みなさん、こんばんは。
愛原 夢音です♪
今回ご紹介するのは、料理家・麻生要一郎さんの初の著書
「僕の献立 本日もお疲れ様でした」について。
麻生要一郎さんが料理家になるまでの
経歴についてのエピソードにも迫っていきます。
どうぞ、最後までお付き合いください!
Contents
料理家・麻生要一郎のレシピが1冊の本に
坂本美雨さんの”心の友”でもあり”心の母”でもある、
料理家の麻生要一郎さん。
料理家の麻生要一郎さんは、お弁当がとても有名で
その人気は、なかなか注文するのが難しいほどです。
麻生要一郎さんのお弁当を食べられた方々が、感動して
SNSに写真を上げている様子もよくみるようになりました。
ひとつひとつが選びぬかれた味で豊かな心になる、そんな
“丁寧な”お弁当づくりをされている、麻生要一郎さん。
近年は「麻生要一郎さんってどんな方なんだろう?」と、
注目が集まっています。
坂本美雨さんが麻生要一郎さんの料理を
1番最初に食べたのは、お弁当でした。
あまりの美味しさに、とても驚いたといいます。
坂本美雨さんは、麻生要一郎さんと出会って3年ほどになります。
麻生要一郎さんのお家に伺って、まるで実家のように
ごはんを食べさせてもらったり、「今、何してる?」と
急に呼び出してお茶をしたり…。
坂本美雨さんの心の支えともなっている
麻生要一郎さんの著書が今、話題となっています。
「普段の暮らしを1冊に」麻生要一郎が書籍化に伴い重視したこと
「僕の献立 本日もお疲れ様でした」という本が
光文社から発売されています。
「やっとレシピ本が出た」と、坂本美雨さん。
実は麻生要一郎さん、いろいろな方から
「レシピ本を出版してはどうか」
と何度も声をかけられたそうなのですが…
腰が重く、なかなか本を出版しようという
気持ちにならなかったそうなんです。
なぜなら、普段作っているごはんなので
レシピ化することを考えていなかったから。
それに加えて、毎日つくっている普段の食事だからこそ
なかなか形にすることがなかったといいます。
ですが、今のタイミングでチャレンジしてみようと
思った麻生要一郎さん。
坂本美雨さんに対談をお願いして
やっと形になったのが、このレシピ本なんです。
本の後ろのページには、坂本美雨さんがお弁当を
食べながら対談した内容も掲載されています。
この本に載っているレシピは、麻生要一郎さんがいつも家で
パートナーの方と食べている食卓がそのまま載っているというもの。
特別な日の食事というわけではないんですね。
麻生要一郎さんが本を出版するにあたり大事にしたのは、
普段の暮らしがそのまま1冊になったような本をつくるということ。
このことを、出版社や編集の方にも”普段通りのものを本にしたい“と
いう旨を伝え、日常の食卓を綴るような形で1冊の本に
まとめることができました。
この本は、去年の11月に発売されました。
コロナ禍を経て、家の中でごはんを食べることや
誰かのためにつくるということが見直されていた時期でもあったので、
まさに良いタイミングでの発売となりました。
この本の帯には、こんな言葉が記されています。
「誰かの好きなものを料理しているときが幸せだ」。
この言葉は、まさに麻生要一郎さん自身を現しています。
料理をつくっているときに誰かの顔が浮かぶと
美味しくできるというわけなんです。
献立は食べたいものと今ある食材の組み合わせ
麻生要一郎さんは、毎日どのように献立を決めているのでしょうか?
基本的には、その日頭に浮かんだものをつくるようにしています。
たくさん買いだめをしたり常備菜がたくさんあるというよりは、
その日に食べたいものと、その日他の人からもらった食材を
組み合わせながら献立をつくっていきます。
そのつくる時間でさえもすごく楽しい。
そう、麻生要一郎さんはいいます。
限りなく、主夫に近い状態ですね。
麻生要一郎さんのInstagramには、
ほぼ毎日夕餉の様子がアップされています。
麻生要一郎さんのInstagramをチェックしている方は
ご存知かと思うのですが…
麻生要一郎さんがアップする写真は、統一感がないんです。
“それがなくても余計そそる”と、坂本美雨さん。
統一感がないため、麻生要一郎さんは友人に
「お刺身も並んでるし、グラタンも並んでる」
と、よく言われるそうです。
ですが、今日食べたいものや今日食べないといけないものを
組み合わせていると、どうしてもいろいろなものが混ざってしまいます。
結果、統一感がない料理が食卓に並ぶことも。
けれども、それこそがおうちごはんの魅力であり楽しさである。
麻生要一郎さんは、そんなことをいつも思いながら
食卓に料理を並べています。
「僕の献立 本日もお疲れ様でした」の中には、
焼き魚の日、唐揚げの日、煮魚の日、シチューの日などなど…。
いろいろな項目に分かれていて、メインに合う副菜や
つけあわせとか汁物のレシピも掲載されています。
麻生要一郎の唐揚げが好きすぎて曲までつくった坂本美雨
中でも、坂本美雨さんのイチオシは唐揚げ!
どのくらい大好きなのかというと…
麻生要一郎さんの唐揚げに捧ぐ1曲といっても
いい曲をつくってしまうほど。
その曲のタイトルは、「タベタイ」。
これは、「赤ちゃん向けのテレビ番組に1曲書いてください」との
依頼を受けてつくられた曲。
赤ちゃんって、最初は母乳や離乳食から始まり、
世界中のものを食べれるようになりますよね。
これって、すごくワクワクってしませんか?
この曲の歌詞には、”自分の子供にはこれを食べてほしい”というもの、
そして坂本美雨さんが食べたいものも並べられています。
そして!この曲の中での一番のキモは、麻生要一郎さんの唐揚げです。
ここ、重要ですよ!
さて、坂本美雨さんの「タベタイ」にはどんな料理が出てくるのか。
そして、麻生要一郎さんの唐揚げはいつ出てくるのか。
みなさんも耳を澄まして聞いていただければと思います。
坂本美雨さんの「タベタイ」という曲は、まだ発売されていません。
配信もされていないんです。
「えっ、それじゃあどこで聞けるの?」
って思った方!
YouTubeで見れます。
というのも、「タベタイ」はYouTubeにしかない音源だからです。
「タベタイ」を聴いた方からは、
- 要一郎さんって誰?
- 要一郎さんの唐揚げってどこで食べれるの?
という反応がたくさんありました。
他の国の料理などが出てきた後に、突然要一郎さんの唐揚げと
出てくるので驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
誰なんだよ!って思いますよね…笑
それが麻生要一郎さんのレシピ本にのっているということを、
坂本美雨さんはたくさんの方に発信しています。
簡単にできる!弁当でも定番 ”梅酢風味”の唐揚げ
麻生要一郎さんの唐揚げには、
いろいろな味付けがされています。
中でも梅酢風味は、特別。
みなさんは、唐揚げは何味が好きですか?
塩味や醤油味という方もいらっしゃるかと思います。
でも、坂本美雨さんと麻生要一郎さんのオススメは梅酢風味なんです。
もともと麻生要一郎さんはいわゆる普通の味付けである
醤油味だったのですが、友人の料理家、飯島奈美さんに
唐揚げの梅酢風味が1番簡単で美味しいと勧められました。
それからは、梅酢の唐揚げをつくるようになったという麻生要一郎さん。
今ではその梅酢の唐揚げが、お弁当の定番となっています。
つけておくだけでいいので、味付けが簡単。
味付けはお酒だけなのに、酸っぱさがなく
風味が数段階深まる仕上がりに。
味わいがさっぱりしていてスッキリした後味なので、
あまり重たくならないので胃にも優しい。
それなのにパンチもあって、お弁当にもぴったりです。
みなさん、ぜひ梅酢とこの本をチェックしてみてください。
人生に一貫するテーマは「人のためにつくる」こと
麻生要一郎さんのレシピ本「僕の献立 本日もお疲れ様でした」の中には、重要な要素として麻生要一郎さんの人生も綴られています。
要一郎さんは現在44歳なのですが、人の何倍も濃く
生きてきたんじゃないかなと思うほど、
いろいろな経験をなさっています。
「いろんなシーズンがあったような気がするんだけど、
一人の人生と思えないようないろんなことを経験して。」
と、麻生要一郎さん。
若い頃にお父様を亡くされた麻生要一郎さんは、
お父様が経営していた建設会社を継ぐことに。
10年近くはそこで働いていました。
食の世界とは180度違う建設業という中で生きてきた麻生要一郎さん。
当時、麻生要一郎さんは20代。
ビルを建てることばかり考えていたといいます。
一線を退いたあとは、母親の介護に追われます。
母親は2回、がんを患い闘病生活に。
特に2回目のがんのときには、病院の先生から
余命3ヶ月という宣告を受けました。
麻生要一郎さんは、その間のやっていたすべての仕事をやめて、
とにかく母親の命と向き合おうと決心します。
実家に戻りつきっきりで母親と最後の看取りを
していた時期もありました。
そんな麻生要一郎さん、
実は新島で宿をやられていた経験もお持ちです。
麻生要一郎さんは、たまたま新島という島の魅力を
感じている方に出会います。
その方に、
「そこで自分は何かやりたいんだけど、なんか一緒にやらない?」
と言われたそうです。
そして、実際にその島にその方と麻生要一郎さんは行くことになります。
そのときの様子を、麻生要一郎さんはこう語っています。
「普段はその人は東京だとクールな人なんだけど、
島に行ったら子供みたいな無邪気になってる姿を見てね。
ああ、なんかこういうふうに人を変える力がこの島には
あるんだとしたら、そこで何かをしてみるって面白いかなと思って
そこで宿をやってみようと思って。2年くらい宿をやったのかな。
島に行ったのは、猫の…チョビって呼んでるんですけど、
チョビと出会うために行ったんじゃないかなと思ってるんだけどね。」
新島で営んでいた宿では、麻生要一郎さんが
腕をふるった料理が出されました。
朝と晩だけではなく、場合によっては昼の分をつくることも。
というのも、「帰りの船の中で食べるから、お弁当つくってほしい」
というお客さんからのリクエストがあったから。
なぜ昼の分もリクエストされるのかというと、近くに
コンビニエンスストアがあるわけではないので、
買うことがてきないからなんです。
島ですからね。
そのため、必然的にお弁当もつくることに。
いろいろなニーズにこたえていかなければならないため、
台所から離れられない…という状況に。
スタッフのまかないもありますしね。
こうしてみると、”人のためにつくる“というのが、
麻生要一郎さんの人生には常にある気がします。
誰かのために何かをするということが、
人よりも色濃く自分の中にある。
そう、麻生要一郎さんはしみじみと感じているようです。
好きなものは先に食べるか、後に食べるか
森永乳業カフェトーク。ここからは、ゲストの方にもっと
リラックスしていただこうというコーナーです。
麻生要一郎さんへの質問はこちら!
好きなものは先に食べる?最後に食べる?
麻生要一郎さんは、好きなものは先に食べます。
昔は後に食べていたようなのですが、
最近は先に食べることが多いとか。
では、どうして変わったのか?
それは、好きなものから食べないと
お腹がいっぱいになってしまうから。
料理家というのは、つくるだけではなく食べることも大事な仕事です。
食べる機会は、普通の方よりも断然多くなりますからね。
そうすると、たくさんいろいろなものを食べなければいけません。
なので、最近はとにかく好きなものから先に食べることにしています。
“その方が美味しく食べられる”と、麻生要一郎さん。
1番好きなものを、美味しいうちに。
みなさんは、好きなものを先に食べますか?
それとも、後に食べますか?
その瞬間その瞬間に美味しいものを食べる
坂本美雨さんは麻生要一郎さんの家にごはんを食べにいったときに、
とにかく品数が多いことに驚いたそうです。
麻生要一郎さん自身は、あまり食べているイメージがないとか。
料理をつくりながらお話していることが多いようです。
坂本美雨さんは、
「麻生要一郎さんはなにが1番好きなんだろう?」
と、ふと不思議に思ったといいます。
麻生要一郎さんは仕事柄、「一番何が好き?」と聞かれることも
多いのですが、全然自分ではわからないそうなんです。
一方で、その瞬間その瞬間で食べたいものは
いろいろと思い浮かぶことはあります。
しかし、「これがないと嫌だな」とか、
「これには目がない」というものはそんなにないそうなんです。
その瞬間その瞬間、美味しいと思うものを食べる。
それが、麻生要一郎さんの食卓の楽しみ方です。
よく、「人生の最後の日って何を食べたいですか?」という
質問ありますよね?
その質問をふられた麻生要一郎さんは、こう話しています。
「ご飯と漬物と味噌汁でいいかな。ご馳走というよりは、
ぬか漬けをポリポリしながら締めたい感じだよね。」
ちなみに、坂本美雨さんは麻生要一郎さんの唐揚げ…だそうです。
そして、坂本美雨さんからのもう1つ質問が。
キッチンに常備しているものはなんですか?
麻生要一郎さんが既にストックしているのは、
乾物や青菜のようなもの。
今の季節だと、菜の花ですね。
小松菜やほうれん草でもOKですよ!
- ちょっと色どりが足りないな
- もう一品なにかほしいな
そんなときにサッと茹でておひたしにする。
また、乾物があれば煮物にしたり甘酢であえたりもできます。
それらをすることによって一品、品数が増えるので
「今日買い物行けなかったな」というときに
パッとできる食材があるととても便利です。
そういう食材をいつも欠かさないようにしているということなんです。
乾物や青菜などですぐできるレシピも、この本には載っています。
みなさんもぜひチェックしてみてください!
「麻生要一郎さんのごはんがとにかく、美味しい!」と、
坂本美雨さんも大絶賛。
幸せを感じられる、味わい深い本。
麻生要一郎さんの初の著書「僕の献立 本日もお疲れ様でした」は、
光文社から発売されています。
みなさん、ぜひ手にとってみてください。
そして、要一郎さんのインスタには毎晩美味しい食卓が並んでいます。
そちらもぜひ、のぞいて見てください。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました!
次回もお楽しみに…♪