みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
1ヶ月ごとに担当アーティストが替わりお届けしていく番組、
「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」。
4月は、YUKIさんが担当します!
3月24日に両A面シングル「Baby,it’s you/My lovely ghost」を
リリースしたばかりのYUKIさんは、4月28日に10枚目となる
オリジナルアルバム「Terminal」のリリースを控えています。
新作にまつわる話や、5月からスタートする予定の
ツアーに向けての思いも伺いました。
どうぞ、最後までお付き合いください!
Contents
自粛期間にYUKIを支えた”体に優しい”ラジオ
YUKIさんは以前にも「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」に
出演しています。
「forme」というアルバムをリリースしたとき以来なので、
2年ぶりになりますね。
そのときも、1ヶ月間番組を担当しました。
そんなYUKIさん、実はラジオっ子だということを
みなさんはご存知ですか?
もともとラジオが好きでよく聴いていたYUKIさんですが、
去年は特にラジオに助けられたといいます。
自粛期間中はドラマや映画を見たり、
読書をして過ごしていたYUKIさんですが…
目をたくさん使うからか、次第に疲れてきてしまいました。
音楽を聴くのもしっくりこなかったYUKIさんが
見つけたのは、ラジオでした。
去年はとにかくラジオをたくさん聴いていた
“ラジオっ子”の側面も持つYUKIさん。
YUKIさんは、久しぶりにミュージシャンと会う機会がありました。
そのとき話したのが、
「ラジオを聴いていると最終的に落語とか聴いちゃうよね」
ということ。
互いにラジオの話で盛り上がって、納得し合ったようです。
コロナ禍で、ラジオを聴く人が私も含め急増していると
いう話はよく聞きます。
知らないだけで、アーティストにもラジオっ子は
たくさんいるのかもしれませんね。
YUKIさんからは、
「体に優しいラジオ。私のこの声がみなさんの心を
豊かにしてくれることを祈って、
楽しいラジオにしていきたいと思います。」
との言葉が。
みなさん、最後までお付き合いくださいね!
「Baby,it’s you」は”出発の歌”
まずは、ここで1曲ご紹介したいと思います。
3月24日にリリースされたばかりのYUKIさんの新曲、
「Baby, it’s you」。
昨年の2・3月には楽曲制作に着手。
「Chara+YUKI」のミニアルバムをつくりました。
ここで少し、Chara+YUKI(ちゃらゆき)について
簡単にご説明しますね。
Chara+YUKIとは、JUDY AND MARYのヴォーカルだった
YUKIさんと、シンガーソングライターのCharaさんによって結成された
ヴォーカルユニットです。
Chara+YUKIについて詳しく知りたい方は、
コチラを参考にしてみてください!↓
Chara+YUKI | ソニーミュージックオフィシャルサイト (sonymusic.co.jp)
Chara+YUKIの魔法を解き明かそうとしても、2人は踊り続けるだけ – コラム : CINRA.NET
Chara+YUKIのアルバムのリリースに向けてCharaさんと
レコーディングをしていたYUKIさんですが…
その後すぐに、YUKIさん自身のソロ活動もスタート。
「今はこういう感じの曲がいいな」
「こういう感じの曲を歌いたい」
と、スタッフと話をしながら楽曲をつくって
最初に届いた曲が「Baby,it’s you」でした。
フリープロダクションに入って、こういう曲にしようと思って
つくっていたときは出発の歌にしようという思いが
強くあったという、YUKIさん。
それではなぜ、「Baby,it’s you」を出発の歌にしたかったのか?
“自分の新しい道が開けたらいいな”と、漠然と考えていたからです。
先程お話した「フォルム」というアルバムは、大好きで尊敬する
友人のミュージシャンやファンでよく聴いている
ミュージシャンの方々にお願いをして一曲ずつつくっていった、
渾身のアルバムでした。
YUKIさんとしても、超自信作。
満足感は充分すぎるほどありました。
ですが、
「次に私がやりたいのはどんな歌なんだろう?」
と、YUKIさんは考えるように。
去年、ちゃらゆきのレコーディングが終わるタイミングで
そのことを考えていたYUKIさんは、
「ここから、また自分の新しい道が開けるといいな」
と、漠然と思ったといいます。
楽曲制作チームにタイニーボイスも参加
「今の私のこの感じを、頭の中で鳴っている音の感じを
どんなふうに表現してもらう人たちがいいんだろう?」
ということを、制作チームのスタッフと話し合っているときに
ある方のお名前がでました。
その方とは…
タイニーボイスの今井了介さん。
いざ会って話をしようとなった途端、
コロナ禍で会えなくなってしまいました。
そのため、初めてリモートで会議をすることに。
初めてのリモートでお会いして、”こういう方向性にしたい”と
いうことを画面越しで伝えたYUKIさん。
曲はつくっていたので、データのやり取りを何度か行いました。
やり取りをしていくうちに、YUKIさんのイメージに
グッと近づいた曲が出来上がっていったそうです。
このときのことを、YUKIさんはこう話しています。
「最高のオートづくり、チームでしたね。
私も、100%以上の力を出して一緒に仕事をしてよかったなとか
自分の知らないところが出てきたなとか。
そういう仕事の仕方が好きなので。
はじめましてだったんですけど、どんどん引き出してもらったし、
私もすごくリクエストしました。
でも、打てば響くで『じゃあ、こういうのどう?』って、
色々と返してくれて、すごく気持ちの良いチームでした。」
「自由とは歌うこと」レコーディングで感じた”歌う喜び”
彼らのチームでつくられた曲は、「Baby,it’s you」だけではありません。
これからリリース予定のアルバムにも、
何曲か収録されています。
先程も少し述べましたが、YUKIさんにとって
「Baby,it’s you」は、出発地点。
「自分にとって1番大事なことって何だろう?」
「豊かな心になるために、私には何が必要かな?」
と、YUKIさんはずっと考えていました。
特に去年は、自由について深く考えるようになったそうです。
「私にとっての自由って一体何なんだろう?」と。
これは、現実的に外に出られないから自由について
考えるようになったというわけではありません。
フリープロダクションのレコーディングスタジオに
YUKIさんが入ったのは、去年の6月。
そのとき、YUKIさんは
“私にとって自由とは歌うことだ“と気づいたといいます。
歌の中で、自分の考えや思っていることをメロディーに
のせるのがすごく好きだということも改めて実感。
昨年はレコーディングばかりの日々を送っていたので、
改めてその思いに気づけたということなんですね。
YUKIさんのリリースされたシングルを聴いた方は
わかると思うのですが…
YUKIさんの歌声からは、歌う喜びがひしひしと伝わってきます。
”歌うのが楽しくてしょうがない”とYUKIさん。
しかも、驚くことにYUKIさんは8時間、9時間も全然
休まないで歌えるそうなんです!
なんと、パワフルなんでしょう!
そんなに長時間、歌を歌い続けられることが不思議です…!
すごい…。
みなさんも、ぜひ「Baby,it’s you」、聴いてみてくださいね。
なぜメッセージのない曲をあえてつくったのか?
今回のシングルと、これから発売されるアルバムでは、
新しいスタッフとともに楽曲制作が行われています。
「My lovely ghost」もそのうちの1つです。
この曲では、タイニーボイスのMaeda Tasukuさんが
アレンジとプログラマーを担当しています。
この曲、実は1番最後にできた曲なんです!
「Baby,it’s you」は最初に完成したのですが、
「My lovely ghost」は時間をかけてつくりこまれました。
なぜ時間がかかったかというと、
メッセージ性のない曲をつくりたかったからです。
去年音楽やラジオをたくさん聴いてきたYUKIさんは、
メッセージのないものをつくりたかったそうで…。
なぜ、メッセージ性のないものをつくりたかったのか。
その理由は、主張のない歌詞が書きたくなっていたから。
「こうだから、こうだよ。だから、こうしたら?」
というような、なんの曲だらわからないけど
“説教っぽくない”ものをつくりたいと思っていたのだとか。
曲を聴いていたときに、YUKIさんの頭の中にはふと
ある言葉が浮かんできました。
それが、
「物憂げなさそり座」。
「えっ、物憂げなさそり座って何!?」
って、思いますよね?
私も思いました…笑
それこそが、まさにYUKIさんの狙いなんです。
メロディーを聴いてフッと出てきた言葉を書き込んだからこそ、
「My lovely ghost」は誕生したんですね。
音楽は”思い”が溢れ出すセラピー
歌詞を書き終わったあとに、YUKIさんが気づいた
不思議なことがあります。
それは、つじつまも合わせずにバーッと書き出した言葉を
シングル発売前に間違いがないかどうか、読み返していたときのこと。
読み返す作業をしていると、自分の思いがしっかりと
曲に出ていることに気づきます。
このときのことを、YUKIさんはこう話しています。
「セラピーに近いというか。
自分のもっともっと奥の、あまり自分ではわからないところって
いうのが、私はどうやらメロディーを聴くと出るみたいですね。
なので、書こうと思って書いたのじゃなくても自分にそういう
思いがあったのかなと思って、ちょっと面白いなと思いました。」
みなさんも、ぜひ「My lovely ghost」聴いてみてください。
自粛期間、YUKIは何して過ごしてた?
去年、YUKIさんは
「私にとっての自由、それは一体なんだろう?」
と考え続けて、レコーディングに臨んでいました。
レコーディングをしていくうちに、
“歌うことが私にとっての自由なんだ”と気づくように。
楽曲制作以外では、家からあまり出ることはできなかった
こともあって料理をしていたそうです。
時間があるので、手のこんだ料理にも挑戦。
取り寄せもたくさんしたそうで、美味しいお米や美味しい水で
土鍋でお米を炊いたりもしたそうです。
時間を使って、ゆっくりと料理をしたということなんですね。
そして、クローゼットの整理も行いました。
家の中は随分、整理整頓をしたとのこと。
その他にも、本を読んだりレコードを聴いたり、
あつまれどうぶつの森で遊んだりして過ごしたそうです。
みなさんもご存知の、あつまれどうぶつの森という
ニンテンドーSwitchのゲーム。
YUKIさんは3月にこのゲームを買って、1年ほどが経ちました。
あつまれどうぶつの森は、毎日欠かすことなく遊んでいて
1周年のケーキももらっています。
あつまれどうぶつの森からインスパイアされて
つくった曲もあるんですって。
あつまれどうぶつの森の影響は、生活にも及んでいます。
YUKIさんは、あつまれどうぶつの森の影響で
ガーデニングを始めました。
土いじりもしていたようです。
YUKIが選んだルーツミュージック6選
そんな感じで去年1年間を過ごした、YUKIさん。
中でも、音楽はたくさん聴きました。
最新の曲だけでなく、YUKIさんのルーツとなる曲も
辿ることもしたといいます。
と、いうことで!
ここからは、YUKIさんの音楽コレクションから選んだ
アルバムをご紹介していきます!
”こんな歌い方してみたい”YUKIに影響を与えたリゾ「Cuz I love you」
今回は、YUKIさんのルーツとなった音楽をお届けしていきます。
料理しながら踊るのが好きなYUKIさんは、
リゾの「コズアイラブユー」というアルバムを去年よく聴いていました。
このアルバムとYUKIさんとの出会いは、必然的なものでした。
というのも、この曲はYUKIさんがラジオを聴いているときに
流れてきた曲だからです。
YUKIさんの情報源は、ラジオですからね。
ラジオでこの曲を聴いたYUKIさんは、
「なに、この曲!かっこいい!」
と、思ったそうです。
それと同時に、
「こんな歌い方する日本人いないよね?じゃあ、私やりたいな!」
という思いが湧き上がってきたという、YUKIさん。
“なかなか、ここまでの歌は歌えてないですけど…”と、
YUKIさん苦笑い。
「コズアイラブユー」という曲について、
YUKIさんは興奮気味にこう話しています。
「だって、泣いてる。なんでって?あなたのことが好きだからよ。
…どう?かっこよくないですか?こんなこと言いたい。」
どんな曲なのか、みなさんもぜひきいてみてくださいね。
”私、最高!”YUKIを躍らせた「ジュース」
アルバム「コズアイラブユー」の中からもう一曲、ご紹介していきます。
これからご紹介するのは、リゾの「ジュース」という曲です。
これは、一言でいうと”私、最高!“という曲なんです。
この「ジュース」は、ミュージックビデオもあるので
ぜひ見ていただきたいと話す、YUKIさん。
この曲について、YUKIさんはこう話しています。
「やっぱり自分の中で、”自分大好き!”ってなれないんです。
それはきっと、リゾもそうなの。
なんだけど、自分で自分のことを”私って、結構いいのよ”っていう
その気持ちって、私すごくわかるというか。」
誰もが100%自信は持っていないけど、それをあえて歌にする勇気。
それに通じるものが、YUKIさん自身にもあるといいます。
YUKIさんを”踊らせた”一曲、「ジュース」。
みなさんもぜひ、聴いてみてくださいね!
ラジオから発掘!ライの「BLACK RAIN」
続いてご紹介するのが、
ライの「ホーム」というアルバムからの一曲です。
これは、去年つくられたもの。
ライはインタビューで”家で音楽を聴くことを
テーマとして書いた”と話しています。
なぜ、YUKIさんがこのアルバムを聴くようになったかというと…
みなさん、その理由はもうおわかりですよね?
そう、ラジオです。
“ラジオって、何でも教えてくれるからすごいですよ“と、
YUKIさん、太鼓判を押しに押しまくってます。
ラジオって、パーソナリティーやゲストの声はもちろんですけど、
ラジオから流れてくる音楽がきっかけで
「あれ?この曲なんて曲だろう?」
と思うことって、よくあるんですよね。
すごく、興味を惹かれるというか。
それがラジオの魅力でもあるし、いろいろな音楽や知識、
いろいろな人の考え方に触れることができる。
だから、心が豊かになるのではないかと思います。
話をもとに戻しますが…
YUKIさんは、ラジオから流れてきた音楽に興味を
持ったらすぐに調べます。
ラジオで流れていたライの曲を気に入ったYUKIさん。
後日調べると、ライのCDのジャケットは
“自分の恋人を撮りがち”ということが判明!
「ホーム」のジャケット写真も、どうやら恋人を映したもののようです。
そんなラジオとの出会いから発掘されたライの曲、
「BLACK RAIN」。
ぜひ聴いてみてくださいね。
デビュー前を思いだす、「レット・ラヴ・ルール」
続いてご紹介する曲は、YUKIさんが上京した春によく聴いていた
大好きなレニー・クラヴィッツのアルバム
「レット・ラヴ・ルール」からのセレクト。
これは、1989年の作品です。
上京してすぐ、YUKIさんは八百屋の上のアパートに暮らしていました。
目の前には、神社がありました。
当時住んでいたのは、デビューが決まるか決まらないかのとき。
歌の練習をしていたら怒られたり、自然豊かな場所なので
窓を開けると虫がすごく入ってきたり…。
そんな大変だったことも、思い出すといいます。
でも、そのときはYUKIさんにとって1番音楽が必要な時期でした。
つらいことも色々と経験し、アルバイトをしながら
なんとか生活していている状況。
100円のクロワッサンが買えるか買えないか。
それくらい、お金がなかったそうです。
そのため、当時はあまり食べていなかったそう。
なぜあまり食事を取っていなかったかというと…
アルバイトのお金が入ると、CDを買ったりライブに行ったり
クラブにも通っていたからです。
電車代も払えるかどうかというほど。
クラブに通っていると、当然終電を逃します。
かといって、タクシー代を払うお金もない。
結果、朝までずっとクラブの床に座って寝ていたことも…。
そのときのことを思い出す一曲です。
この「レット・ラヴ・ルール」というアルバムは、
ファルセットとミドルボイスとプルボイス(地声)の
バランスが絶妙にできているんです!
それほど、歌が上手い。
でも、YUKIさんがレニー・クラヴィッツの影響を受けている
理由はこれだけではありません。
レニー・クラヴィッツの曲は音数があまり多くない代わりに、
メロディーがしっかり”縫われて”います。
そして、レニー・クラヴィッツのリズム感には
独特のものがあります。
というのも、レニー・クラヴィッツはドラムもギターも
ベースもピアノも弾けて、歌えるからです。
“私は、こういう人になりたい”と、YUKIさんはこの曲を
聴いて思ったといいます。
切ないけど、よく聴く一曲。
「レット・ラヴ・ルール」、
みなさんもぜひ、聴いてみてくださいね!
クラブで何度もリクエストした「ミスター・キャブ・ドライバー」
そして、この作品からもう1曲セレクトしています。
当時、YUKIさんがクラブに通っていたときにDJの友達に
レニー・クラヴィッツの曲をよくリクエストしていて、
いつもかけてもらったという曲があります。
それが、「ミスター・キャブ・ドライバー」です。
みなさんもぜひ、聴いてみてください!
そしてリスナーの方からのリクエスト曲、
「ドラマチック」もオンエアされました!
こちらもぜひ、チェックしてみてください!⇊
1ヶ月ごとに担当アーティストが替わりお届けしていく番組、
「Monthly Artist FileーTHE VOICEー」。
4月は、YUKIさんが担当しています。
ここまで初回の放送の模様をお伝えしてきましたが、
みなさんいかがでしたか?
“久しぶりのラジオで楽しかった”と振り返るYUKIさん。
去年、身近な人たちに話していたことがこうして電波を通して
楽曲への思いを伝えられたことにとても幸せを感じているといいます。
YUKIさんのダブルAサイドシングル
「Baby,it’s you/My lovely ghost」は、絶賛発売中です!
さらに、今月28日には10枚目となるニューアルバム
「Terminal」がリリースされます。
さらに、来月からは全国ツアーがスタートします。
詳しくはYUKIさんのオフィシャルサイトをチェックしてみてください!