みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です。
今回は、ディアフレンズから。
ゲストは、DREAMS COME TRUEの中村正人さんです。
「DOSCO Prime」の話から、コロナ禍でのドリカムのあり方、
そして進化していくドリカムについて伺っていきます。
Contents
ドリカム初のオンラインイベントが開催!
今年は、新型コロナウイルス感染拡大で大変な年になりました。
ドリカムも早々とツアーの中止を春ごろに発表。
年末(3月下旬~4月上旬)にアリーナツアーを予定していました。
開催するかどうか迷っていたのですが、
”お客様第一”ということでツアーを中止することに。
ドリカムのツアーのセットも演出も、かなり大掛かり。
演出に関しては、1年ほど前から話し合って決めるなど
かなりつくりこんでいました。
あとはGOサインを出すだけだったのですが、
残念ながら断念するという結果に…。
ツアーができなくなった代わりに、
ドリカムは新しい取り組みをはじめました。
坂本美雨さんも、その面白いアイデアに思わず
「そう来たか!」
と感心したほど。
それは一体、どんなものなのかというと…
ドリカム初のオンラインイベントです。
そのタイトルは、
「DREAMS COME TRUE WINTER FANTASIA 2020-DOSCO prime ニコ生 PARTY!!!-」。
しかもこのイベント、普通のライブではないんです。
このイベントは、多くのアーティストが行っている
”配信ライブ”ではありません。
配信ライブになると、ツアーのときと同様に世界観を
つくりこまなければならないので、かなりの手間がかかってしまいます。
演出に対してもそうです。
ドリカムは、総合エンターテインメントを31年間やってきました。
なので、普通に演奏してという感じにはどうしてもできないんですね。
長いリハーサルと長い演出プラン、それに対する練習…と考えると
どうしても半年以上はかかってしまいます。
新型コロナ感染対策もしっかり行いながらとなると、
3密にならないようにしなければいけませんし、製作の最中に
万が一感染者が出て再び中止に…となっては元も子もありません。
そこで、できるだけリモートでコンテンツがつくれて
生配信のときも最少人数ででき、欠員が出てしまっても
続行できる”音楽バラエティー”というものを考えていました。
それが、今回のドリカム初のオンラインイベントです。
ドリカムの楽曲がディスコ仕様に⁉ニューアルバム「DOSCO prime」
これを開催するもとになったのが、
2年前にはじめた「ドリカムディスコ」。
これは、吉田美和さんがいなくてもドリカムを楽しもうという活動。
ドリカムディスコは、「ドスコ」の略称で親しまれています。
このドスコは、イベントに発展しコロナ以前から
盛り上がりを見せていました。
そのため、今回のツアーでも「ドスコ」を含め
音楽バラエティー色の濃いものにしようとしていたそうです。
今回のオンラインイベントでは、ツアーの日程のような形で
”埼玉スーパーアリーナでやるはずだった編”というようなタイトルで
一風変わったことをしています。
このオンラインイベントのために、アルバムをつくったドリカム。
その名も、「DOSCO prime」。
10月14日に配信がスタートしています。
そして、12月にデジタル配信もスタート。
”これぞ待っていた”というような、ベストな選曲が
「ザ・ディスコ」になっています。
詳しくは、こちら↓
坂本美雨さんも驚かれていましたが、
実はこれ、ただのリミックスではありません。
中村正人さんが再構築されたセルフカバーといっても
いいくらいの代物なんです。
ドリカムディスコは、会場でも大盛り上がり。
もちろんリミックスもしているのですが、1番の肝は
みなさんもご存知の名曲「未来予想図Ⅱ」という曲。
名曲ですよね。
この曲はバラードなのですが、これを歌いながら思い切り
踊ることはできないんだろうかというところから
はじまったものだったんです。
そこから、ドリカムをパラレルワールド化することを思いつき
アバターもつくってバーチャルな世界をつくり上げています。
その世界では、”みわすこ”という吉田美和さんのアバターと
”まさと”という中村正人さんの2人のデジタルアバターが登場。
「DOSCO prime」というデビューアルバムをこのアバターたちが
つくって、デビューするという斬新なアイデアが実現しました。
ちなみに、そのデビューアルバムの内容というのは
ドリカムが今までにリリースした楽曲です。
この世界のコンセプトは、”ドリカムで遊んでドリカムで踊る”。
この世界観をつくるために、吉田美和さんと中村正人さん自ら
コンバージョンしてつくったということなんです。
全く別のキャラクターとして考えていた、ということなんですね。
ちなみに…
中村正人さんのアバター”まさと”と、吉田美和さんのアバター”みわすこ”。
この、“まさ”と”みわ”を取ると実は、”とすこ”になるんです。
みなさん、ご存知でしたか?
「気づかなかった!」
と坂本美雨さん。
”気づかないというのは最悪のプロモーション”と、
中村正人さん苦笑い。
中村正人さん曰く、
「説明しないとわからないプロモーションやるなよ、って
感じなんだけど…。本当、真剣に遊んでる感じ」。
このオンラインイベントは、12月19日に開催されました。
今後の日程は、12月26日の土曜日となっています。
これは、今からでも登録できます!
ネットチケットのいいところは、まさにここなんです。
イベントが終わったあとも、1日、2日買えるというところも魅力。
これが、実際のツアーとは大きく違うところ。
そして何より、売り切れがない。
これが一番の魅力ですね。
世界中からも見られるドリカムのオンラインイベント、
今からでも間に合います。
ぜひみなさんもネットチケットを買って、
ドリカムのオンラインイベントに参加しましょう!
次回が最終回です。お見逃しなく!
オンラインイベントのためだけに全て歌い直した⁉
番組では、「DOSCO prime」から
「雪のクリスマス DOSCOprime Version」がオンエア。
この曲は、ディスコバージョンと聞いてパッと浮かぶ
エイティーズのディスコとも違った感じ。
70年代に戻るという感じでもなく、かといって
懐かしいという感じでもなく。
それが返って、新鮮です。
吉田美和さんの声も、全てオートチューンや
メロディーラインにかけたそうです。
しかも!
吉田美和さん自らディップしたといいますから、驚きです。
吉田美和さん、そんなこともできるんですね…。
吉田美和さんのボーカルトラックは、31年間
アンタッチャブルなものでした。
中村正人さんはドギマギしていたそうですが、
吉田美和さんが”やるならやった方がいい”と言うことで
今回オートチューンにもかけたということなんです。
しかも吉田美和さん、このために歌い直しているんです。
それを贅沢にオートチューンをかけるというのは…
これ、かなり貴重ですよ!
みなさんもぜひ、「雪のクリスマス DOSCO prime Version」
聞いてみてください!
今年デビュー31周年を迎えたドリカム 今後の展望は
ドリカムは今年でデビュー31周年!
中村正人さんは吉田美和さんとの歴史も長いわけですが…
こういった事態、コロナ禍というのはもちろん、誰も
予測していませんでした。
その中で迎えた31周年。
音楽の取り組み方やこれからどうしていくのかなど…、
中村正人さんは吉田美和さんと毎日のように話し合いをされています。
そんな中村正人さんですが、ついつい自身の年齢を忘れていて
「ご高齢の方はこのご時世、大変だよね…」
という話をして、互いにふっと顔を見合わせたら…
「そういえば俺たち、高齢に入ってる…!」
という事実に気がついたそうです。
中村正人さん、62歳なんですよ。
「あれっ!?」
と、自身の感覚と現実とのズレを実感するなんてことも…。
その一方で、身近でいろいろなことを感じることもあったり、と…
ドリカム2人の中でも不思議な感覚で毎日が過ぎていくように
感じているといいます。
ドリカムの音楽は、死なせてはいけない これからのドリカムの音楽の伝え方
リアルでツアーやライブができず悔しさもあった2020年。
音楽への取り組み方やモチベーションの部分に関して、
中村正人さんはどう考えているのでしょうか?
ドリカムはライブをすることが本業なので、多くのアーティストが
行っている配信ライブに移行するということは、全く考えていません。
決してネガティブということではなく、リアルなライブができるまで
淡々と練習や訓練をして準備をしていく、というような感じ。
とはいえ、その間もドリカムの音楽を死なせるわけにはいきません。
そのために、先程述べたアバターの2人にデジタルの世界で
がんばってもらうという、パラレルワールド的な
ドリカムらしい音楽の伝え方をしなければならない。
そう、中村正人さんは話します。
新しいアプリにチャレンジしたり、音楽バラエティーにしても
今までやったことがないことをチャレンジしたり…と、
そのためのスキルというものを中村正人さんは積んできています。
アプリもガジェットも取り込んでいかなければならないと、
中村正人さん。
今のドリカムは、リアルライブができるまでただただ鍛錬して
準備をする毎日です。
ドリカムのリアルライブができる日が、
一日でも早く来ればいいなと願わずにはいられません。
これから、ドリカムはどのように進化していくのか。
みなさんも、今後のドリカムをチェックしていきましょう!
ドリカム中村正人が”おうちじかんで没頭できること”とは?
森永乳業カフェトーク。ここからは、ゲストの方にもっと
リラックスしていただこうというコーナーです。
中村正人さんへの質問はコチラ!
おうちじかんで没頭できるものは?
中村正人さんが、おうちじかんで没頭できることは…
草むしり。
いかにも、無になれそうな作業です…。
草むしりや枝切りはとても“無”になれて最高なのだとか。
雨が降ったあとに土がゆるんだときや、
今のような寒い時期で虫がいないときが良いそうです。
何か植物を植えるというよりも、草むしりをしたり
枝を切るといった作業がお好きのようです。
でも、後片付けは嫌い…だそうです。
中村正人さんが心休まる時間というのは草むしり…ではなく、
音楽の仕事をしているとき。
中村正人さんは、音楽を仕事にしたくて業界に入り
音楽を生業としてずっと生きてきたので、
仕事をしているときが1番心が休まるのだそう。
逆に、それがないと不安になるということなんですね。
「DOSCO prime」のコンバージョンで意識したこと
今回の「DOSCO prime」は、昔つくった楽曲の全てを解体して
聴き直していく作業が行われました。
”どこがこの曲の1番核となる部分なのか”を考えていく中で
新しい発見というものはあったのでしょうか?
その作業をしていく中で、中村正人さんは
イントロの1つのフレーズや印象的なアドリブなどが
大切だということに気付きます。
1度解体したときに、そういったものを外してアレンジを
打ち込みしていくのですが、イントロの1つ1つのフレーズや
印象的なアドリブがどこかで欠けてしまうと訴える力が弱くなり、
魅力がなくなってしまうこともあるので
その点には特に注意して作業を進めていきました。
たとえば「DOSCO prime Version」ではイントロをリフレイズしたり、
「決戦は金曜日」では1度しか鳴らないフレーズをルートさせるなど
歌や歌詞と同様に、ファンの胸に染み込んだフレーズをあえてリメイク。
それをアレンジの核として使うという手法を、
今回は多く起用しています。
これらの原曲は、もともと重要な要素だったからなのか、
ファンのみならず多くの人が胸に染み込むくらい知らないうちに
聴いているからそうなっていったのか…。
その答えは、後者です。
それだけ、ドリカムの曲は多くの方々に支持され
求められてきたということですね。
月日が流れて、いろいろな世代がドリカムの音楽をたくさん聴いている。
ドラマでもCMでも、外出先でも、街中でも…。
いつの間にか、ドリカムの音楽が流れていて
”体に入っている”というのはとてもすごいこと”ですよね。
まさに、それが「DOSCO prime」の目的。
今回は、ドリカムから楽曲を離すということをしています。
というのも、ドリカムの身体的・精神的状況もあるからです。
1番は新型コロナが大きく影響しました。
音楽活動が止まってしまい、ドリカムの音楽が表現できなくなる。
このことを、中村正人さんは非常に恐れていました。
でも今回、それがコロナでくしくも現実化してしまったわけですが…
そんな中で生まれたのが、”バーチャルドリカム”。
でも、これ…実はあまり多くの人に届いていないんですね。
今までのドリカムを好きでいてくれたファンの方からの評判は
あまりよくないのだとか…。
ですが、中村正人さんは
「それでいいんだと思う」
といいます。
ドリカム自体はこれからも活動は続けていきます。
リアルライブはまだできる状況ではありませんが、
今は準備段階、ということ。
そして”バーチャルドリカム”の方も、キャラクターとして
成長していくということもあるわけですから。
1度つくったアバターも、もしかしたら変わるかもしれません。
今の中村正人さんの思いや吉田美和さんが歌い直されて
エフェクトもかけたりと、ドリカムの思いがギュッと凝縮された
最新アルバム「DOSCO prime」。
12月1日に配信リリースとなっています。
そしてドリカム初のオンラインイベントツアーは、
12月26日に開催されます。あと2日ですね。
この日は、イベントの最終回!見逃せませんね。
詳しい情報は、こちらで確認してみてください!↓