みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
数々のヒット番組を手掛けてきた、放送作家の鈴木おさむさんが
イラスト小説「ハルカと月の王子さま」を双葉社から発売!
このイラスト小説は、人気ユニット・YOASOBIと
人気クリエイターの伊豆見香苗さんとのコラボとなっています。
このイラスト小説はどんな内容なのか、そして鈴木おさむさんが
“天才”と感じたYOASOBIの魅力についてもお伝えしていきます!
どうぞ、最後までお付き合いください!
Contents
YOASOBIとコラボ!鈴木おさむのイラスト小説
鈴木おさむさんのイラスト小説
「ハルカと月の王子さま」が発売になりました。
これは、去年紅白にも出場したYOASOBIとのコラボ作品となります。
鈴木おさむさんは、東京FMで毎週金曜日に「JUMP UP MELODYS」という
番組のパーソナリティーを務めています。
この番組は2020年の4月に始まりました。
鈴木おさむさんがパーソナリティーを務める番組では、
Spotifyのバイダルチャートを紹介していました。
そこで驚いたのは、コロナ禍で音楽がガラリと変わっていたということ。
例えば、瑛人さんの「香水」が急に出てきたりとか。
鈴木おさむさんは、それがとても面白いと思ったそうで、
新しい曲を次々と生み出すアーティストの方と
リモートでたくさん話すということをしてきました。
その中で強く印象に残っているのが、YOASOBIのAyaseさんでした。
去年の4月にデビューして紅白にも出場したYOASOBI。
デビューした4月に鈴木おさむさんの番組に出演したYOASOBIは、
ちょうど「夜に駆ける」をリリースしたばかりでした。
YOASOBIは、小説をもとにして楽曲をつくる男女二人組のユニット。
物語ドットコムという小説投稿サイトに投稿された小説を
ピックアップして曲を作っている若者に大人気のユニットなんです。
鈴木おさむさんは、YOASOBIの着眼点に
「面白いことやるね!」と感激。
鈴木おさむさん自身も、”機会があったら物語ドットコムに
小説投稿したり一緒に曲をつくってみたい”と話していました。
それから数日後、スタッフから
「本当にやりますか?」と声をかけられた鈴木おさむさんは、
「やってみたい!」と二つ返事。
流れとしては、鈴木おさむさんが小説を書き
それをAyaseさんが聞いてYOASOBIとして曲をつくるという感じ。
鈴木おさむさんが「月王子」というタイトルの小説を書いて、
物語ドットコムに投稿。
こうして、鈴木おさむさんのイラスト小説
「ハルカと月の王子さま」は誕生しました。
なぜ人間ではなく”もの”との友情をつくったのか
「ハルカと月の王子さま」は、身近なものが題材となっています。
どんな物語をつくろうかと思案していたときに、
鈴木おさむさんの頭に浮かんだのは
男女の友情の物語をつくれないかということでした。
では、男女の友情物語をつくるにはどういう関係だったら面白いのか。
それを考えたときに、“もの”との友情物語は
面白いのではないかとひらめきます。
なぜ、人間の友情物語ではなく”もの”との友情物語なのか。
それは、鈴木おさむさんが長い間あたためてきたものがあったからです。
長い間あたためてきたアイデアというのが、
洗濯機とそこに住んでいる一人暮らしのOLの物語。
昔から、そんな”もの”との友情物語を書いてみたいと
思っていたそうなんです。
そう思っていたときに、この話が舞い込んてきたので
今回”もの”との友情物語を書こうと思ったというわけなんですね。
ちなみに、なぜ洗濯機なのかということてすが…
鈴木おさむさんは、洗濯機についてこう話しています。
「洗濯機って、相当人のデータを持っているじゃないですか。
生活もずっと見ていますし、着てるもの全部洗ってるじゃないですか。
たとえば、その日にどれくらいの汗かいたとか。
その洗濯機が知っている、ご主人様のデータってすごいなと思って。」
最後は”壊れて終わりたい” その真意とは?
今回の「ハルカと月の王子さま」の題材は洗濯機ではなく、
マグカップです。
洗濯機は”ちょっと大人すぎる”と鈴木おさむさんは感じていたとか。
鈴木おさむさん自身がマグカップをよく使うとのことで、
題材をマグカップにしたといいます。
受験のときにも、お茶などの飲み物を入れたりするなど、
マグカップへの思いが強い鈴木おさむさんは
マグカップとの友情を描いた物語をつくることに。
ですがこの物語、最後はマグカップが壊れて終わります。
これには鈴木おさむさんの”壊れて終わりたい”という意図がありました。
マグカップを買ってずっと一緒に暮らしていけれど、最後には壊れる。
でも、壊れることって次につながることなんですよね。
物語の最後には主人公の遥さんに子供ができて、
供にマグカップを割られてしまいます。
でも、そこからつないでいく物語をつくりたい。
それが、最後に”壊れて終わる”ことに鈴木おさむさんが
こだわった理由です。
YOASOBIの新曲「ハルカ」 MVは伊豆見香苗とコラボ!
その小説をもとにYOASOBIが曲をつくり、人気イラストレーターの
伊豆見香苗さんがミュージックのイラストも手掛けています。
YOASOBIのミュージックビデオを見たことがある方はわかると
思うのですが、毎回いろいろなイラストレーターとコラボしています。
鈴木おさむさんのイラスト小説「ハルカと月の王子さま」を
もとにつくられたYOASOBIの楽曲のタイトルは、「ハルカ」。
LINEスタンプが大人気な伊豆見香苗さんにイラストをお願いして、
ミュージックビデオをつくり、それをもとに絵本のようなものを
つくってみたい。
そう思った鈴木おさむさんは、YOASOBIの曲を聞いてさらに加筆修正。
今回、イラスト小説という形で双葉社から発売になりました。
YOASOBIのファンは10代の若者が多いので、10代の子が
お母さんにプレゼントするような本がいいと思ってつくったという、
鈴木おさむさん。
YOASOBIの曲を聞いている10代が成長してお母さんになって、
世代がつながっていく。
そんな物語にも感じられます。
鈴木おさむが伝えたい、親から子に受け継がれるバトン
「ハルカと月の王子さま」には、
鈴木おさむさん自身の経験も色濃く反映されています。
今から2年前、鈴木おさむさんのお父さんが亡くなられました。
がんになってラスト2年というとき。
鈴木おさむさんは、子供を連れてしょっちゅう
病院に行っていたそうです。
余命があと2週間というときの出来事が、
鈴木おさむさんの心に深く残っているといいます。
それは鈴木おさむさんがお父さんの見舞いから帰ろうとしていたとき、
荷物を忘れたことを思い出し、お父さんの病室に取りに行った
ときのことです。
お父さんは、自分の命がもうあと2週間ぐらいだと
いうことがわかっていたようでした。
体がぱんぱんに腫れているむくんだ体を起こして、
お父さんが鈴木おさむさんに
「今までありがとうございました」
と敬語で言い始めたんです。
このときのことを、鈴木おさむさんはこう振り返ります。
「僕の母親と姉貴、姉貴の子供、そして僕の奥さんと子供のことを、
“これからもよろしくお願いします!”って、頭を下げたんですよ。
そのときに泣いちゃだめだってこらえて、泣かなかったですけど…。
でも、それってお父さんは僕に鈴木家のバトンを渡したんだって
いうふうに思って。
死ぬ直前まで僕を育ててたんだなって思ったんですけど、
“よろしくお願いします”って言われたときに”あっ!”って
思ったんですよ。
僕もいずれは、お墓に入っていくじゃないですか。
と思ったときに、家を継ぐことって普段意識してないけど、
こういうことなんだ!ってすごく思って。」
今回のイラスト小説「ハルカと月の王子さま」の最後に、
マグカップが割れて息子に「よろしくな、ハルカ頼むぞ」という
シーンがあります。
そんな経験が鈴木おさむさんの中では大きかったようで、
最後のシーンをあえて”壊れて終わる”ようにしたということなんですね。
その大事なシーンのハルカの子供の姿が鈴木おさむさんに
そっくりだなと思った、と坂本美雨さん。
もしかしたら伊豆見香苗さんも意識したのかもしれませんね。
みなさんもぜひ、この本を手にとってみてください。
「YOASOBIは天才」鈴木おさむも絶賛の新曲「ハルカ」
ここからは、鈴木おさむさんのイラスト小説「ハルカと月の王子さま」を
もとにYOASOBIが書いた曲「ハルカ」について書いていきたいと思います。
YOASOBIは、先程も述べたように小説をもとにして
楽曲をつくる若者に大人気のユニットです。
鈴木おさむさんが書いた「月王子」という小説をもとに
書かれた曲なのですが、物語はマグカップが割れたところから
振り返って始まっています。
割れたところから過去を振り返ってずっと語っているのですが、
この曲を初めて聞いたときに、鈴木おさむさんは
「なるほど!」と感心したそうです。
それはなぜかというと…
小説を読んでこの曲を書いただけではなく、
小説の構成と曲の構成を揃えているからなんです。
「物語を曲にするっていうプライドがすごいなと思って!
やはり天才って言葉が出てきますね。」
と、鈴木おさむさん。
そんな、鈴木おさむさんも大絶賛のYOASOBIの新曲「ハルカ」。
ストーリーを思い浮かべながら、みなさんもぜひきいてみてください。
どの時代でも、”今の時代は”と憂いている
バトンを受け継いでいくという話を、先程しましたよね。
鈴木おさむさんには息子さんがいらっしゃいますが、
坂本美雨さんには娘さんがいらっしゃいます。
鈴木おさむさんは、日本のカルチャーの最先端を
取り入れたり発信する仕事をしています。
その中で、親からみると「それってどうなんだろう?」という
新しいことも、世の中にはどんどん生まれてきます。
疑問に思うこともしばしば。
坂本美雨さんは、鈴木おさむさんにこんな質問を投げかけます。
それは、自分が抵抗あるものに対して子供が
それに興味を持ったとしたら、どうするかということ。
鈴木おさむさんの息子さんは、進撃の巨人をすごく見るのだそう。
それに対して、たまにセリフを覚えてすごく
残酷な言葉を使ったときは、ちゃんと怒るといいます。
逆にいうと、なぜそれがだめかなのかを話すきっかけにはなりますよね。
見せっぱなしはだめなですが、世の中で自分が嫌だなと
思うことを好きになるとしたら、なぜそれが好きなのかを
ちゃんと聞くようにしているとか。
これからどんどん成長して小学生に入ったら、もっともっと
親の知らない世界が広がっていって、流行りの曲をどんどん
聞いたりすることもでてきます。
制限するのも無理がありますし、
コントロールできるものでもありません。
嫌だけど、それが好きだと言ったら、
なぜ好きなのかを話すことが大切になってきます。
鈴木おさむさんの少し上の世代は、校内暴力ブーム真っ只中。
スクールウォーズのようなドラマが流行りました。
それで考えたらですよ?
どの時代にも問題はあるし、どの時代の人も
「今の時代は…」って憂いている気がしませんか?
「今の時代は子供にとっていい時代だね」なんて言ってることって、
実は1回もないですよね。
その世代ごとに、たとえば「ドリフを見せるな」とか、
バカボンを見るなとか。
鈴木おさむさんは”バカボンを見るな”と親から言われたり、
キューティーハニーを見ていたら怒られたなんてことも…。
その時代時代で、問題は出てくるということなんですね。
今、漫画が熱い!鈴木おさむが漫画をチェックするワケ
森永乳業カフェトーク。
ここからは、ゲストの方にもっとリラックスしていただこうと
いうコーナーです。
鈴木おさむさんへの質問はこちら!
今、あなたが動向をチェックしている分野や人物は?
鈴木おさむさんが動向をチェックしているものは…漫画です!
鈴木おさむさんによると、これから漫画がもっとすごいことに
なりそうだ、とのこと。
日本の漫画界は、まだまだ紙文化が根強い。
今、唯一日本だけが縦スクロールの漫画から
取り残されていると鈴木おさむさんはいいます。
世界では、縦スクロールの漫画が多い一方で、
日本は取り残されている状況なんです。
ですが、
「それはそれで別にいいんですよ。面白いのがめちゃくちゃ出てくるし。」
と、鈴木おさむさん。
インターネットでは、もっともっと新しいサイトが出てきています。
ジャンプも、ジャンププラスというネットの漫画がかなり面白いとか。
鈴木おさむさん自身も漫画に挑戦してみたいとの強い思いから、
Instagramで漫画の連載を始めました。
世界でも、そして日本でも。
漫画がますます、すごいものになりそうということなんですね。
Twitterを見てると、無料なのに面白い漫画がいっぱいあるという
鈴木おさむさん。
そういうところから、新たな才能が出てきそうだと
感じているようです。
”漫画カルチャーって出尽くした感がある”と思っている方も
多いと思いますが、むしろこれからが本番!
今のデジタルの世代に慣れている人たちが、
どんどん活躍する予感がします。
これは、ミュージシャンにもいえることです。
コロナ禍で緊急事態宣言が発令されるなど、
去年の4月からの流れというのは一人で音楽を作れる
環境ができあがりましたよね。
鈴木おさむさんのラジオに出演したアーティストの中に、
りんねという去年ブレイクした福岡在住ラッパーの方に、
鈴木おさむさんは質問をします。
それは、どうやって曲をつくっているのかということ。
返ってきた答えは、
「スマホです」。
音楽はいまや、スマホで気軽につくれる時代。
そうやって気軽につくれるからこそ、才能が広がってきているんです。
だから漫画も、そんなに絵がうまくなくても
それなりの新しい表現ができることもある。
鈴木おさむさんは、そう考えています。
そういう意味でも漫画にはかなり注目していて、
自分もそこにチャレンジしてみたい。
そんな思いで、鈴木おさむさんは今日も漫画連載を続けています。
サブスクのスタイルに、これからもっともっと
なっていくということですね。
LINEマンガやピッコマは、海外での市場がすごいので
日本の古い漫画もより見直される機会も増えるかもしれません。
中でも、鈴木おさむさんがオススメするのは、韓国の漫画。
Netflixなどで韓国ドラマもすごいですが、
韓国漫画は超絶面白いんですよ!
もちろん、翻訳はされています。これが、漫画のすごいところ。
吹き出しを文字で変えることができるので、世界共通。
ドラマや映画だと吹き替えという文化があるので、
海外に合わないこともよくあります。
でも漫画なら、文字を変えればいいだけ。
それが漫画のすごいところなんです。
デジタルになったら、スピードも早いですし。
また、縦スクロールで読む感触も魅力の一つだとか。
イラスト小説「ハルカと月の王子さま」は双葉社から発売中です。
ぜひみなさん、手にとってみてください!
鈴木おさむさんの詳しい情報は、コチラをご覧ください!↓