 

人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ

 

まさに、この言葉通りですよね。

 

さて、ここで秦基博さんへの質問が!

 

秦基博さんが生きる上で大事にしている考え方はありますか?

 

さあ、秦基博さんはこの質問にどう答えるのでしょうか。

 

秦基博さんが生きる上で大事にしていることは、
とにかく自分を信じること

音楽を作る上でも、自分を信じることを大切にしているそうです。
特に音楽は、芸術に近しいものがあります。

算数のように答えが一つではないので、「これがいいんじゃないか」、
「あれがいいんじゃないか」、「これは失敗なんじゃないか…」という
不安はどうしてもついて回ります。

それでも自分の心が動いたかどうか、自分がいいと思えたかどうか
これが重要なんです。

自分の感覚を信じるためには、自分を信じられる自分に
ならなければいけません。

自分の感覚を研ぎ澄ましていないと、
自分を信じられなくなってしまいますからね。

ということで、秦基博さんが生きる上で大事にしていることは
自分を信じるということ。

これが、秦基博さんの唯一の拠り所になっています。

 

 



秦基博が選ぶ”泣き”と”笑い”が同居する曲ベスト3

 

 

 

ここからは、泣き笑いの2つの感情が”同居する”曲をご紹介します。

泣き笑いの2つの感情を表現するというのは、
実は案外難しくて深いことなんです。

相反する感情が同居することで、それぞれが際立つような世界。

その世界を強く感じたのが、
KANさんの「サンクトペテルブルク」という曲です。

この曲では、主人公が失恋旅行をしています。
ところが、曲の中でずっとダジャレを言ってるんです。

悲しい感情だけれども、そこにダジャレが入ってくることで
楽しげな気持ちにもなり、切なさもある。

なんともいえない、まさに泣き笑いな表情で秦基博さんは
いつもこの曲を聞いているといいます。

さて、一体どんな曲なのか。
みなさんにもぜひ聞いていただきたい曲です。

 

 

 

 

 

続いてご紹介するのは、さだまさしさんの「雨やどり」という曲です。

この楽曲自体は、笑いの中で進んでいくのですが
聞いているとだんだん泣けてくるのだそうです。

とても不思議な感覚を覚えたといいます。

この曲は以前から知っていたのですが、雨やどりの魅力を
改めて知ったのは、秦基博さんが飛行機に乗っていたとき。

飛行機に乗ると、音楽チャンネルがありますよね。

そこで、特集されていたのがさだまさしさんの雨やどり。

何気なく「楽しい曲だな」と思っていたら、曲の終盤になると
泣きそうになっている自分がいて、すごく不思議な感覚になったのだとか。

さて、どんな曲なのか…みなさんもぜひ聞いてみてくださいね!

 

 

 



緊張でお酒を飲みすぎ泥酔…

 

 

「Tell me,Tell me」のオンエアを聞いたというこの方は、
「Tell me,Tell me」を聞いていると、奥さんと知り合った
ときのことを思い出すそうです。

「Tell me,Tell me」の歌詞には、こんな一節があります。

 

「出会って半年くらい せっかくリサーチしたディナーなのに
ろくに味わえてない 緊張のあまり」

 

この一節は、まさに自分のことなんだとか…。

というのも、1番最初のデートで身の丈に合わない
フレンチを予約したまではいいのですが、その後がだめでした…。

緊張してお酒を飲みすぎて空回り。

ろれつが回らないのを見た、奥さんは激怒…!

その他にもいろいろあったそうですが、そこから学んだのは
互いに共感できることを探すことが大事だということ。

背伸びはせず、そのままの自分で相手としっかり向き合うことが
大切ということなんですね。

今はお二人で仲良く暮らしているとのこと。

 

最初のデートで激怒されるという、波乱の幕開けではありますが…。

今となっては思い出話として、まさに笑える
エピソードなのかもしれませんね。

肩肘が張った、力が入った感じで失敗することはよくあると秦基博さん。

事務所の先輩方と初めて会って、飲みにいったとき…
実は秦基博さん、全部失敗しているというんです。

山崎まさよしさんと初めて飲んだときも泥酔してしまったそうで、
山崎まさよしさんと秦基博さんは肩を組んでお酒を飲んでいたとか…。

しかもそれを、全く覚えていないっていう状態だったそうです。

スキマスイッチのお二人とのんだときも、
ひどい酔い方をしてしまいます。

緊張とお酒の酒量が比例してしまうって、よくありますよね。
でも、飲み過ぎは注意ですよ!

みなさんも、気をつけていただきたいと思います。

 



3月17日に秦基博弾き語りベスト第2弾「evergreen2」が発売!

 

 

さて、3月17日に秦基博さんの弾き語りベスト第2弾、evergreen2が
リリースになります。

ディスク2枚組で、Disc1は「水彩の月」から
最新シングル「泣き笑いのエピソード」までの弾き語り。

こちらには、新曲「Tell me,Tell me」も収録されています。

Disc2は、”みんなとつくるevergreen2“ということで、
秦基博さんの楽曲の中からファンからリクエストを募集。

この曲を弾き語りで聞いてみたい!というものを
リクエストしていただきました。

その中にはB面曲やカップリング曲、アルバム曲、さらには提供曲も。

その中から厳選されたベスト10が、Disc2として収録されています。

このDisc2枚組を新たにレコーディングしたというのが、
evergreen2です。

リクエスト企画の1位は、映画「さよならくちびる」で、
小松菜奈さん、門脇麦さんのデュオ「ハルレオ」へ提供した
「さよならくちびる」という曲です。

秦基博さんのセルフカバーバージョンになります。

2回目の放送で、小松菜奈さん、門脇麦さんからも
コメントをいただきましたが…

映画のために、小松菜奈さん、門脇麦さんが歌うことを
イメージしてつくったのがこの楽曲。

映画の中では、この曲はハルレオのハルが
作詞作曲したという設定になっています。

つまり、秦基博さんが提供するというスタンスではなく
ハルが書いた曲として成立させなければいけなかったんです。

主人公は20代の女性。

果たして20代の女性の感覚が自分の中にあるんだろうかと思いながらも、引き出しを探した秦基博さんですが、目ぼしいものは見つからず…。

そのため、「さよならくちびる」の映画脚本から
インスピレーション
を得て秦基博さんは曲を書き上げました。

小松菜奈さん、門脇麦さんの声をイメージしながらつくった楽曲が、
今回改めてセルフカバーとして収録されました。

エバーグリーン2では、どんな「さよならくちびる」になっているのか…?
ぜひ、秦基博さんのevergreen2を手に取って確かめてみてくださいね!

 

 

ここまで、リスナーの方からの泣き笑いエピソードと
秦基博さんのエピソード、そして泣き笑いが同居する
プレイリストを紹介してきました。

 

いかがでしたか?

 

2月が始まって、全4回でお届けしてきた
「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」。

豪華なゲストあり、豪華なコメントあり、弾き語りあり。

リスナーの方からもたくさんの泣き笑いのエピソードを
お寄せいただきました。

「おちょやん」主題歌のタイトルに、
「泣き笑いのエピソード」とつけた秦基博さん。

泣き笑いのエピソードがファンの方にもたくさんあるということを、
改めて秦基博さんは実感したようです。

 

毎日が、泣き笑いのエピソードの連続。

それが繰り返されていくのが人生だということが、
とても良くわかった回でもありました。

 

 

最後に、次回予告です!

Monthly Artist FileーTHE VOICEー3月はaikoさんが担当します。

初回放送は3月7日です。どうぞお楽しみに!

 

 

ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
次回も、お楽しみに…♪







 

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